鶏のトマトバジル焼き

 
仕事を終えて帰宅したら、家族は出かけていた。寿司屋に行ったようだ。
こういう時には携帯にメールが欲しい。しかし置き手紙しか無い。
仕方がないから、近所のスーパーマーケットまで歩いて買い出しに行く。


鶏胸肉が安かったから買う。他にプチトマトとスライスチーズ、そして赤飯。
赤飯は見たら食べたくなった。鶏とトマトは昼に社員食堂で見たメニューが美味しそうだったから、真似をすることにした。


アルミホイルを舟型にして、オリーブオイルを少し垂らしてから、皮を取って切った胸肉を並べる。
ざく切りのプチトマト、庭のバジルの千切り、塩胡椒とバジルペースト(秋に作って冷凍しておいた)を乗せたら、アルミホイルを閉じてオーブントースターで焼く。
鶏肉に火が通ったら、ホイルを開けて、チーズを乗せ少し焦げ目をつける。
にんにくを忘れた。唐辛子も入れたら美味しいかもしれない。



他に、大根と人参で紅白なますを作る。青菜と油揚げを薄味で煮びたしにして、七味唐辛子をたくさん振ったものも作り、夕食が完成。
本当は、スーパーに売っていた押し寿司も食べたかった(半額シールが貼られていた)。買わなかったことを今も後悔している。でも赤飯も美味しい。
鶏肉も、上手く焼けた。トマトは湯むきしても良かったかもしれない。



こういう、簡単な料理をてきぱきといくつか作るのも、心身ともに余裕があるからだと思う。
今はほぼ定時に終わる仕事で、慣れてきて体も楽だから、全然苦にならない。
昔、仕事に疲れきっていた頃は、食べたくもない外食をしていた。
あれは身体に良くない。
家で仕方なしに適当に済ませるのはわりと大丈夫。外食は祝祭的な、良きイベント性が無いと辛い。





しかし静岡の冬は温暖とはいえ、バジルが越冬したのは驚いた。
庭に放置していた鉢植えの、枯れ木みたいな枝に新芽が吹いていた。そのうち数枚を今日は使った。
さすがにごわごわしていたから、千切りにした。
香りは、かなり青臭い。
もしかして、日本に馴染んだバジルは、日本的な野草の味になるのだろうか。