初めてのリハビリ

肩こりをこじらせて、かなり痛くなってきた。飲み薬と湿布だけでは、どうにもならない。少しは効いているのかもしれないが、マイナスからゼロへとほんの少し指針が動いただけで、投薬即快癒、とはならない。

診察とは別に、「リハビリ」を受けるようにと医師からは言われている。なんだかよくわからないが、病院に「リハビリ室」があるのだ。会社の帰りに寄ってみた。

リハビリといっても、訓練の趣は無い。患部を温めたり、低周波電流を流したり、それから「牽引」といって、ほんの少し首を吊り上げる処置を受けた。
どの処置も退屈だが、とても気持ちが良い。なにしろ初回だから、どの機器も設定値は抑えめで、僕としてはもう少しハードな刺激が欲しかったところだが、でも終わってみると、肩から背中にかけて、温かい血が通っているように感じる。下手な温泉よりも、よほど効く。

たぶん、このリハビリで肩こりが消えてなくなる事は無いと思う。しかし現状の、疲れと痛みが雪だるま式に蓄積して炎症が収まらないサイクルを停止させる、ひとつの助けになると思う。

可能ならば、明日も行く。
2回目からは、処置の程度を、例えば“今日は強めに”などと指定できるそうだ。なんだか辛さの限界に挑戦するカレー屋みたいな制度。
僕はもちろん、“強め”にしたい。温度は高め、電流は強く、首は外れそうなくらいに引っ張ってもらう。そうやって、可哀想な僧帽筋に溜まった疲労物質を血流とともに流し去るのだ。看護師さんも「強くても弱くても料金は同じ」と言っていた。ならば挑まねばなるまい。肩こり(と、それを原因とする炎症)には、断固とした態度で挑む所存である。