寝坊。映画『フューリー』。月餅(蓮の実餡)。『3月のライオン:10巻』。

今日は、食生活に恵まれなかった。
まず、朝は寝過ごした。午前中から映画館に行くつもりで、金曜日の夜にしては早く寝たのだが、目覚めた時には11時を過ぎていた。携帯電話のアラームは、きちんと作動したはずだが、ということはアラームを停止させ、再びベッドに戻ったという事なのだが、全く覚えていない。

そんな訳で、朝食は食べずに、身繕いだけして街に行く。移動中にお茶と、カロリーメイト(2本)を摂取した。

 



映画『フューリー』は、とても良かった。
ブラッド・ピットと超大作映画の組み合わせだから、もしかして自分の好みには合わないかもしれない、と少しだけ警戒していたが、それは杞憂だったようだ。ポスターにあるように「ブラッド・ピット最高傑作」かどうかはわからないが(誰が最高傑作と決めるのだろう)、でも良い意味での「超大作映画」だった。

ものすごく豪華な戦争映画。本物の戦車は走り回るし、細かいところまで丁寧に作られている。凄惨なところはきちんと惨たらしく、しかし全体としては単純明快で、肩肘張らずに楽しめる。

乱暴な言い方になるが、たぶん戦争映画に関しては、昔よりも今のほうが良作(の割合)は増えていると思う。
かつての名作でも、今の目で見ると妙に安っぽさを感じてしまう事がある。特に兵器の類は、コンピューターグラフィックスの発達で、ずいぶん“真に迫った”ものが使えるようになった。本物の戦争はもちろん知らないけれど、たぶんプライベート・ライアンの頃から、“リアル感”の追求と表現が、一定の水準にまで達したように思える。

この『フューリー』、戦争映画の個人的見どころのひとつ、食事の風景が多くて嬉しかった。ものすごく不味そうな、あるいは味気ない食糧を行儀悪く食べるシーンは定番だが、占領下の民家における、ぎすぎすした雰囲気での食事風景もあって、それだけで観た価値があったと思う。

可能ならば、もう1回くらいは映画館で観たい。それが無理でも、たぶんDVDレンタルが開始されたら、新作のうちに借りるだろう。それくらいに気に入った。

 

朝は抜いて、昼食もカロリーメイトだけ、そして映画の後に寄ったカフェは臨時休業だった。映画の後にコーヒーとケーキが無いなんて、実に悲しい。

 

所用を片付け、帰宅したら、甥と姪が遊びに来ていた。
甥、姪ともに可愛いが、彼らに合わせた夕食が、ずいぶんと子供向けな感じ。というか、彼らの希望で、ソーセージ入りのカレー(甘め)だった。別に悪くないが、本日唯一のまともな食事としては、ちょっと物足りない。

仕方がないから、今から自室で月餅を(こっそり)食べる。友人からの横浜中華街土産で、「持つべきものは友」みたいな漢詩がパッケージには書いてある。実にその通りだと思う。21世紀に生きる我々の言葉でいうところの「なんとなく物足りない食生活だった休日に、持つべきものは、月餅をくれる友」だ。
甥と姪が風呂に入っている間に、コーヒーも淹れる。
たぶん、朝に寝過ごしたのが、全ての元凶だろう。書店で本と漫画を買ったし、『フューリー』は素晴らしかったが、休日にはもう少し密度が欲しい。ちなみに肩こりは、少しだけ改善した気がする。

 

 

3月のライオン 10 (ジェッツコミックス)

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