少しずつ大丈夫

 僕の氏名は、漢字4文字で構成されている。苗字が2文字、名前が2文字。
 新しい職場には、その4文字のうち3文字が全く同じ人が3人いる。名前の読みが全く同じ人も1人いる。100人くらいが出入りするだけの施設で、この重複はなかなか珍しいのではないか。例えば名前ラベルを略称(苗字+名前1文字)で作っても区別できないし、もちろん「t_kato」も使いづらい。というか、一緒に働く数人のチームにそういう人がいると、なかなか紛らわしいものである。
 唯一の利点として、自己紹介はやりやすい。「ああ、例のカトーくん、4人目ね」と、色々な部署で言われている。職場の偉い人達の場合は「似た名前ばかり集めやがって。人事部は何をしている」あるいは「似ていて紛らわしいから、配置換えをしよう」という軽口が続く。

 ごく一般的な苗字であり、氏名それぞれに使われている漢字も、日常で使うものではないにしろ「難しくて読めない字」では無い。しかし、ここまでの重複は初めてだと思う。

 

 もう1週間以上、この日記には「疲れた」とばかり書いている気がする。たしかに今日も疲弊したが、しかし先週の水曜日や木曜日に比べると(少なくとも精神的には)ずいぶん楽になった。先週が重圧のピークであれば良いと思う。肉体的なものは別にしても。
それにしても疲れた。へとへとである。

 

 

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

 最近、疲れた日の寝る前は「火星の人」を読むことにしている。月並みな言い方をすると、この小説は「元気の出る本」だ。根性や奇跡ではなく、底抜けの明るさと知恵が存分に活躍する、近未来的ロビンソン・クルーソー。もう4回くらい読み返した。どのページから開いても楽しめるところも、寝る前の読書には便利だ。
  

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

 

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