インターネット探索の旅。そして簡単な栗ご飯。

今はもう思い出せない何らかのきっかけで、夕方から時間を無駄に使っている。
パソコンとiPod touchiTunesを使った作業をしていて、その途中でふと「そうだ。歌詞を書き込んだら素敵じゃないか」と思いついた。もちろん手作業でiTunesの「歌詞」フィールドに文字を打ち込んでいくつもりはない。そういうものは、たいていインターネットを検索すると、アプリやプラグインといった、誰か頭の良い人達が工夫した道具がマニュアル付きで見つかる。
それらをありがたく活用して、いくつかの曲に歌詞を(自動で)埋め込む。デジタルデータは、少なくとも歌詞程度なら「ほぼ無尽蔵に」保存できる。しかもこの場合、無料で自動だ。
そうなると欲が出る。「全ての曲に、可能な限り歌詞を加えよう」と考える。時間はかかるかもしれないが、そう難しいことでは無いように思える。
だから実行する。環境を整え、いくつかのアプリケーションを開き設定し、実際にやってみる。眺めていると順調に作業が進む。コンピュータが律儀に働く姿は見ていて飽きない。
でもそのうち順調過ぎて飽きる。ということで、放置したまま買い物に出かけた。

帰宅したところ、「致命的なエラーがなんとかで、クエリがなんとかです」という英文のメッセージが画面にたくさん並んでいて「OK」のボタンをたくさん押すはめになった。

なにしろ見ていなかったから、どういう状況なのかさっぱりわからない。またブラウザを開き、情報収集をする。設定を変えて、1つずつ手順を試す。

 

ふと気付く。「この入力した歌詞は、どうやって表示するのだろう?」と考えて、手が止まる。

僕は自室にいるときは、それほど音楽は聞かない。専ら運転中に、iPod touchに入れたデータを再生している。
iPod touchは、春にスマートフォンを購入した時に通信端末としては退役した。現在は車載用オーディオプレーヤー(64GB)と化している。運転中の操作が楽なミュージックプレイヤー・アプリ(LeechTunes)をインストールしてから、ずいぶん楽になった。
試してみると、そのアプリではどう頑張っても歌詞は表示できない。車を運転中にiPod touchの画面に表示される歌詞を読みながら音楽鑑賞する人は少ないのだろう。

 

 

ここでまた、GoogleApp Storeを使った、検索と情報収集と試行錯誤が始まる。
ずいぶん疲れて、もはや正しい判断ができているのか自信がない。「Jailbreak」なんて単語まで調べている。調べればすぐわかる類の知識だけが頭に残っている。

 

 

そもそも、学生時代から延々と積み重ねてきた僕のMP3データに歌詞が加わったとして、今後それを再生する事があるだろうか。曲を聴いて歌詞を読むだろうか。
今だって、新しい曲ばかり聴いている。
新しい曲を聴かない時は「過去の再生数トップ60」を自動でピックアップしたものを延々と聞く(結果的に聞く曲が定まってくる)。
それはツールやアプリやiPod touchのJailbreakでは、どうにもならない気がするし、どうにかしたいとも思っていない。



この「そもそも」に気付くのが遅くて、夕食の後の貴重な時間を、すっかり「インターネット探索の旅」に費やしてしまった。「ふと思いついた」ような事は、リマインダーアプリにでも書き込んで、週末にきちんと腰を据えてとりかかるべき種類の暇潰しだろう。いつも後になって気付く。デジタル的な貧乏性は、我が事ながらままならない。


実は、急いで仕上げなければならないイラストがある。逃避していた訳ではないけれど、やるべき事がある時の時間潰しは、どうにも熱が入ってしまう。

 

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 作業の途中で、iTunesの「ビジュアライザ」が懐かしくて、思わず画面を保存した。
久しぶりに見た。まだこの機能が残っていたとは。90年代を思い出す。そしてずいぶん長い時間眺めてしまった。





 

全然関係無いけれど、夕食には栗ご飯を作った。
先日購入した、「皮むき済の天津甘栗」を使った手抜き版。
普通の水加減の米と水から、大さじで数杯の水を捨て、同じ量の酒を加える。塩も少しだけ入れる。それから、上に天津甘栗を乗せて、普通に炊く。
高い甘栗を買ってきて、自分で剥いて作ると、ほんのりスモーキーな感じになる。
今日はスーパーマーケットで「おやつ感覚でどうぞ!*1」と売られていたものを使った。安物のほうが癖は少ない。
しかし普通の栗ご飯とは違った風味は必ずある。対策として、今日は「五穀米ごはんの素」を加えた。素朴に仕上げたほうが、持ち味が生かせると思う。
炊き上がったら全体を混ぜ、食べる時に胡麻をふる。必要なら塩も振る。

 

同じ方法で「切干芋」を小さく切っても作れる。この「切干芋ごはん」も、全く華のない、しかし滋味あふれる味で、僕は好きだ。



今日から、寝る前にはこの本を読み返す。大好きな小説。

天冥の標? 救世群

 

*1:変な表現だ。甘栗は普通、おやつだと思う。