カフェ「つきさむ」の復活。


静岡市葵区の瀬名川にあるカフェ「つきさむ」が、夏季の長期休業から復活した。7月から一昨日まで休んでいたことになる。
夏の間は、店主は山小屋で働いていたらしい。というか山好きな店主が、山小屋で働くために休業していたのだと思う。

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今日は午後の早い時刻に行った。まだ混雑していない。
コーヒーはオリジナルの「ヒュッテブレンド」にした。香りが甘くて、味はとてもすっきりしている。
そして「りんごのタルト」を食べる。火の通ったりんごと、レーズンと、クランブルのタルト。
どちらも飾り気の無い控えめな感じが、かえって個性になっている。素朴さにも色々あるが、押し付けがましくないところが「つきさむ」の美点だと思う。

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しばらくはランチ(お昼の定食)は無し、ずいぶんシンプルなメニューで営業する。確かにあのランチは、とても手が込んでいて、店主さん1人では大変そうだった。


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コーヒーを飲みつつぼんやりしていたら、ぽつぽつと席が埋まりはじめた。常連か知人らしき人が「おかえりなさい」と声をかけていた。
十分に堪能したので、混雑する前に店を出た。

コーヒーと軽食 つきさむ
静岡県静岡市葵区瀬名川2-28-1-105
Open 11:00~18:00
Close 水曜日

聖なる怠け者の冒険
いつの間にかデビュー10周年を過ぎていた森見登美彦氏。10年はあっという間。
昨日から「聖なる怠け者の冒険」を読み始めた。朝日新聞で連載していた時も面白く読んでいた。毎日の楽しみだった。
しかし新聞連載のスピードに手一杯というか、常に全力疾走という感じで「通して読んだら盛り上がりに欠けるだろうな」とも思った。毎日、中規模の必殺技を繰り出している感じ。
この単行本版は、かなり大胆に改稿してあった。森見登美彦氏らしい余裕と軽みがあって、めりはりがある。
京都のお祭りの「街の隅々まで祭の空気」という夢(悪夢)の感じが好きな人、それから京都の街を延々と歩き回って面白がれる人は、この作品も雰囲気だけで楽しめると思う。
新聞連載時の挿絵集(フジモトマサル氏)も、実に良い本だった。
聖なる怠け者の冒険 挿絵集

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