食べるドライトマトのオイル漬け

今の自分の境遇は、かつての仕事の関係者にとって同情を誘うものらしい。
つまり、前々職の拠点閉鎖と四国への転居、前職の退職、それぞれの経緯は、社長や取締役の身勝手さ、極端なベンチャー気質からなるものである、だから君は被害者である、と認識している人がそれなりにいるのだ。
ここ高松市というのはこぢんまりとした街だが、個人経営の店や中小企業がやたらと多い。つまり経営者の狭くて濃い世界がある。
だから「ああ、あの人の下で働いていて…なるほど、それは可哀想だったね。あの人達はそういうところがあるから」と、僕が近況を話すだけで(彼らなりの)ストーリーが出来上がる。それはたぶん、僕や僕の雇い主だった人達からしたら出鱈目に近いのだが*1同情というのは金で買いづらいし欲しがろうとして得られるものでもないから、今は余計な釈明をしないで放置している。

「可哀想な境遇だね。せっかく静岡から移り住んだのにね」と同情はしてくれるけれど、「うちの会社に来るかい?高待遇で雇うよ」とは誰も言ってくれない。
その代わり、お饅頭とか、ミカンとか、お歳暮か何かで貰ったお酒をくれる*2

小規模とはいえ経営者の方々だから、それなりに良いものを貰えることも多い。イオンやその周辺をぐるぐる巡って暮らしている自分としては生活の彩りになっている。

 

同情してくれるのは彼らだけではない。
前々職の親会社が今の住まいの近くにあって、そこには社長の親族の家もある。社長の母親、社員からは「おばあさん」と呼ばれていた老婆もまた、僕に目をかけてくれる*3
このお婆さんは、会えば何かをくれる。大抵はスーパーマーケットで合うのだが、買ったばかりのお煎餅やドーナツを気前よく分けてくれる。これから何処かに行く雰囲気なのに、手土産の和菓子を箱ごとくれたりもする。
「若いんだからもっと栄養をとりなさい」みたいなことを、この中年男性である僕に言うのだ。ちなみに先月は切り花を貰った。

先週はこの人に、大量のプチトマトをいただいた。
お弁当にも使ったし、毎日少しずつ食べてもいるけれど、ついに萎びてきた。
仕方がないから、セミドライトマトにしてみた。

セミドライトマトならば使い勝手も良いし、それなりに日持ちもする。でも逆に、冷蔵庫の奥に眠ってしまう可能性もある。

もう少し簡単に使えて、どんどん消費するものをと考えて、今日は「食べるドライトマトのオイル漬け」を作ってみた。

これは「食べる辣油」のドライトマトとオリーブオイル版。
好みでニンニクは使わず、フライドオニオン*4をたくさん入れる。
ベランダで2晩とオーブントースターで乾かしたプチトマトを耐熱容器に入れてオリーブオイルを注ぎ、塩や粉唐辛子を入れてからオーブントースターで加熱。ぐつぐつしたら瓶に移してフライドオニオンやスパイスを混ぜて完成。

オムレツに入れてもいいし、ご飯にそのまま乗せても美味しい。茹でたジャガイモにも合う。わりと万能、そして作るのが簡単。
セミドライトマト無しで唐辛子とニンニクを使えば「食べるペペロンチーノの素」になる。この場合も、ニンニクは隠し味程度が好き。フレーバーオイルとは違う使い方ができる。

 

おいしい!かんたん!おしゃれ! 旅して見つけた イタリアの保存食レシピ

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ところで今日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B5UOqB9gVPE/

  • 雑穀ごはん
  • 煮豚
  • 割り干し大根の漬物
  • プチトマト
  • ニンジンのスパイス和え
  • 鶏ハム
  • 山葵菜と大根の炊合せ

今週は大根を買ったので、毎日なにかしらの大根料理がお弁当に登場するだろう。今日は皮をピーラーで剥いたものを利用。「皮が柔らかい品種です」とアピールしていたが、食べる分には変わらなかった。

 

柿づくし: 柿渋、干し柿、柿酢、柿ジャム、紅葉保存

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[新版]私の保存食手帖 (ESSEの本)

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そういえば、上述のお婆さんからは、渋柿もたっぷりいただいたのだった。「皮を剥いて、さっとお湯にくぐらせて殺菌して、軒先に干しておけば干し柿になるよ」とのこと。知ってる。独り暮らしの独身中年なので、干し柿を作る事は想定外だ。もちろん、独身だろうが男だろうが干し柿を作るに支障は無いのだが、それでもこうして「作るつもりの無かった食品」の素材が家にあるのはなんだか不思議だ。

この渋柿はすなわち、人生の不思議である。
予想外の、あるいは望んでいない分岐の先でしか手に入らない渋柿だから。

 

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お題「今日の出来事」

 

*1:実際、今も前職の社長さんとは仲が良い。

*2:どうだい今夜、飲まないか?と声をかけてくださる方もいるけれど、自分がお酒を飲まないので辞退することがほとんど。

*3:この人の孫、社長の息子には静岡時代に酷い目に遭ったのだ。
この親会社の人達も、僕を「被害者」として同情してくれる。いくぶん社長への反感含みだろうが、嫌われるよりは良い。

*4:業務スーパー」で買った。ちょう安い。

暗くてそれほど寒くない

朝から曇り空。
雨の予感がして、自転車ではなく車で家を出た。

お弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B5RcsKwgpe1/

 

  • 雑穀ごはん
  • 鹿尾菜とレンズ豆のマリネ
  • ポトフ(塩豚、蕪、人参)
  • さつまいものレモン煮
  • リンゴのコンポート

タンパク質が足りない。レンズ豆は魔法瓶(500mL)に熱湯と共に入れて30分放置して茹でてみた。ひじきと人参だけでは物足りない気がしたので。というか、ひじきと人参で煮物も作ったので、味が違うだけだと面白くない。レンズ豆を使うと、手作りカフェごはんっぽくなる気がする。お弁当は全然そういう感じではないけれども、こういう日替わり定食的な小さな“展開”はわりと好きだ。

ポトフは半分食べた後、ジャガイモと玉ねぎを足してカレーに作り変えた。そのために帰宅前にスーパーマーケットに寄ったのだ。

ジャガイモは全て使うと多すぎる。でも皮むきの手間を考えて、下茹で(電子レンジ加熱)まではまとめて行う事にしている。今日は半分ほどカレーに投入し、残りは冷蔵するつもりだった。しかしうっかり、全てのジャガイモをカレーに入れてしまった。ジャガイモ過多のカレーを、明日から数日は食べ続けなければならない。

夕方からは雨。
昼間も夜もそれほど寒くはない。まだオイルヒーターは仕舞ったまま、エアコンで室温は上げられるが、この程度なら全然平気。昨年の今頃はきちんと暖房器具を使っていた気がするのだが。

 

わたしの献立日記 (中公文庫)

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かきバターを神田で (文春文庫)

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シンパシーとワンダーの間

まったくもう、と帰宅してからぷりぷり怒っている。

とある映画の試写会に行ってきた。
試写会といってもネットで申し込んでシネコンで観て帰宅してフォームに感想を書くだけの、予約サイトのユーザー向け無料サービスみたいなイベント。
僕がその感想フォームに「Webサイトと予告編には『時間と金の無駄である』と明記すること」「料金は0円〜400円とすること」等と書いても、たぶん何も変わらない。せいぜい、シネコンでの上映回数が激減するだけだろう。
ちなみにSNSその他で公開前に感想を述べることは禁止されている。どの劇場で観たのかも書けない*1

感動作を狙って作ったのだろう。でも全く感動できなかった。
人によってはきちんと泣けたと思う。大人が仕事として100人以上関わって、誰の心も動かさないということはあるまい。

たぶん僕の求める「シンパシー(共感)」と「ワンダー(驚異)」のバランスが、この映画のそれと全然合わなかっただけだ。

 

とかく共感が求められる時代である。
これから日本がもっと貧乏になったら、共感しか残らないんじゃないかとさえ思える世相。
国でも社会でも家族でも、なんでも内向きこそ尊ぶ。「あああ、それわかる」という感激ばかり求める。

僕はどちらかといえば外向きの、異化と発見をもたらす感動、ワンダー(驚異)のほうを多く求める。
SFの魅力を説明する時に「センス・オブ・ワンダー」という言葉を使うように、自分と異なるもの*2に価値を見出す趣味嗜好がある。シンパシーも大切だが、映画館ではワンダー多めが好き、ただそれだけ。

ちなみにSFはサイエンスの部分で、そしてファンタジーは社会制度で現実世界と繋がっていると友人が言っていた。言い得て妙である。

とにかくこの映画はシンパシーばかり、しかも予告編や宣伝ではそうではない、という詐欺的な作品だった。ちなみに原作は(半分しか読んでいないが)ワンダー寄りだから、原作ファンは暴動を起こすかもしれない。

無料の試写会であり、僕は文明人だから暴動までは起こさない*3
ただし参加者の義務である感想フォームにはきちんと意見を書く。
しつこい人、頭の制御ができていない人と捉えられないように、あくまで前向きに、問題点を整理して文章を組み立てた。
この日記は5分か10分で、推敲も読み返しもしないで書いているが*4この感想フォームは10倍くらいのエネルギーを使って書いた。
だから今、ぐったり疲れている。文章でここまで疲れたのは久しぶりかもしれない。

まったくもう。

 

映画の感想フォームには書けないが、シンパシーばかり求める世間の空気がここまであからさまだと、なかなかに生きづらい。
一時期、日本中のプリンがひたすら「とろーり柔らか」なタイプになった事があった。あの時も生きづらかった。

 

 

ミニシアターフライヤーコレクション〈2〉

ミニシアターフライヤーコレクション〈2〉

 

 

思えば静岡県中部に住んでいた時の映画鑑賞環境は素晴らしかったのだなあ、と回想している。
1年ほど「気になる映画は片っ端から劇場で観る」方針で過ごしたことがあった。面白くない映画も多少はあったけれど、今夜のような思いは一度も無かった。ミニシアターのシネ・ギャラリーも、古い東宝会館も信頼できる。シネコンはどの土地でも大して変わらないが、どうしても観ておきたい作品は少ない*5ので僕の“映画生活”への影響はそれほど無い。

今の住まいは映画館から近い。ショッピングモール内のシネコンまで車を使えば10分、中心街のミニシアターへも自転車で行ける距離。友人もほとんどいない独り暮らしだから映画館に行くこともある。でもこの土地で、というのは同系列のシネコン2つと衰退著しいミニシアター1つの香川県では、映画を趣味の中心には据えづらい。

静岡のシネ・ギャラリーは退屈な作品も多かったけれども、退屈とわかっていて選んでいるようなところもあった。気骨のある、シンパシー・ファーストの時代にあえて抗うような選択、あれはなかなか出来るものではない。

 

伝える、広める、人を集める フライヤーのデザイン‐FLYER DESIGN TO ATTRACT PEOPLE

伝える、広める、人を集める フライヤーのデザイン‐FLYER DESIGN TO ATTRACT PEOPLE

 
映画館(ミニシアター)のつくり方

映画館(ミニシアター)のつくり方

 

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

*1:ちなみに僕は帰りにブラック・フライデーセール中だったイオンで大根や酢を、そして無印良品でリングノートを買った。

*2:そもそも自分以外は自分と違うものだ。

*3:700円くらいは手間賃もとい迷惑料を請求しても良さそうな作品ではあった。

*4:でなければ毎日の習慣にはできない。

*5:超大作は観る。でもスター・ウォーズジブリ映画で今日ほど落胆はしないから安心。

鳥バター丼とつけ麺。ルーベラの開放とは。

家事と読書で午前中を過ごす。

午後はスーパーマーケットとディスカウントストアで食料品などを買い込み、家で少しだけ調理。
リンゴとレーズンでジャムを作った。なかなか上手くできたと思う。

 

 

ことり (朝日文庫)

ことり (朝日文庫)

 

 

 

昼は知人に誘われて「がっつり」した昼食を食べたのだった。
高松市のアーケード街の奥まったところにある小さなお店。中華料理店なのだろうか、高松市に点在する「鶏バター」を扱う安くて汚くて古い安食堂の一つ。

理由はわからない。でも非ファッショナブルで不健康な男性を中心に一定の支持を受けているのがこの「鶏バター」の店だ。
鶏肉を醤油やバターでこってり炒めたジャンクな味の食べ物で、これを丼にすることもある。変わったところではカレーに添えたり、あるいは春雨と合わせることもある。
この「鶏バター」を扱う店は同時にラーメン屋でもあり、そしてどういうわけかオムライスなどもメニューに並ぶ。このオムライスも油と塩をたっぷり使い、鶏バターも加わるジャンクフードだ。

B級グルメとして取り上げられることが無いのは、「讃岐うどん」の存在と、そしてこのジャンク具合が理由だろう。古臭い言い方だが「女子供はお断り」な雰囲気があるのだ。

いつもこの種のこってりジャンクご飯に誘ってくれる知人がいなければ、僕も1人ではなかなか食べる機会が無い。
脂が多いし、量も多い。何か理由が無ければ選ばない店だ。
しかしたまに食べる分には、なんだか面白い料理とお店ではある。

 

マチボン香川 Vol.1

マチボン香川 Vol.1

 

 

今日行ったお店は、今月末で閉店だという。
消費税増税電子マネー導入の波に年寄りの店主が疲弊した、という貼り紙があった。世知辛い話である。

店の裏には換気扇の排気口があって、どろどろのタール状の汚れが固まっている。汚れがどうしようもなくなったらダクトとフードを移動させ、6回ほど排気場所を移したのだと知人が教えてくれた。確かに5つの真っ黒い汚れたエリアと、まだあと少しは使えそうな現役の排気口がある。もしかすると新たな排気口を確保できなかった事も、閉店の理由かもしれない。

https://www.instagram.com/p/B5NTHejAKNt/

 

僕は「つけ麺と鶏バター丼のセット」を注文した。知人はオムライス大盛り。

しょっぱくて、脂と油が多くて、量が多くて、なんとも非日常。添えられた刻み海苔が、いわゆる味付け海苔だった。
知人とはカウンターで並んで黙って食事をするだけ。あまり会食といった雰囲気ではなかった。でもこの人とはいつもこんな感じ。お互いに酒が苦手なこともあり、食事は食事で会話はカフェとか喫茶店に行く。


このお店、東京における「ラーメン二郎」に似ているのかもしれない。ただしお客さんは地元の老人と肉体労働者が中心で、昼からビールを飲む人も多い。レジャー的要素は少ない。

 

それにしても量が多い。
今だってまだ空腹にならない。夕食は野菜ジュースを1杯と、コーヒーで済んでしまった。

 

小箱

小箱

 

 

全然関係ないのだが、夕方に昼寝をした時に夢を見た。
内容は覚えていないのだが、夢で誰かからメッセージのような伝言のようなものを受け取った印象がある。
そういう夢がある。ストーリーもディテールも忘れ、キーとなる台詞のみ記憶に残る夢。
今日の夢はこんなメッセージを僕に残した。

「お前のルーベラを開放しろ」

よくわからないが、とにかく買い物リストに「ルーベラ」を追加した。ルーベラといったらブルボンのお菓子だろう。僕のルーベラとは何なのか全く身に覚えが無いが、なんだか面白そうなのでこれも縁ということで久しぶりに買ってみることにする。ブルボンのお菓子は好きだし。
少年漫画ならば、このメッセージの主(大抵はヒロイン)が主人公の元に現れるのだが(大抵は転校生)、残念ながら僕は独身中年男性で、夢はあくまで脳の活動であり、世界は漫画よりも平坦である。

 

ブルボン ルーベラ 10本×12袋

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ブルボン ルーベラ 10本

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お題「今日の出来事」

ココアが見つからないよ

寒い。
しかも夕方から雨も降ってきた。
天気予報では夜まで曇りとなっていたのにもかかわらず、である。

しかし天気に文句を言っても仕方がない。
雨の中、自転車(泥除け無し)で帰ればリュックも服も濡れてしまう。部屋だって寒い。

 

バットマン:ホワイトナイト

バットマン:ホワイトナイト

 

 

だからというわけでもないけれど、帰宅してから温かいココアを飲むことにした。

ココアは無糖のものを買ってあった。
しかし置いてあるべき場所に無い。「紅茶・抹茶・ハーブティー*1」に入っていない。

5分くらいは探しただろうか。それでも見つからず、他の家事をしながらあちこち見て回るが、やはり発見できない。
だんだん、自分が安売りの日にココアパウダーを買ったことが信じられなくなってくる。

それでも自分を信じてココアを探す。
森永の無糖ココアパウダー(復刻版パッケージ)が、この部屋の何処かにある筈だ。自分が諦めたら誰も見つけることができない。

お湯も湧いたしもういいや、と諦めてジンジャーティーを淹れた後に、件のココアは発見された。
忘れてはならない物をピン留めしておくコルクボードに、ココアが箱ごと留めてあった。
いったい何処の馬鹿が、ココアをボードになんて留めるのかと腹立たしく思うが、当然ながら自分のミスである。おそらくは「忘れないように、あえてストレンジな場所に保管しよう」と考えたのだろう。
自分が考えそうなことである。そして、そういう企みを忘れてしまうのも自分なのだ。

 

 

ISOの復権―マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと
 

 

長く生きてきて最近ようやく気づいたことがある。
収納は標準化すべし、である。
たとえ手間が増えようとも、特別なものであろうとも、シンプルな基本ルールから外れたものは、忘れる。少なくとも中年となった僕の脳は、忘れる。
ココアならばやはり「紅茶・抹茶・ハーブティー箱」に仕舞っておけば良かったのだ。

 

ところで、ココアとは関係ないが、今日のお昼ごはんはこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B5Jw9m3AXMN/

朝に早起きしてご飯を炊いて、おかずは冷蔵庫の残り物をかき集めた感じ。ちなみに夕食は白菜の鍋だった。

明日は今日より10℃以上気温が高いと予報が届いた。なんだかよくわからない気候だ。ココアの出番は無いかもしれない。

ちなみにココアは無糖のまま、インスタントコーヒー(標準の0.5倍〜0.75倍)に加えて混ぜて飲む。あればクリーミングパウダーも入れる。クリーミングパウダーは安物が合うと思っている。

 

とんがり帽子のアトリエ(6)限定版 (プレミアムKC)

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中世実在職業解説本 十三世紀のハローワーク

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お題「今日の出来事」

*1:静岡県出身者だから緑茶は別扱い。というか毎日がぶがぶ飲むので煎茶セットは出しっぱなし。

木曜日だったよ

 

本日15時を過ぎた時点で、今日が金曜日だと思いこんでいた。
帰宅したら映画に行って、夜は日付が変わっても読書をするつもりだった。心はすでに「週末モード」だった。

家に帰る前には「良い週末を!」と挨拶をした(讃岐の地では一般的な週末の挨拶*1)ところ、怪訝な顔をされた。
何人かでカレンダーを見て、今日がまだ木曜日だと確認してから帰ることになった。

帰宅してからもなんとなく釈然としない。でもスマートスピーカーに「今日は何日?」とか「今日は何曜日?」と聞いても、木曜日だと答える。この不完全な世界で僕は明日という未来に向かって旅をしていくしかない。

残念だ。本当に残念だ。
ようやく今週を乗り切ったと思っていたのに。神様に悪態をつきたい気分だが、残念ながら僕は信仰を持たない*2。運命を呪うよりトラブルシューティングのほうが性に合っている。

 

というわけで、なぜそんな勘違いをしたのか、と考える。
おそらくはご飯のストックが原因だろう。
最近はお米をある程度の量、まとめて炊いて、小分けにして冷凍している。お弁当には必ずご飯を使うから、その備蓄数で何曜日かがわかるのだ。1週間に1回の炊飯、そして日曜日か月曜日に炊く。

でも今週は、いつもよりご飯を食べる機会が多かった。朝か夕食は軽くグラノーラオートミール讃岐うどんで済ませることが多い。それをきちんと、ご飯とおかずと汁物を作って食べていたのだった。そういう時は普段ならば週の途中でも炊飯をするからストック切れを起こさないのだけれど、別にルールにしているわけではないから、木曜日の朝に冷凍ストックご飯が無くなることも稀にはある。

 

 

ということは、明日のご飯が無いわけだ。
週末のつもりがまだ木曜日だった、というのは残念だが、あくまで精神的な打撃に過ぎない。いずれ回復するだろう。
しかし炊いたご飯は誰かが炊かなくては生じない*3

とりあえず今日はもう面倒なので、寝る。早めに寝て早く起きて、今日の問題をぱぱっと片付けるのだ。
問題の先送りに対して前向きでも誰にも文句を言われないのが、独り暮らしの良いところ。ちなみに炊飯を誰にも頼めないのが悪いところ。

 

うどん手帖 (死ぬまでに一度は食べたい!!全国の名店50+α)

うどん手帖 (死ぬまでに一度は食べたい!!全国の名店50+α)

 

 

ところで今日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B5HLs1AAOzV/

そういえば、お弁当のおかずも、冷蔵庫のストックをかなり使い切るチョイスだった。まあおかずについてはなんとでもなる。

 

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

 

お題「これって私だけ?」

 

*1:もちろん「良い週末を!」は本州語訳であり、香川県の言葉では「ウドゥン デモ タヴェヘンクァー!」である。「饂飩でも食べへんか?」と発声すれば概ね通じる。

*2:科学に魂を売ったのだ。

*3:白飯の自然発生説はパスツールにより否定されている。

昨日と今日のお弁当

昨日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B5CBz0eAXsb/

  • 蕎麦ごはん
  • 竹輪の磯辺揚げ
  • 割干し大根の醤油漬
  • 白菜のゆかり和え
  • わさび菜のおひたし
  • サツマイモのレモン煮

いささかタンパク質が足りない。
緑黄色野菜も足りない。彩りにも欠ける。
しかしチクワの天ぷらがあれば僕はご機嫌である。
なにしろここは四国、チクワの天ぷらが安くて大きくて、何処でも手に入る。本州の海苔弁当に乗っているそれがいかにも“安っぽいおかず”なのに比べると、存在感も味も違う。愛されて育ったのだな、と心がほかほかする。


秋から冬は収穫期ということで、今の時期は枝から切ったばかりの新鮮なチクワ天がスーパーマーケットに並ぶ。
朝採りの新鮮さが尊ばれる食材だから、夕方には値下げシールが貼られてしまう。僕はまだ心の奥底までは四国人ではないから、この味が落ちた3割引のチクワ天でも十分に美味しく食べることができる。

しかしこの土地に暮らすまで、チクワ天が農産物だとは知らなかった。本州で衣と呼ばれている部位は果皮で、緑色の部分は寄生した藻類とのこと。
住んでみなければわからないことは多い。特に四国は、住んでみてもわからないことが多い。

 

死国 [DVD]

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死国 (角川文庫)

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そして今日のお弁当はこれ。

https://www.instagram.com/p/B5EkwHAAQ1c/

  • 蕎麦ごはん
  • 肉団子
  • アスパラガスの出汁醤油漬
  • ニンジンと暴君ハバネロの和えたの
  • 白菜の浅漬け

たまにスナック菓子を活用したりすると、往年のku:nelみたいな「肩の力を抜いた感じ」が演出できるのではないか。そんなことはないか。

とにかく塩もみしたニンジンに辛いスナックを混ぜると一晩でそれなりに食べられるものに化ける。混ぜた直後に「本来のレシピはカラムーチョだったな」と気づく。人生と同じで、何かをやらかした直後に、その失敗に気がつくのだ。前に気づいたら止めることができる。
たぶんターミネーターシリーズの人工知能スカイネット)もそういう動機でタイムマシンを作ったのではないか。コンピューターでタイムマシンといえばMacに標準搭載のバックアップ機能だが、今回の話も、現在公開中の新作ターミネーター映画にも関係無い。

 

ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男

ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男

 

 

ところでスナック菓子を活用した簡単な食べ物を作るたびに、自分の学生時代を思い出す。当時は若者向け雑誌がよく売れていて、大抵は「異性を家に招いた時にこういうちょっとした工夫をするとモテる」と本当かどうかわからないTipsが書かれていたのだ。ポテトチップスを耐熱皿に敷いて溶けるチーズを乗せて…みたいなやつ。

僕はそれらモテ情報に背を向け、オレンジページおよびオレンジページムックを参考に大根1本を使い切ったり、余った筑前煮を別の料理に活用したりとそれはそれで楽しい学生生活を送っていたのだけれど、あの選択が今に至る分岐*1だったのではないかしらんと思うこともある*2
じゃあどうすればいいかな、と考えるのだが答えは出ない。
とりあえず「来世でがんばる」と声に出してみたけれど(独り暮らしだから声を出しても大丈夫。)、考えてみたら輪廻転生を信じていない。
それどころか魂も信じていない*3
困ったことである。

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

 

 

それではお風呂に入ってから寝ます。お風呂で寝るわけではありません。

 

とにかく散歩いたしましょう

とにかく散歩いたしましょう

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

*1:平和で静かで孤独な四国生活。

*2:正確には背を向けた訳ではなくて、図書館とかドリームキャストとか1人キャンプとかオタクな友人達との学生生活に邁進していると、どうしても背中があちらがわに向いてしまうのだ。シスの暗黒卿みたいな感じ。

*3:「魂」は、存在を仮定すると、とても便利。様々な事がすんなり説明できるツールだ。でも実在が確認されていないし実在すると他の部分で色々と破綻する概念だと思う。ニュートン物理学は便利だが、それだけでは全く世界を説明できないし、スケールによっては破綻する。数学に沢山あるナントカ項も同じ。

とくしま動物園は良い動物園

朝にはすっかり元気になって、昨晩の風邪は何だったのかと不思議な気分。
とはいえ寒い。まだ真冬の服を出していないし、それほど長く外に出ない暮らしをしているので(自転車での移動は朝と夕方のみで短時間)薄着でもなんとかなっているが、街の人達はきちんとコートを着ている。手袋やマフラーの人もいた。

 

星系出雲の兵站-遠征-2 (ハヤカワ文庫JA)

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さてようやく、先週土曜日に行った「とくしま動物園」について書こうと思う。

といっても、数日経てば個々の動物や、細々した出来事についてはもう書けない。思い出せない訳ではないのだが、なんとなく書く価値が薄れていって、全体の印象のみが表層に残る。

どんな動物園だったか、を簡単に言うと「暖かくて優しい動物園」。
市民の憩いの場といった雰囲気が入り口から隅のほうまで充填されたような場だった。


お客さんの8割以上が子供連れ、しかも就学前のちびっ子を連れた家族が多い。僕のような単独中年男はどんな動物園でも少数派だが、それにしても浮いていた。僕もベビーカーを買ってくれば良かった、と少し後悔したくらいだ。
到着したのが午後2時過ぎということもあり、紅葉した木々と冬の午後の光が合わさって、広場も通路も本当に綺麗。明るく金色がかった風景のなかを元気なちびっ子達が駆けていくのだ*1。かけがえのない瞬間に不意に立ち会ってしまったような気分。正直なところ眩しすぎる。
「分かたれた道の先」とか、よくわからないことを考えてしまうのだ。

 

 

なんとなく、京都市動物園を思い出す。
あの動物園も、メインターゲットは小さな子供達だった。そして明るかった。

 

山の斜面に作られているという点では、故郷の日本平動物園にもよく似ている。

 

 

規模としては、京都市動物園よりも小さいかもしれない。一通りの大型動物がいる動物園としては「中の小」といった感じ。ゾウもいるしライオンもいる。サファリを模した広い草食動物用のエリアもある*2

ペンギンだっているし、ウサギなど小動物と触れ合う場所も当然ある。

いささか古びている事は否めない。
空の檻もいくつかあったし、昭和っぽい設備も目立つ。

でも、旭山動物園のような手作り案内を駆使し、あるいは飼育員さんの工夫もあって、見ていて貧乏臭く感じることは全然無かった。

ちびっ子の客が多いからだろうか、飼育員さんが積極的に(掃除や餌やりの途中に)こちらに声をかけてくる。規模が小さいからこそ、の取り組みだろう。

そういえば、ゾウの日常点検(?)の場を見学させてもらえた。
ゾウが半バックヤードのような場所に行き、おやつを貰う。その時に飼育員さんの合図で、脚の裏を順番に見せていくのだ。飼育員さんは丁寧に足の裏をチェックし、ブラシや金属のヘラで爪の先や足裏の汚れを掻き取っていく。親密ではあるが相手は大きいから、大変そうな作業だ。ゾウが気を利かせて(というか毎日の習慣だから)合図より先に脚を出しても飼育員さんは動かない。これは「自分の合図にゾウが従う」というかたちを守らせることで、力関係の逆転を防いでいるのだという。頭が良い動物なのだ。

フラミンゴも見事だったし、鳥が放し飼いになっている大型ケージも楽しかった。動物園のシンボルにもなっているコンドルも迫力があった。

隣には植物園もある。ここは全て歩いたわけではないが、なかなか楽しそう。学術的なそれではなくて、やはり市民公園的な部分が大きい様子。動物園の横には小さな遊園地もある。

動物園をみっちり歩いても3時間と少し。普通はその半分でも全ての動物を見ることができるだろう。お弁当を持って広場やベンチでのんびりして、植物園も歩けば、休日をしっかり楽しめそう。

こういう素敵な場所に行くと、つい考えてしまう。
「どうして香川県には動物園が無いのだろう?」
自分より年上の知り合いからは「栗林公園にゴリラがいた」と聞くが、栗林公園って巨大な日本庭園の筈で、ゴリラはちょっとそぐわないと思う。たぶんゴリラも「自分は場違いじゃないかな」と思っていたはずだ。

 

ヤンキーと地元 (単行本)

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お題「ひとりの時間の過ごし方」

*1:前日までのYou Tubeの影響で、ゼルダの伝説とかデス・ストランディングを思い出してしまった。リンク氏も徳島市のちびっ子も、常に(障害物の直前まで)全力疾走なのだ。

*2:シマウマやレイヨウに混じってカピバラが群れで移動していた。

まるでサバンナ出身みたいな顔をしていたが、出自も生態も違う。案の定、途中で昼寝や水浴びをして“草食動物の群れ”を乱していた。

風邪と砂肝

こんなに湿度が高いのに、いきなり気温が上がったのに、どういうわけか風邪をひいた。外は小雨、部屋は夜になっても暖かい。

というわけで夕方から断続的に寝込んでいる。
全然関係ないけれど、上の写真はナマケモノ。吊るしてあるのは青梗菜。

 

ウー・ウェンさんちの定番献立 家庭料理が教えてくれる大切なこと

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ウー・ウェンのきれいな炒めもの

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昼までは順調。午後になんだか身体がだるくて頭痛がして、帰宅して昼寝をして、目が覚めたら体温27.8℃。

そういえば隣の席の人が風邪っぽかった。
自分と歳はそれほど変わらないのに、くしゃみをするたびに「にゃん」とか変な声を出す人*1。「ごほっごほっ、っくしゅん!にゃん」と咳・くしゃみ・変なフォロー(?)の声が続く。
この人は朝から「身体がしんどい」と延々言い続けていた。
僕も他の人も「帰って病院に行ったら如何か?」という意味の問いかけを(様々な穏当な表現で)何度かしたけれども、こういう人はまず間違いなく帰らない。でも体調が悪い事はアピールし続ける。
そして僕が感染する。困ったことである。

とはいえ寝れば治りそうな風邪ではある。
昼寝も含め、結果的に早期対応ができたから、このまま治ってしまいそうな予感がしている。

 

とにかく散歩いたしましょう (文春文庫)

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さて、そんな今日のお弁当はこんな感じ。

  • 蕎麦ごはん
  • 砂肝のアヒージョ
  • 肉団子と豆と根菜のオイル煮
  • 大きなラディッシュのサラダ
  • その大きなラディッシュの葉と生姜のマリネ

油で煮たものが2品。お弁当に使う、ということでニンニクなどは抜き。砂肝は近所のスーパーマーケットで妙に安い時があって*2、最近は油で煮ることが多い。レバーのように生姜醤油でも良いのだが、こちらのほうが手軽。オーブントースターで熱するだけだから。

秋の終わりに作ったセミドライ・プチトマトとそれを漬けたオリーブオイルを使い切りたくて、豆や肉団子を煮てみた。至って普通の安い鶏肉団子だが、こうしてスパイスたっぷりで作るとそれなりに不思議な味になる。

大きなラディッシュ、あるいは小さめの変わり大根は、独り暮らしのお弁当生活にはとても便利。数日で使い切れる量で、見た目も良いし、生食も酢漬けも可能。なにより根と葉という2つの食材になる点が嬉しい。切って売られている大根とは、ちょっと違う。
こういうコンパクトな野菜がこれからは尊ばれるのではないか。

 

妄想気分

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お弁当の事を書いていても風邪は治らないので、そろそろ寝ます。
動物園のことも書きたいのだが、それはまあ明日にでも。

 

ホテルカクタス (集英社文庫)

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お題「今日の出来事」

*1:普段の言動から、この「にゃん」は「自身を可愛く見せる行動」と推測される。古の言葉でいう「ぶりっこ」である。

*2:たぶん砂肝の多い鶏が開発されたのだろう。ケンタッキー・フライド・チキンの“骨なし鶏”と同じくバイオテクノロジーの勝利である。