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静岡

ヤモリと台風の記憶

この土地に住んで初めて、ヤモリを見た。子供の頃に引っ越してきて、進学や就職で何度も離れた。でも一応、ホームタウンとして何十年も過ごしている。 すぐそこに山も川もあり、掛け値なしの田舎だけれど(市内でも“田舎の地域”とされていた)、自然は意外と…

フォンティーヌ府中屋の「サッカーエース最中」

職場で「サッカーエース最中」を1個いただいた。その最中自体はよく知られていても、地元の人でも食べたことが無い、なんて言われる類のお菓子。確かに藤枝市の旧東海道(今は商店街が連なっている)を車で走ると、看板は見かける。 サッカーエース最中。ずい…

映画『君の名は』と、cafe bikiniのかき氷

今日はだらだらしちゃいそうだな、との危惧から、映画の席を予約購入して、朝から街のシネコンへ。映画『君の名は』を観た。とてもとても良い映画。いつも変わらぬ安心の新海誠作品であり、かつ夏のティーンエイジャー向けアニメ映画としてのエンターテイン…

静岡市美術館の「エッシャー展」

家の用事で半日の休暇をとる。空いた時間に、静岡市駅前の美術館で開催中の「エッシャー展」に行ってきた。 確か今週末で終わってしまう巡回展。なぜか今日は疲労が激しく(寝不足+家の用事がハードだった)、しかも静岡市美術館にしては作品の数が多くて、見…

国道沿いの怠惰な大型書店

帰宅する前に、書店に寄った。自宅からは最も便利な位置にある、いわゆる「国道沿いの大型店舗」。品揃えは、雑誌は充実、漫画は雑、文庫本はひととおり(古いものは皆無)、ノンフィクションは意外と多く、小説は流行のものと新刊が中心。発売日に行っても小…

映画「バベットの晩餐会」と、美味しいものをいくつか。

映画『バベットの晩餐会』を観た。こういう、名作だけど未見のもの、は映画館でリバイバルされると有難い。レンタルでも最低料金、AmazonやGoogleの動画サービスなら実質無料でも楽しめるのだけれど、なんとなくそうやって「いつでもどうぞ」という状況では…

映画『帰ってきたヒトラー』と、煎茶のかき氷。

静岡の街に行って買い物をして(収穫無し)、合間にパン屋のランチを食べたり、お茶屋さんで煎茶のかき氷を食べて過ごした。 かき氷は「chagama」という、新しいスタイルを模索しているようなお洒落なお茶の小売店で、夏のメニューとして売り出したもの。この…

映画『カルテル・ランド』

本来ならば静岡市の山奥で開催される野外音楽イベントに行くつもりだった日曜日。その為の準備、服や飲み物もぬかりなかったのに、早朝から咳が酷くて断念。いや、昼にはそれなりに元気だったのだが、万が一の体調不良も避けたいし、何より不安を抱えたまま…

ウナギが絶滅しても、コンビニは無くならないじゃん

表題の言葉は、今日、お昼休みに聞いた。 ウナギに関しては、県内に産地を抱えていることもあり、まるで無関心という人のほうが珍しい。僕のようにWebや書籍で状況を知っている人や、新聞を読んでいる人の多くは、「むやみに食べるのは止めておこう」というの…

ディック・ブルーナを忘れていた

友人と会食。その時に言われて思い出したのだが、県立美術館の企画展「ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方」 が開催していたのだった。完全に忘れていた。迂闊。今日はちょっと行く元気が無いので、また来週にでも。それなりに長い期間の展示だか…

ぬか漬けをいただく。強い雨の日に。

会社の先輩に呼び出され、ぬか漬けのキュウリとナスが詰まった密閉容器をいただいた。ずっしりと重く、食べ甲斐がありそう。そういえば、数日前の昼休みに、キュウリのぬか漬けを1切れ貰ったのだった。ぬか漬けとしては浅いが、僕はわりと気に入った、そんな…

昨日のライブと今日のピーチタルト

なかなかに忙しい日曜日。あそこに行ってこれを渡して、あれを買って帰宅して、そしてイラストを仕上げて送信したら見本を印刷、といった細々とした物事が続く。日曜日だというのに、それらを夕方までに済ませる必要がある。兄の家族が夕食を食べに来るのだ…

新しいKindleを買うにあたって少しばたばたしたこと、そしてスイートチリソースの活用。

昨晩、「新しいKindleを注文した」と、この日記に書いた。実は手続きを完了させる直前で日記は書き上げ(といっても7分程度で書いて、推敲はしていない)、その後に落ち着いてAmazonのサイトでクリックや入力をしたのだが、その際に大きな勘違いに気付いた。 A…

ピーチメルバの日曜日

映画を観てから(『アイヒマン・ショー』とても面白かった)、新静岡駅の近くにある「笠井珈琲店」に行く。目的はピーチメルバ。 そろそろ、という頃に貼り紙がされるくらいだから、多くの人が楽しみにしているのだと思う。まだ「ブーケ」だった頃からの名物。 …

quatre epiceの夏向けチョコレートケーキ

ぴかりと晴れた土曜日。家のことを片付けたあと、軽く昼寝して、その後に映画館へ。 映画「ロブスター」は、とびきり面白い、いや面白くはないけれど凄い作品だった。が、ちょっと気分が落ち着かないので、感想は明日に書く。 おやつは清水区の「quatre epice」…

静岡でいちばんの牛タン焼定食

静岡県中部、少なくとも静岡市葵区と駿河区、そして志太地区、榛原地区は、牛タン後進地区として知られている。いわゆる牛タン定食、仙台などで愛されるあの美味しいセットメニューを楽しもうと考えた人間は、静岡県中部においては絶望するのが当たり前だっ…

たぶん今期最後の「つきさむ」で、「6月のごはん」を。

お昼は静岡市の「つきさむ」で食べた。この店、何度も書いているけれど、夏場は閉店する。店主さんが、山小屋へ行ってしまうのだ。登山の似合うさっぱりした雰囲気の人と店だから、最近はそれも無理もないと思うけれど、でもやっぱり残念ではある。だから、行…

映画『さざなみ』

映画『さざなみ』を鑑賞。 年上の友人夫妻から「ぜひ観てほしい、感想を教えてくれ。きっと私達とは違う受け取り方をするだろうから」と強く薦められたので急遽映画館へ。そんな珍しいきっかけだったが、とびきり素敵な映画でした。 主人公は、晩年といって良…

映画『ロイヤル・ナイト』と『マジカル・ガール』

映画2本を鑑賞。1作品は映画館ではなくて、Web配信の「試写会」に当選したので、自室でiMacの画面で観たのだが、とにかく今日は(結果的に)映画強化日となった。 どちらも素晴らしい作品。万人に強くお勧めするのは『ロイヤル・ナイト』で、これは映画館でま…

半日の有給休暇と、つきさむ「5月のごはん」と。

出社したら、設備のトラブルで自分の仕事がほとんどできない状態だった。まあ、やることはたくさんあるから、デスクワークを片っ端から終わらせていく。そのうち、建物全体を停電させて設備点検云々といったややこしい事態になり、いよいよできる仕事が減っ…

猫と絶景

今日はふたつの美術展に行った。駿府博物館の『ニャンダフル!浮世絵ねこの世界展』と、静岡県立美術館の『東西の絶景』。 前者は表題のとおり、浮世絵に描かれた猫をたっぷり楽しませてくれる展示。とはいえ、僕はどういうわけか、他の美術作品ほど浮世絵に…

映画『ボーダーライン』と、美味しいものいろいろ。

『ボーダーライン』という映画を観た。良い映画でした。 いわゆるアメリカとメキシコの国境地帯での麻薬戦争を描いた作品。主人公は警察でいうところの突入部隊員みたいな現場の人。所属はFBI。麻薬とマフィアを取り締まる組織を超えた作戦に関わることなっ…

いつまで経っても慣れないこと

いくら年齢を重ねても、上手く納得できない事がある。歳をとって気むずかしくなったとか、それなりに知識がついてきて受け入れられないというよりは、昔から折り合いをつけようとしても着地点が見つからないことが、いくつか存在する。 例えば、トイレや公共…

映画『リリーのすべて』と、特筆すべき点の無いプディング。

映画『リリーのすべて』を鑑賞。素敵な映画。映画館を出たあとに心が明るくなる、という作品ではないにしろ、ひとつの希望を感じられる映画だと僕は考えている。以下、他のSNS(filmarks)からの転載。 大切な人のためにできること。それが自分との別離だっ…

映画『ルーム』と美味しいものいろいろ。

映画『ルーム』を観た。いわゆる長期監禁からの脱出と、その後を描いた作品。サスペンスから始まりヒューマンドラマへと繋がるような面白いつくりだった。ただの監禁事件ではない。誘拐された女性は、監禁された小屋(これが『ルーム』だ)で、誘拐犯の子を…

映画『サウルの息子』と、美味しいもの色々。

映画『サウルの息子』を鑑賞。これは予告編を観てから、ずっと楽しみにしていたもの。とはいえ、楽しい映画ではない。以下に他サイトで書いたレビューを転載する。 ゾンダーコマンド、直訳すると「特殊部隊」。ナチスドイツ時代に軍で乱立された、非正規の、…

映画『Mr.ホームズ』と、美味しいもの色々。

映画『Mr.ホームズ』を映画館で鑑賞。とても素敵な作品だった。 老いた名探偵、あのシャーロック・ホームズ氏の晩年、人生最後であろう「事件」を描いたお話。本作のホームズ氏は90代。仲間も家族も世を去り、田舎で養蜂をして過ごしている。すっかり老けて…

映画『レヴェナント』と、美味しいもの色々。

連休になったら観るぞ、と決めていた『レヴェナント』を鑑賞。 現在、シネコンで上映している映画としては、質も上映時間も最重量級な作品。 実在した人物、ヒュー・グラス氏の脅威のサバイバル行を、大胆に脚色した作品。氏の名前は知らなくとも、「熊の毛…

昨日のごはんと、今日のおやつ。

冬の服を仕舞って、初夏に着る服を出した。部屋を掃除して、ついでに書籍も整理。そういう細々とした家事をしているうちに、夕方になってしまった。映画に行くつもりだったが諦め、その代償(?)として部屋がすっきりした。まあ、それで良かったのだと思う…

古い喫茶店(静波のT and T)でたくさんのピラフを食べる夜に

仕事中に教えてもらった、「T and T」というコーヒーハウス(喫茶店)に行ってきた。榛原郡の人なら馴染みの店、とのこと。国道150号線沿いの、静波海水浴場にほど近い場所にある、80年代的な喫茶店。わざとじゃないか、と思うくらいに垢抜けていない古くささ…

藤枝市の「村松珈琲店」

仕事を終えて定時で帰る。渋滞を避けて、普段は行かない店に行ってみた。 前から気になっていた小さな店。店名は「村松珈琲店」という。 細長い箱形の店舗を据え付けたような、面白いつくりの店。トレーラーハウスというか、貨物電車の貨車というか。でも落ち…

「焼きレモン・タルト」と、映画『スティーブ・ジョブズ』。

静岡市は街をあげての「静岡まつり」で賑やかだった。でも僕は、このお祭りがあまり好きではない。大名仮装行列は良いが、いわゆる「YOSAKOI」じみた群舞が年々増えているのだ。地元にちなんだ創作ポップチューン・盆踊りみたいなものも、格好悪いし、うるさい。…

映画『リザとキツネと恋する死者たち』

今日も映画館へ。本日から来週の日曜日までという、平日勤務の身としてはかなり綱渡りなスケジュールの公開日であった、『リザとキツネと恋する死者たち』を鑑賞。 ものすごく楽しい映画体験だった。ストーリーは調べればわかる。が、内容は見なければ全然わ…

映画『野火』と、河童土器屋と、チーズケーキと。

映画『野火』を鑑賞。これはもう悪夢以外の何物でもない作品だった。 ネットのレビューでは「リアルな描写に震撼」といった感想が多かったけれど、僕には全然リアルには思えない。まだレンタルビデオがVHSだった時代だった時代の日本映画みたいな「安っぽいスプ…

映画『美術館を手玉にとった男』と、スリランカ料理店。

映画館で『美術館を手玉にとった男』を観てきた。簡単に言うと「アメリカ国内の46の美術館に30年間にわたって贋作を無償で寄贈し続けた贋作画家マーク・ランディスの素顔に迫るドキュメンタリー」。贋作者の老人は精神を煩い、しかも寄贈ということで詐欺性は…

オーガニックで動物を使わないごはんと、映画『ムーン・ウォーカーズ』の日曜日

昼ご飯は、静岡市の安倍川にほど近いオーガニックカフェ『Rama』でランチセットを食べた。 この店は、いわゆるガチガチのナチュラルカフェであり、従って食事には動物性素材は一切使われていない。その割に、店内には綺麗に漂白された白骨標本が大小さまざま…

大豆入りの豚角煮

お昼ご飯に、ちょっと素敵なものを食べてきた。 静岡市葵区鷹匠の「水塩土菜」の、大豆角煮。有名なトンカツ屋さんで、もちろんトンカツはとても美味しい。贅沢で上品な味と雰囲気。でもこの店、一品料理もなかなかしっかりしている。その一品料理に「定食セッ…

ALLEE RESTAURANT への道

今日のお昼は静岡市葵区鷹匠のALLEE RESTAURANTでグリーンカレーを。いわゆるインド料理店でほうれん草のカレーは何度も食べているが、この店のものは、ちょっと違う。ほうれん草の甘みというか旨みが主役の、マイルドな味だった。塩気もスパイスも引き立て…

暴食のサタディ

なにやら色々と食べてばかりの一日だった。朝はそれなりに早く起床。その後、静岡市にできたばかりのカフェ「Bliss」でコーヒーとアップルタルトを。どちらもとても美味しい。コーヒーはカリブ海のものをアメリカンに淹れてくれた。サーバーに残ったぶんもテー…

野良犬とトンネルと水に濡れた蝶々と

雨の月曜日。 通勤の際、山の中を走るバイパスを使う。当然、トンネルが多い。早朝にもかかわらず、今日は唐突な渋滞が発生していた。 渋滞の原因は、野良犬だった。トンネル(700mくらい)のほぼ最奥部で、汚れきった犬がうろうろしていたのだ。慎重に交互…

昨日の「3月のごはん」は。

おおむね順調な日曜日。車の定期点検に行き、書店やホームセンターに寄り、あとは家でのんびりと過ごす。映画館や、街への買い物も予定には入っていたが、しかしどちらも時間がかかる。田舎の辛いところだ。そういったいくつかの娯楽(?)を諦めたため、家…

映画『独裁者と小さな孫』

映画『独裁者と小さな孫』を観てきた。 総合小説、というジャンルがある。分厚くて、登場人物が多くて、人生から世界まで、ひたすら詰め込むような文学作品。僕はあまり読まないが、この映画はそういうものに近い気がする。つまり、「ひとことでは言えない」。…

静岡市葵区鷹匠「ALLEE RESTAURANT」

静岡市の鷹匠、けやき通り沿いにできた新しいレストラン、「ALLEE RESTAURANT」でランチを食べた。 小さなビルの2階にある、落ち着いた雰囲気のお店。広々とした窓からは、ケヤキ並木を見ることができる。静岡の中心街とはちょっと違う、落ち着いた風景。雑な…

第六十四凶

先日の法多山詣で購入したお神籤。いや、神籤は購入とは言わないのか。 ともあれ僕は信心が無いので、一緒に行った人達と楽しんだだけで、だからどうこうする、というものではない。 本来は「厄除け」の寺なので、こうして酷いお神籤を引いてから(だから凶が…

法多山詣を輪行で

久しぶりに輪行をしてきた。といっても、電車では30分ほどの近場。名刹かつ観光寺である法多山が目的地。 折りたたみ自転車であり、目的は団子と初詣(をできなかった知人達と行ったのだ)なので、自転車の移動距離は10kmも無い。ただし坂道が続き、しかも風…

MARIATHANKのフランス的なみかんのムース

雨の静岡市中心街は、いささか散策しづらい。特に少し街外れに車を停め、そこから折りたたみ自転車での移動を主にする身としては、いきなり行動が制限されてしまう。完全に徒歩だと駐車場がどこも混雑しているし、わざわざ電車で行くのも不便だ。映画館、特…

『スターウォーズ展』と大国屋の和菓子と、牡蠣。

今日は静岡市美術館で開催中の『スターウォーズ展』に行った。僕としては珍しい、職場で知り合った人達との美術展観覧。まあ、見ている間は一人の世界なのだけれど、今日はこれも例外として、解説役みたいな事もしてみた。一番の年長者だったので、どうして…

2月のごはん:つきさむ

今日は家事とパソコン仕事に邁進した。いや、最も集中して時間をかけたのは睡眠なのだが、ともかく休日というのに部屋に籠もっている。 昼食だけは、わざわざ外に行って、美味しいものを食べてきた。静岡市の北街道沿いにある「つきさむ」のランチメニュー、「2…

映画『オデッセイ』または「火星の人」あるいは「The Martian」。

映画『オデッセイ』を観た。原作小説は、昨年の個人的No.1(翻訳部門)。繰り返し読んで、公開日を待ち望んでいた。 ここまで好きだと、映像化された時の落差が怖い。でも、もちろん観た。 結果から書くと、とてもとても素晴らしかった。今のところ、ほとん…

スプーンおばさん・サイクリスト

雨。かなり寒かった。そんな早朝の通勤時間帯に、不思議な自転車乗りを見かけた。 オリジナルのサイクルジャージを作る人達は多い。しかし自転車愛好家でも、オリジナルのレインウェアは珍しい。今日見かけた人は、レインウェアの背中に「スプーンおばさん」の…