大雨。しかし暖かい。今日は振替休日。
先ほど、新しいスニーカーを買った。
大昔に購入したものを引退させ、ついでに冬用の革靴も片付ける。
見た目に軽くて、シンプルで、茶色い布の靴が欲しかったのだ。
ちょうど良い品が無印良品にて売られていた。商品名は「フラットスニーカー」。
今は1割引きのセール中(良品週間)で、だいたい1700円。おそろしく安い。家に帰ってから眺め回していると、たしかにコストダウンの徹底が見て取れる。全体に安っぽい作りで、立体成型のインソールによって履き心地を維持しているような感じがする。しかし最初から、義務教育期間の上履きのような靴を探していたのだから、これで良い。
女性用なのか、幅が狭い。あるいは僕の足が幅広なのかもしれない。靴紐で調整したところ、快適な状態になった。
靴紐を通し直している時に、タン(ベロともいう)の真ん中にあるループに、靴紐が通っていないことに気がついた。通すと、ちょっと見た目に違和感がある(写真)。
もしかすると通さないのがお洒落なのだろうか。気になって、靴のお洒落に詳しい友人にメールで問い合わせてみた。
回答は以下のとおり。
- 通さなければ、そのほうが見た目がすっきりする。自分は通さない。
- タンがずれるのがみっともない、という理由で通すお洒落人間も存在する。
- 通すのならば片方だけで良い。下側の紐を通すこと。
なるほど、聞いてみるものだと感心した。こういうことに明確な説明ができるところが、お洒落人間なのだろう。
靴箱を眺めてみると、僕の靴は、全てきちんと(左右から)通してあった。通せる機能がある部位があったら、通してしまう性分なのだ。非ファッショナブルな思考、なのかもしれない。
というわけで、今から片方だけ通すことにする。やり直すのは面倒だが、こういう手間でお洒落生活に近づけるのならば手間は惜しまない。しかし片側だけ通したら、片側にタンが寄ってしまわないのだろうか。
今日のおやつは、「つきさむ」のコーヒーと、クリームタルト。
その名の通り、クリームとスポンジケーキが重ねられたシンプルなタルトだった。なぜかシュークリーム的なふんわりした味を感じた。美味しい。
大雨注意報発令中にもかかわらず、お客さんは絶えなかった。大雨の日に、本を読みながら他人の淹れてくれたコーヒーを飲んでいると、ものすごく集中できる。贅沢な気分にもなる。家では、こうはいかない。