さよならのかけら

 

ずいぶん前に交際していた相手が夢に出てきて、そのせいでちょっと感傷的な目覚めとなった。大変に珍しいこと。
夢のラストは、細かい場面転換の合間に短いモノローグが挟まれるという、なんとなく「ハチミツとクローバー(漫画)」的な演出だった。
「ありったけの幸運を」というところで目が覚めた。かなり羽海野チカの影響が強い。恥ずかしい。


夢見とか気にしない質だが、それでもぼんやり考えこんでしまう。
喧嘩をして別れた訳ではないし、今は偶然に会う事もできない遠くに住んでいるし、だからもうどうする事もできない人間関係だけれど、ともかく元気で幸せにいてくれれば良いと思う。


別に悲しいとかそういうものではないのだが、1日に1回くらい、ふとあの頃の事を思い出す。
それは、ボタンの無い服を着る時。
「服の内側のタグ(洗濯方法やメーカー名が書かれているもの)は、着用時に左側に来る」と、彼女に教わった。
それさえ知っていれば、後ろ前に着る事は無い。タートルネックの服を着る時などは、とても有用な情報。
ああまた思い出したなあ、と服を被る時に思う。思うだけ。あの頃の皆は元気だろうか、自分はどれほど変わっただろうか。
しかしこういう思い出の繰り返し再生みたいなものが、「人生の機微」なのかなと、最近は考えている。


  
 




この本を買った。映画のキャラクターのかわいい絵。
名作といわれる映画を必ずしも知っている訳ではないが、これは楽しい。