エスクァイアの高級感

先日の定期点検において不備があって、ささいな事だけれど念の為ということで、再点検をさせて欲しい、そうトヨタから電話があった。先ほど、行ってきた。
特に問題は発見されず、あっという間に作業と手続きは終わった。
隠そうと思えば簡単に隠蔽できたミスに対して、こうしてきちんと対応するのは、大切なことだと思う。ティッシュを1箱貰ったし、待ち時間にはコーヒーもご馳走になった。

 

そのコーヒーを飲んでいる時に、営業の人がやってきた。
「こんにちは、トヨタにようこそ。実はお客様にぴったりな車がありまして、今回は見積もりをとらせていただきました。高価で豪華なオススメパターン、凡庸な普通パターン、そして、安いけれど装備が貧相で非現実的なパターン、の3種です。ぶっちゃけお客様のポンコツプリウスはそろそろ買い替えどきで、この素敵な“エスクァイア”を買えば、トヨタの収益に貢献できます。値段の割に見栄えがしますから、田舎暮らしには最適ですよ。みんな買っているから、あなたも急いで買ってください。クリスマスも近いですから、ここは散財する好機です。ではじっくりご検討願います」という感じのセールストークとともに、3枚の見積書と、カタログを手渡してきた。

エスクァイアという車、存在すら知らなかった。
いわゆるミニバンという車種なのだろうか。
人が沢山乗れて、押し出しが強くて、ぎらぎらしている。高級感を出そうと頑張っているけれど、要はメッキと木目調と合成皮革で飾り立てたファミリーカーに見える。
エスクァイアのオーナーには悪いと思うが、奇妙な名前だと思う。いわゆる「よく企画会議を通ったなあ」というタイプのネーミング。少なくとも、庶民の足であるミニバンに(それがプレミアム方面を目指しているのだとしても)名付けてしまったら、失笑が待っている。

昔、「エッセ」という軽自動車があった。確かダイハツ工業の車。あれは主婦向けの雑誌「Esse」と関係は無いらしい。でもキャラクターに合っているというか、タイアップしたと言われても納得してしまう、良いネーミングだと思う。

 

Esquire 2014年 12月号 [雑誌]

Esquire 2014年 12月号 [雑誌]

 

 

 

しかしこの車のどこが、僕にぴったりなのだろう。家族構成は伝えてあるし、長く付き合いのある営業さんだから、一応の好みはわかっていると思うのだが。

というわけで、エスクァイアに関しては、ほとんど見積書も見ないままに、お断りした。大きくて見栄えがして、それほど高価ではない車が必要になったら、選択肢に入れるとは思う。でも今のところ、いらない。

ちょっと断るのが早すぎたかな、と今になって不安になっている。気を悪くしたのではないか。でもまあ、頼んで見積書を作ってもらった訳ではないのだから、構わないだろう。

 

それにしても、トヨタの庶民向け自家用車は、メッキと木目調と合成皮革を使い過ぎだと思う。高級は無理だからといって高級感を演出しているのだろうと推測するが、それにしても多用し過ぎではないか。木目調なんて、要はフィルムだ。

この辺り、ホンダは一味違う。90年台のSFアニメみたいな銀色のプラスチックパーツを多用していて、可動部が多くて、なんとなく男児向け玩具っぽい感じが、あれはあれで楽しい。
日産の車は、印象が薄い。あまり乗る機会が無い。
マツダ車は、レンタカーで何度か運転した。少なくともデミオに関しては、実用的で質実剛健で、プラスチックパーツはプラスチックの質感そのもので、好感が持てた。
プラスチック感といえば、オペルヴィータは、実に良かった。無理に革や金属素材に似せようとしない、そして拭き掃除がしやすい、小型車の内装はかくあるべし、という感じ。どこかデミオと似ている。

 

トヨタ、書店、薬局、スーパーマーケット、そして鯛焼き屋に行っただけで、日曜日が終わってしまった。鯛焼き屋は臨時休業で、そのせいでオヤツを食べそびれた。
今現在、オヤツ欠乏症により、心身ともに疲れ果てている。
様々な懸案事項を明後日の祝日(と、その数日後からの年末休暇)に持ち越していたら、ほとんど何も得るものの無い週末となってしまった。もちろん年賀状も、まだ完成していない(下描きが進行中)。