レジフォロー・ガール

平穏無事な日だった。
ドラッグストアで買い物をしている時に、レジ待ちの行列ができた。あと1人で僕の精算がはじまる、という状況で、隣のレジに人員が追加された。そして「お次でお待ちの方、レジフォローをお願いします」と声をかけられた。

なんで僕がフォローをしなくてはならないのか、いまいちよくわからないし、正直ちょっと面食らった。
ほぼ確実に、追加のレジ係の人が慌てていたのだと思う。でも前にも同じようなことがあった。
あるいは誤用がそのまま定着しつつある状態に遭遇したのかもしれない。「長くお待たせして申し訳ありません。現時点で最も長く待ってしまったそこの眼鏡男、そうあなた。こちらで素早く精算ができますから、はやく来てくださいね」の省略形としての「レジフォロー」という言葉が生まれつつある、そんな時代に生きているのかもしれない。

 

もうひとつ、この店では(そしてこの店員さんのレジ業務では)不可解なことがあった。
今日はいくつかの生活雑貨とともにチョコレートを購入したのだが、それだけを茶色い紙袋に包んでくれたのだ。「ラミー」はそういう、人目から遠ざける必要のある品では無いと思うのだが。なぜか「カルヴァドス」のほうは持参した「買い物袋」に入れた。

こうなると「バッカス」も試してみたくなるのが人情だが、僕は「バッカス」は、それほど好きではない。

 

それにしても不器用そうな、こういう言い方は良くないのかもしれないけれど、幸薄そうなパートさんだった。見た目よりも実は若い、ような気もする。
「仕事ではいつも慌ててミスをするワタシ、でも実は…」みたいなストーリーが浮かんでくる、そういう趣があって、だからレジでのミスは特に気にならない(萌える、とまではいかない)。「ゲームの世界では伝説の古参プレイヤー」あるいは「静岡クラブカルチャーの牽引役にして女王」だったら楽しい。そんな想像ができる種類の地味さは、ひとつの魅力だと思うのだ。

 

 

ロッテ カルヴァドス 12粒 10コ入り

ロッテ カルヴァドス 12粒 10コ入り

 

 

 

ロッテ バッカス 12粒×10個

ロッテ バッカス 12粒×10個

 

 

 

ロッテ ラミー 2本×10個

ロッテ ラミー 2本×10個