ダークチェリーパイ、美容院、細胞。

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雨の休日。家にいてもつまらないから、静岡の郊外にあるカフェで読書をすることにした。今日はコーヒーと、ダークチェリーパイを選ぶ。この店は、コーヒーは高いわりに普通で、ケーキがとびきり美味しい(有名な店から取り寄せている、とのこと)。でも今日はコーヒーも“当たり”だった気がする。とはいえ僕はコーヒーなら何でも美味しくいただいてしまうため、いまいち自分の評価に自信がない。

 

髪を切った。今回は友人の働く美容院に行った。
初めての美容師さんにお任せする。
散髪の最中、請われるままに「STAP(刺激惹起性多能性獲得)細胞」の解説をした。自分もインターネットと新聞でしか知らないし、限られた時間と状況なので要約しか話せなかったけれども、いちおう要旨は伝わったと思う。そこそこ「良い質問」が返ってきたことが“伝わった”と感じた根拠。ちょっと嬉しい。
そういえば、学生時代の恩師も、良い質問をすると実に嬉しそうだった。あの頃は、物事を尋ねただけで褒められるというのがぴんとこなかったが、今なら先生の気分も少しわかる。担当の人は美容師としては新人らしいが、少なくとも会話術はしっかりできているようだ。

子供の頃から、「良い質問をすること」と、「質問者の意図を汲むこと」は、どういうわけか上手だった。その2つを駆使して、暗記や体得といった“地力”の要る面倒な色々を避けて大人になった。しかしそういう奇手ではどうにもならないのが学問というもので、大学生くらいから「実は勉強全般が苦手」という事実が隠せなくなって、今に至る。
どういうわけか「まとめノート」の作成だけは、今でも得意なのだけれど、日常生活や仕事に活かす機会が無い。ままならないものである。
そんな事を考えながら、髪を切ってもらい、シャンプーをしてもらった。

 

 

こんな本を買った。
小川洋子さんが、クラフト・エヴィング商会に『この世にないもの』を注文する、往復書簡スタイルの本」という、好きな人にはたまらない一冊。しかも今回は「不気味で美しい」ほうの小川洋子作品。制作に9年かかった、とAmazonのレビューに書かれていた。
しかし読む時間が無い。ぞれぞれの章(編?)は短いから、ちょっとずつ読み進めていこうと思う。

注文の多い注文書 (単行本)

 

 

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