ブラジル料理とケーキを前にした男たち

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 友人夫婦と昼ごはんを食べに出かけた。焼津市大井川町にある「ブラジルフレッシュ」という、ブラジル食材の店。肉や加工食品や缶詰からお菓子まで、実に様々な品を売っていて、店の半分はレストランになっている。南米系の人達にとっては情報交換の場にもなっているらしく、掲示板や貼り紙や広告が壁にたくさん貼られている。

 大きなハンバーガーで有名だが、今日はワンプレートランチを食べた。

 友人達はそれぞれ、玉ねぎと牛肉を炒めたもの、鶏肉と豚肉と牛肉を焼いたものがメインの品にした。僕はモッツァレラなんとか、という名前の、ビーフカツレツにチーズが乗った品を選んだ。

 カウンターで注文し、テーブルで待つ。しばらくすると料理が運ばれてくる。
 大きなお皿からはみ出るくらいのビーフカツレツ(インドのナン程度の大きさ)に、トマトソースとチーズがたっぷり。変わった香りのごはん山盛り、フライドポテト、赤茶色の豆を煮たものが添えてある。別にサラダも付いてくる。
 味はとても良い。しっかり下味がついていて、薄くて大きな肉は脂が少なくて食べやすい。豆は薄い塩味でとろっとしていた。フライドポテトも揚げたて。
 友人達の品も少し貰う。玉ねぎはしゃきっとして、牛肉は赤身がしっかり焼いてある。他の肉もかりっと火が通っていて、塩味で食べやすい。肉の味が濃い。

 しかし量が多い。友人達は残さず食べたが、僕はごはんを残してしまった。残したにもかかわらず、満腹で食後のコーヒーが辛かった。
 隣の席の人達(ブラジル人だろうか)は、このランチセットとは別にパンを食べていた。どれだけ食べるのかと驚いたけれど、そういえば前の職場で一緒だったバルボッサさんやパオロさんも、とにかくたくさん食べる人達だった。

 

 少し離れた席では、小さなお誕生日会が開かれていた。
 お店で作ってもらったらしい長方形の大きなケーキ(生クリームとチョコレートクリームでデコレーションしてある)を掲げて、南米系のおっさん3人が盛り上がっていた。そのうちロウソクを立てて、誰が吹き消すかとか、この1年の抱負は何だとか、たぶんそういう事をきゃあきゃあ言いながらふざけている。実に楽しそうだった。
 ふと見ると、友人(妻のほう)がうっとりと彼らを眺めている。「いいわねえ、実にいい」等と、ぶつぶつ口走っていた。特に太いフレームのメガネ(のおっさん)が気に入ったようだ。「よし記念にビールを飲もう」とか言い出し、実際に飲んでいた。
 友人(夫)によれば、おそらく「萌えている」らしい。女性がここまで「萌え」ているのは初めて見た。いつもは冷静沈着な気配りの人なのだが、なんだかよくわからないけれど琴線に触れるものがあったのだろう。友人(夫)も、こんなに「萌え」ている妻は初めて見る、と言っていた。
 僕だってケーキは好きだが、彼らのように熱い視線を受けるような事は一度だって無かった。やはりラテンのノリというか、楽しそうに食べるのが良いのだろうか。おっさん達は、実に美味しそうに、その6人前はありそうなケーキを食べていた。

 

 

 上で書いたように、とにかく量が多かったため、夕食はほとんど食べていない。サラダだけ作った。実のところ今だって少しお腹が苦しい。
 ペストリー・コーナーでお菓子を買ったけれど、たぶん今日は食べないだろう。ココナツとラードと砂糖のお菓子と、ナッツ各種を脂と砂糖で固めたお菓子、それにメレンゲと砂糖の焼菓子。ちょっと買いすぎた。


先ほど漫画を買った。まだ読まない。

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