シフォンケーキ、そしてウナギ。

 

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今日は「つきさむ」にて、バニラ・シフォンケーキを食べた。
シフォンケーキ、特にプレーンな味のそれは他のケーキに比べて好まないが、この店の品は別。シフォンケーキは香ばしく、生クリームはとろりと美味しい。香ばしいシフォンケーキというのも珍しい。

 

ウナギが絶滅危惧種に指定された。
IUCN(国際自然保護連合)の1B類、つまり「近い将来、野生で絶滅する危険性が高い」というカテゴリ。かなり厳しい状況である。
これで流通や商取引がストップする訳ではないにしろ、国としては対策を取らねばならないし、いずれワシントン条約のリストに入る可能性も高い(そうなると輸出入ができなくなる)。

個人的には、遅すぎたと思う。テレビニュースでは鰻屋さんのコメントを取り上げていたが(価格高騰を懸念していた)、そもそも絶滅動物となったら商売どころの話ではない。

そんな昨今、なぜか牛丼チェーン店では鰻丼が売られている。あれは何処から仕入れているのだろうか。

ウナギは美味しい。しかし絶滅の可能性と天秤にかけると、例えば「数年に一度、旅先や晴れの席で食べられたら嬉しい珍味」となっても、まあ困らないと思う。例えばトリュフやヤマメと同程度の食材で、全然かまわない。
一時期の「たまにスーパーで特売になる、手のかからない手抜きの夕食」が、間違っていたということだろう。
実のところ、獲り過ぎが話題になっているマグロなども、資源保護が必要ならば日常の食卓に上らなくても不自由しない。

ウナギといえば、市内にある“看板を出していない店”が美味しかった。注文してから40分くらい、エアコンの無い店内で待たされるけれど、ちょっと贅沢な価格で、ものすごく美味しい「鰻蒲焼定食」を食べられる。あの店は、今後どうなってしまうのだろうか。

蒲焼は諦めるとして、あのタレは食文化として継承していって欲しい。
竹輪やカマボコに塗って炙ると美味しい(香りも良い)。豚バラ肉にも使える。
しかし他に使い途が思いつかない。思い切って、ご飯にかけるだけでも美味なのではないか。
江戸時代に生まれ、経済成長期に花開いたウナギの蒲焼きが、タレのみ継承されていく、というのも面白いと思う。

 

 

 資源と食文化としてのウナギに関しては、この本がとても面白かった。情報も新しいし、文章は平易で、主張は明快という、一般向けノン・フィクションのお手本のような書籍。

うな丼の未来 ウナギの持続的利用は可能か

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