シベリア探求

おそらくコスモス。 
両親が長野県へ登山旅行に行ってしまった。
家を空ける時に、何も用意しない場合と、きちんと食べ物を冷蔵庫に詰めていく時がある。今回は後者。
僕としては料理は苦にならないし、好きなものを選んで食べたいから、手料理のストックが多くても嬉しくない。
とはいえ、朝の忙しい時には楽ではある。


映画に影響されて、和菓子の「シベリア」を食べたくなった。
静岡県は分布域だったと思う。
昔、シベリアばかり食べていた時期があった。羊羹とカステラの組み合わせなので、大好物といっても良い。
しかし最近は全然見ない。かつてよく買っていたお店は、今はもう無い。
今日はスーパーマーケットやコンビニエンスストアをいくつか回った。
見つからないと、より食べたくなるのが人情。しばらくは毎日探すと思う。



そのスーパーマーケットでの買い物の際に、中学生時代の同級生と出会った。
中学を卒業して以来だと思う。
僕は全然気が付かなかった。声をかけられた時も、ぱっと名前が思い出せなかった。よく僕の事が判ったものだ。髪型も違うし、眼鏡だって当時はかけていない。
中学2年と3年の時に、仲良しグループを構成していた1人。当時から明るい印象の人だったが、大人になった今は、その印象がさらに強まったと思う。
今は結婚して、子供がいて、実家で暮らしているという。それならば今までにすれ違っていた事があったかもしれない。なにしろ狭い土地なのだ。
お互いの近況を話し、近いうちにお茶でも飲みましょうという事になった。
メールアドレスを交換した。しかし旦那さんが嫉妬深い人で、不定期にチェックされるという。ああ他人の家の闇を見てしまった、と思ったけれど、もちろん言わない。
そして「人生いろいろだねえ」とお互いに笑う。



ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日
ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日」を読み始めた。
ベトナム戦争の時代、アメリカの田舎町、見世物小屋の少年とのやりとり、そして戦地に行った兄からの手紙。
いわゆる「ヤングアダルト」向けの本だと思う。しかし落ち着いた文体と、アメリカ文学によくあるほろ苦さが、ただの感動物語ではない読み応えを持たせている。
個人的には「スタンド・バイ・ミー」より好きかもしれない。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。