ドーナツとコーヒー

今日のおやつ:ミスタードーナツ



しばらくぶりに、ミスタードーナツに行った。
昼食兼おやつ。
ドーナツは定番を1つ(オールドファッション)と、新作を2つ。「紅葉万頭」の生地を使った品が好印象。
しかし、ちまちまと工夫を凝らすよりも、普通に食べられる美味しい食材をどっさり使った商品があったら嬉しいと思う。大昔に映画で見た「ピーナッツバターをこってり塗ったドーナツ」とか、食べてみたい。「アメリカ人は凄いなあ」と感心して、映画の内容は忘れても、ドーナツの印象は残っている。



ドーナツを喫食中に、スーツ姿の2人連れが来店した。たぶん打ち合わせだろう。
「コーヒー2つ」と注文して、店員さんに「コーヒーだけの注文は駄目です」と断られていた。仕方なく、ドーナツ(エンゼルフレンチ)を1個買っていた。
その時は「なるほど、ミスタードーナツではコーヒー単品の注文は駄目なのか」と、妙に感心した。まあ自分には関係のない知識なのだが。
でも、後から責任者的な人が来て「申し訳ありません。手違いがありました」と謝罪していたから、本当のところはわからない。多分、コーヒーだけでも大丈夫だと思う。
そういえば、コーヒー単品注文を断った店員さんは、カフェオレの取り扱い終了の事を「ミルク入りのコーヒーはメニューから外させていただいておりますですっ」と言っていた。敬語というか、言葉遣いがおかしい。
新人では無さそうだし、もしかしたら「日常生活には支障の無い、ちょっと変な人」なのかもしれない。



ミスタードーナツに限った事では無いが、コーヒーとドーナツは完璧な組み合わせの食品だと思う。
栄養的には問題があるかもしれない(特に熱量が多すぎる。ダイエット・ドーナツの開発を望む)。
しかし、食味の点では、全く素晴らしい取り合わせで、他に何も足す要素が無い。
時々、無性に食べたくなる。村上春樹ではないが、中毒性があると思えてくる程。



親の方針(だと推測する)で、子供時代には、チェーン店のドーナツなんて食べた事が無かった。多分、中高生の頃に初めて自分でお店に行った(映画の帰り、七間町のミスタードーナツ)。それまでは、パン屋さんのドーナツか、スーパーマーケットの「ミニ・ドーナッツ」か、ホットケーキミックスで作るものしか知らなかった。駄菓子屋にも小さなドーナツがあった。それはそれで美味しいが、ミスタードーナツの浮かれた雰囲気は格別に感じた。
最近は、ミスタードーナツでも、小さな子供連れをよく見かける。自分が子供だったら、目移りして選ぶのに時間がかかっていただろうと思う。ちょっと羨ましくもある。
羨ましいといえば、都会には色々なドーナツ・チェーンがある。静岡だと、ミスタードーナツか、デパートの地下のお店(駅ビルのパルシェのDoughnuty Styleがお気に入り)しか選択肢が無い。他に、遠方から取り寄せているカフェが1店ある。「はらドーナッツ」が撤退したのは惜しい。ドーナツ・ブームが沈静化したらしいが、それも悲しい。




今日は甥と姪が泊りに来ている。兄がライブで家を留守にするそうだ。
「おやつにドーナツを食べた」と言ったら、ものすごく羨ましがられた。
好きな時に好きなだけドーナツを食べられるのは、大人の特権。でも昔ほどは沢山食べられないのが残念ではある。






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