静岡市のツインメッセで開催されている模型の展示会「静岡ホビーショー2014」に行ってきた。
小学生の時にプラモデルに夢中になった時期があったけれど、それ以後は作っていない。でも他人の作品を見るのは好きで、この「模型のお祭り」も、毎年行っている。模型メーカーが披露する最新鋭の玩具も面白いし、小さな工具メーカーのブースも楽しい。何より、アマチュアの模型サークル（という集団が世間には沢山あるそうだ）の作品を眺めていると時間を忘れてしまう。
入り口には、陸上自衛隊の戦車があった。「10式（ヒトマルシキ）」という最新鋭のもの。履帯式の重そうな車体に、大きな砲塔。それだけで「最強！」という感じがする。
新鋭機だからか、まるでSF映画に出てきそうな雰囲気があった。
この戦車に限らず、今日の展示は（特にアマチュアの作品は）戦車がやけに目立った。特に第二次世界大戦期までの古いもの。たぶん流行だろう。
ちょっと変わったところで、「学校の机」なんてものまで模型になっていた。これは街の模型店でも売っているという。手のひらサイズの机、使途は思いつかないけれど、欲しい。
昔からある「城の模型」も、ずいぶん精巧になっているみたい。
ジオラマも多い。この作品がいちばん格好良かった。まるで本物のような、しかし机上サイズの凝縮感が素晴らしい。
「ジブリ作品専門」の模型サークルがあって、これも見応えがあった。
ムスカ氏の拳銃、ペーパークラフトのホームズ、サツキとメイの家、それからトトロは劇中と同様に動く。どれも「ジブリ愛」が溢れていて、このサークルブースだけでも3回見てしまった。
好きが高じて、原寸大で自走可能の装甲車を作ってしまった人がいる。これも素敵。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの有名なシーン（というかポスター）をジオラマにした作品。よく見ると顔は似ていないのだけれど、服や雰囲気だけで実に「バック・トゥ・ザ・フューチャーらしさ」が溢れていて、とても良い。
そんな感じで、ずいぶん堪能してしまった。思わず甥のために水中モーターを買ってしまったほど。
こういった展示とは別に、例えば３Dプリンタとか、最新式のラジコンヘリコプター（手のひら大、カメラ搭載、簡単操作）など、楽しいものを沢山見ることができた。
帰りに静岡の中心街に行った。「マリアサンク」にて、ブルーベリーのダブルチーズケーキ、という品を食べた。ヨーグルトやクリームチーズとブルーベリーの組み合わせが好きな人なら大喜びしそうな味。僕は大喜びした。
そんな訳で、ホビーショーは楽しかったし、ケーキは美味しい、自転車にも乗れたしと、ずいぶん素敵な土曜日を過ごせた。天気だって良かったから、洗濯物がしっかり乾いた。
調子に乗って、ショップカードを1枚完成させてしまった。こういう好調な時の創作物は、たいてい後で見返すと修正点がある。でもそれは後で悩むこと。今日はあと1枚、イラストを完成させる。
