いちご豆腐と記者会見

食品工場勤めの知り合いから、試作品の「いちご豆腐」を貰った。
本来は子供用らしい。今は豆乳味のスイーツも珍しくないし、いちご味の豆乳だって売っている。特に奇異には感じない。
しかし「いちご豆腐」といえば、大昔のロールプレイングゲーム「MOTHER」に出てきた「ものすごく奇妙な食べ物」ではないか。どせいさんを想い、自分の子供時代を想い、心して味わった。

 

 

先ほど、小保方さんの記者会見を見た。
友人から「理系のカトウさん」として説明を求められているので、考えをまとめるために以下に列記する。
といっても、僕は理系の大学を卒業しただけで、別に理系の食事を食べて理系のお風呂に入って生きているわけではない。理系のノン・フィクションはよく読むけれど、絵だって描くし歴史も好む。だから正直いって、僕ならではの理系的視点というのは無いと思っている。でも書く。

  • もはや化粧が整っていても涙を浮かべても叩かれる状態にある。それは気の毒。
  • 細胞生物学の分野ならば、細胞をばーんと提出すれば万事解決な気もする。
  • 既に研究者の間では、この一連の問題については決着がついていそうな雰囲気。全ては再現実験にかかっている。
  • 世間一般の感覚に比べると、理研と監督官庁の対応は遅い。良し悪しは別として。
  • 割烹着については最初から(僕は)興味が無い。素朴趣味の女性は珍しくない。
  • 記者たちは論文を読んだのだろうか。要約だけでも理解しているのか。
  • STAP細胞はあります」という意見は、彼女が今後やるべき事を示していると思う。あるいは彼女以外の誰かがやる事かもしれないが。
  • 記者会見では、意見のやりとりしか発生しない。
  • 誰でも、何かを追求していく過程で「見えて」しまう事はある。その際に「細かい事はどうでもいい。急いで報告書にしなければ」と思うこともある。僕は小保方さんが、そういう状況に陥ったのではないかと推測している。
  • 例えば中小企業の事務のおばさんが、何年にもわたって華麗に数億円の横領をしているなんて話もたまにある。大人がその気になれば、不正はできる。
  • あるいは「宝くじ的な確率の成功だった、だから追試にはいまのところ成功していない」という類の現象なのかもしれない。21世紀のガリレオ・ガリレイという可能性もある。
  • 嘘で塗り固めて経歴を積み上げていく研究者が実在するならば、それは研究の“醍醐味”の部分を切り捨てているような気がする。しかし自分にすら嘘をつけるのが人間だから、本当に世界は広大だと思う。どうなのだろう。
  • STAP細胞の存在を否定する根拠」なんていう悪魔の証明は無理なので、単純な擁護もまた無理。
  • しかし、誰のための、何のための記者会見なのだろう。
  • 記者会見の印象をいくら述べても、彼女が嘘を言っているかどうかはわからない。

全然まとまっていない。これでは「視点」とはいえない。
しかしまあ、たまには時事問題について思いつく限り書き綴るのも悪くない。

 

それはそうと、今から友人の家でトンカツをご馳走になる。オリーブオイルで揚げている、と言う。どんな味がするのだろうか。


 

科学と神秘のあいだ(双書Zero)

科学と神秘のあいだ(双書Zero)