雨とラーメン

特に用事の無い土曜日。外は雨。
隣町のラーメン屋で昼食をとる。太い麺と、濃いスープと脂、それに大量の野菜が売り物の、どちらかといえば若者向きの店。ふとジャンクフードが食べたくなって、混む前の時間に店に行くことにした。

麺が太いので、しばらく待たされる。他の客は黙々と箸を動かしている。スマホで撮影してきゃあきゃあ騒ぐような人は少ない感じ。

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僕の注文したラーメンが届く。量は「普通」にしたのに、溢れそうなくらいに山盛り。麺が丼にたっぷり入っていて、焦げ茶色のスープの上には透明の脂の層があって、野菜(ほとんどが茹でたもやし)が山のように盛りつけてある。その山の側面に、煮豚がぺたぺたと貼り付けてある。全体として、富士山を象っているらしい。

注文時に「脂は少なめ」と言ったのにこれだから、多めにしたら大変なことになっていただろう。

残しそうかな、と心配になったけれど、山のほとんどが野菜なこともあって、問題無く食べ終えることができた。しかし薄味の茹で野菜に比べてスープに浸かった麺はとてもしょっぱいし、全体に脂は多いし、さらにやっぱり量が多すぎるので、最後には気持ち悪くなってしまった。
半額で、量も半分にしてほしい。

しかしたぶん、この店は山盛りラーメンを“攻略”する人が集う店なのだと思う。だからあまり文句は言えない。

 

その後は書店や画材屋に行って、帰宅してからはごろごろ寝ながら読書をして、そうして夕方になってしまった。
雨のせいか頭痛もするし、ぼんやり不調な一日だった。せめて少しは有意義なことをしよう、と先ほどからスニーカーとカバンの手入れをしている。スニーカーはゴムの黒ずみをメラミンスポンジで落とし、カバンは革用クリームを薄く塗った。

今も満腹感が残っている。昼に寝ると夜が長くなるけれど、明日はいくつか片付けなければいけない用事があるから、今からでもしゃきっとする。しかしまあ、こういう「スイッチの入らない」休日も、実は嫌いではないのだ。

 

ひとつ良かったことがあった。
贔屓にしていた隣町のかき氷屋(鯛焼き屋)が、しばしの休業から復活したのだ。明日、あるいは来週に、宇治金時を食べに行く。ああ良かった。 

 

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