靴下の寿命

 

ここ数日で、いくつかの靴下が綻びはじめた。
ずいぶん昔にまとめ買いしたもの。それらが全て同じタイミングで駄目になるというのは、それだけ均等に履いていたのだろう。
特に最近は、朝が慌ただしいせいもあって、靴下用の引き出しのいちばん上にあるものを手にとっている。
柄とか色はほとんど同じ(グレー系の細いボーダー柄)なうえに、仕事で見栄えを要求されない(仕事中は制服で隠れる)から、全く意識せずに履いていた。



というわけで、仕事が終わった後に、まとめ買いをした。
いつも同じ、無印良品の直角靴下。またしても灰色っぽい、あるいは茶色系のボーダーばかり。3足で980円の廉価版。
世の中には様々な靴下が売られているが、とりあえず日常使いの品に関しては、僕はもう悩まない。
悩まないのは素敵な事のようにも思えるし、世界を狭めているようにも感じる。
でも少なくとも、僕はパンツと靴下に関しては、あれこれ選ぶ事を放棄し、数シーズン毎に決められた品(といってもマイナーチェンジはあるが)を更新する事で対応することに決めている。
限られた靴下の元で暮らす生活。




日常用の靴下はこれで良いが、他にやっぱり良いものも欲しい。
たまに買うのが、登山用品店で売られているウールの靴下。本格的な登山用は厚すぎるから、いちばん薄手のハイキング用を買う。
薄いといっても、街歩き用としては十分なふかふか具合。洗濯しても縮まないし、通気性と保温性が高い。風合いも良い。
とても良い靴下だが、ものすごく長持ちする為に、そう頻繁に買うものでもない。
デザインが機能一辺倒なものが多いから、見た目が気に入ったものがあった時にだけ買うようにしている。




全然関係ないが、家族と暮らすようになってから、僕のグレー系単色で厚手の靴下たちが、どんどん無くなっていって、今は手元に1足も無い。
おそらく、洗濯物を畳んでいる両親のうちどちらか(あるいは両方)が、単色の男性用靴下を全て父のものと判断しているのだと思う。だから新品がすぐに消えていく。
いつか取り返したいが、父が履いているのなら、もういらない気もする。

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。