佳い贈り物

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遠方の知人から、贈り物が届いた。
とてもかわいらしい絵柄の缶。ヤギと牧場がのびのびと描かれている。店の名前などが一切無いところも素晴らしい。
ぷうんとコーヒー豆の香りがする。しかしたぶん、コーヒー豆以外の何かが入っている、そんな重みが手に伝わってくる。焼き菓子系の予感。

とにかくこれは素敵なものだ。開けていないけれど、佳いものに違いない。
そういう事は、わかる。

そして今日は開けない。クリスマスイブに届いた品は、クリスマスの朝に開けるべきだと思う。とりあえず冷暗所に置いて、今日はもう寝る。

 

クリスマスといえばご馳走とパーティだけれど、もちろん今日は仕事で、ほとんどそれらしき事はしていない(白菜と豚肉の鍋を食べた)。
クリスマスに忙しくなる友人知人が多く、わざわざ夜に集まるほど暇ではないし、もとよりパーティなんて柄じゃない。
でもクリスマスは好きだ。シュトーレンとプレゼントの要素が好き。イチゴのショートケーキは、あれば嬉しいが、なんとなく手放しで喜べない屈託を感じる。
サンタクロースは、どうでもいい。キリストの生誕も、特に思うところは無い(幼稚園の年長組の時に“東方の三賢人”の役をやらされた)。
浮かれた街の様子は苦手。中途半端な規模のイルミネーションは、特に苦手。
クリスマスに浮かれていいのは、玩具店とケーキ屋とクリスチャンだけ、そう考えている。

クリスマスを恋愛に絡めると、いきなり90年代っぽい古臭さを感じるが、知り合いの高校生は「ゼロ年代のお洒落っぽくて、古臭い」と言っていたから、この辺りはまさに個人差だろう。あるいは何かを映し出す鏡なのかもしれない。

 

羊男のクリスマス (講談社文庫)

 

羊男のクリスマス (講談社文庫)

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