映画「ゼロ グラビティ」と、靴磨き


午前中の空いた数時間で、映画「ゼロ グラビティ」を鑑賞した。
予告編を見てから、ずっと気になっていた映画。
しかし予告編以上の素晴しさは、本編には感じられなかった。残念だ。

確かに映像は素晴らしい。どうやって撮影したのだろうと思える宇宙空間の演出。細かいところを探せば粗は多いけれど(あの小さなガス噴射でISSまで行けるなんて不思議だ)それはたぶん、わかっていて面白さ優先でそうしているのだろう。科学番組では無いのだ。
しかし最初から最後まで危機の連続と、力んで唸りながら危機を解決していく主人公というのは、いつものハリウッド映画と変わることなく、要は途中で飽きてしまった。
宇宙での事故なのだから、冷酷なくらいに人には厳しくあってほしい。まるで地上のパニックを描いたような作品になってしまった。
登場人物が少ないこと、無線通信を(音響効果として)効果的に使っていることは雰囲気を盛り上げていたと思う。ケスラーシンドロームの混乱を、抑えた調子で表現していた。

しかしなぜ原題の「Gravity」では無いのだろう。商標か何かの問題だろうか。

 

 

f:id:t_kato:20131216174737j:plain

先ほど、2足ある「オーロラシューズ」を磨いた。
昨晩あらためて財布を見たらとても汚らしくて、その掃除をしたところ「ではついでに靴も磨こう」という気分になった。手入れの道具は同じであり、手はどうせ汚れる。

10年以上前に購入した古いほうのオーロラシューズ(スリッポンタイプ)は、そろそろ駄目かもしれない。革にひび割れが生じてきた。オイルを塗っても治らない種類のひび割れ。そして妙に黒ずんでいる。
よく「革は生き物です。適切に手入れをすれば一生持ちます」と言うが、もちろん革は生き物ではないし(透湿性はあるし脂の保持はするだろうが、代謝はしない)、なにしろ酷使しているから仕方がないところではある。
とはいえ、これも味といえるかもしれない。とにかくクリーナーでできるだけ古い脂質を落としてから、たっぷりミンクオイルを擦り込んだ。「一晩放置した後に拭きあげると革が蘇ります」と、ミンクオイルの説明書には書かれている。

比較的新しいほう(Tストラップタイプ)は、まだ状態が良くて、手入れをすればきちんとしっとり綺麗になる。今日はストラップを外して磨いた。

はじめは「コンフォートシューズなのに高い」と思ったけれど、スニーカーやブーツが不要になるくらいに毎日履いているから、結果的に安上がりだった。よほど長距離を歩くのでなければ疲れないから、今でもしみじみと「買って良かった」と思っている。しかし見た目に涼やかさが無いため夏には向かないし(でも履く)、革1枚で作られているから冬は寒い(でも履く)。
靴底は何度か自分で補修している。いずれ張替えに出すこともあるだろう。購入した静岡市の「游」という店でメンテナンスも受けてくれるので、安心感もある。そろそろ新調したい気もするし、壊れるまで履き続けたい気分でもある。

 

 

プラネテス(1) (モーニングKC (735))

プラネテス(1) (モーニングKC (735))

 

 

第六大陸1

第六大陸1

 

 

 

天冥の標VII 新世界ハーブC

天冥の標VII 新世界ハーブC

 

 

 

 

 

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。