つきさむの昼ごはんと、Capuのネパリティー

所用で静岡市まで行く。
昼ごはんは「つきさむ」で食べた。土日は、だいたい12時の開店直後に行かないと席が無いかランチが品切れになるので、今日はその時刻に到着できて、幸運だった。ひとりで切り盛りしている店で、料理だってきちんと手が込んでいるから、店主はとても忙しそう。見ていて辛くなる、というほどではないにしろ、なんとなく「僕のぶんは、ゆっくりでいいですよ」と言いたくなってしまう。

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そんな「つきさむ」の、2月のひるごはん(ランチセット)は、以下の通り。
特にほうれん草とイチジクの白和えが美味しかった。そうか干しいちじくか、とその発想に驚く。

  • 茄子とチーズの肉巻き
  • ほうれん草とイチジクの白和え
  • ブロッコリーの辛子合え
  • ゴボウの素揚げ(花椒風味)
  • ご飯と味噌汁

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食後に、小さな甘いものが食べられるのも嬉しい。今日はりんごのミルクゼリーだった。優しい風味。コーヒーはいつもの「アルプスブレンド」で、食後にはぴったりのさっぱりした味が良い感じ。

 

 

夕方、遅めのおやつを、静岡市の「Capu」にて楽しむ。
この店、今月の22日に閉店してしまう。イベント出店などに軸足を移す、とブログには書かれていたから、きっと何処かで再会できるのだろう。でも正直なところ、とても寂しい。

オーガニックとエスニック風と手作り感を基調とする、カフェ好きな若者が手がけたカフェとしては、静岡県中部の草分けであり、そして老舗であり、さらに他にはないオリジナリティがあった。
この店の雰囲気と主張には全面的に賛同することはできないが(苦手な部分も少なくない)でも素朴系異国情緒カフェの第一選択としては「Capu」が僕の休日の基本だったし、前述の通り、他にない魅力があったことも確かなのだ。

なんとなく、静岡県中部地方における、カフェ・ムーヴメントの終焉、あるいは1つのピリオドを体感しているような、そんな気がする。
これはなかなか寂しいものであって、特にひとりで、お気に入りの窓際の席で過ごす時間には、脳内で「ゆく年くる年」の拡大版というか、走馬灯じみた回想が止まらなくて、ちょっと困った。泣きはしないが、でもナイーブになっていたのは確かだ。
やっぱり(繰り返しになるが)寂しいし、何らかの形で、店と店主には感謝の意を伝えたい、そう思う。常連ではないけれど、そしてこの感情の大半は単なる感傷によるものだろうが(“若かった頃の自分史”がずらずらと思い出される)、それでも稀有な、そして素敵な時間が過ごせたことは、嘘ではないのだから。

 

しかしまあ、こうして写真をぱちぱちと撮ってみると、もう全てが懐かしく、そして10年前も、似たような写真をインターネットにアップロードしていた気がして、諸行無常っぽさが凄い。他のお客さんも、同じように写真を撮っていた。撮ってどうなる、という話ではあるけれど、でも撮ってしまうのは仕方がないと思う。

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今日は「これが最後か」と思いながら、個人的定番である「ネパリティー」を飲み、「胡桃入りの焼きリンゴ」を食べた。
パリティー、はつまり、インドチャイみたいなスパイス入りのミルクティ。焼きリンゴはシナモンが効いていて、アイスクリームと渾然一体となった品。どちらも好物。

なんとなく、閉店日までに、あと1回くらいは行きそうな気がする。
次はランチを食べるつもり。ベジタリアンカレーもいいし、クスクスも捨てがたい。悩むところである。

 

ちなみに「Capu」の店主さんは、静岡県藤枝市の山奥で、カレー専門のお店も(現在は週末限定で)開いている。山奥にある、静かな良いところ。この店は今後も続くそうです。