直島周遊 ─ 地中美術館 李禹煥美術館 ベネッセアートサイト ─

「瀬戸内国際芸術祭2019が始まる前の静かな島を巡る日帰り旅」計画の第二弾*1、直島の美術館に行ってきた。

計画では豊島にも寄るつもりだった。
しかし朝に高松港に行き、適当な船に乗ってから考えてみたら、直島と豊島の行き来はかなり時間が限られてしまうことが判明した。
そもそも第一目標の「地中美術館」は予約制、決まった時刻に入り、さらに終わりの時刻を気にして過ごすなんて忙しない。ざっくりとした計算で、美術館には50分の滞在時間しかなかった。
そんなわけで、今日は地中美術館を堪能することを主目的と考えて、豊島はパスすることにした。
豊島は小豆島からの航路が“太い”ので、いずれ小豆島サイクリングと併せて楽しむ予定だ*2

 

せとうち暮らしVol.20 (特集:本はチケット。ページをめくると、そこは瀬戸内。)

せとうち暮らしVol.20 (特集:本はチケット。ページをめくると、そこは瀬戸内。)

 

 

瀬戸内国際芸術祭のサイトやパンフレット、それに瀬戸内の島々に関するガイドブックの類には航路こそ書かれていても、その本数までは一覧されていない。便数が多い航路を“太く”描き、そうでない航路を“細く”図示するインフォグラフィック的な地図があると便利だと思う。自分は3年前に2回、瀬戸内海の島々(岡山と香川)を巡ってその土地勘みたいなものを身につけたが、今回はすっかり忘れていた。
小豆島は高松から行きやすいが、岡山側の宇野港からはちょっと不便、そして今日行くつもりだった豊島は直島の隣だが、直島からは本数も少ないし接続も悪い(小豆島から行くのが便利)。
時間があったら自分で作ってみよう。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

 

 

さてその直島、今回は自転車無しで上陸した。
山がちな豊島に行くつもりだったので自転車は不要だと考えたので。で、バスを使ったのだが、こんな平日でもそこそこ混んでいてちょっと驚いた。

観光客の7割以上が外国人、その外国人の6割以上が欧米人、といった印象。たまに中国や韓国からのお客さんもいるけれど、「中年以上の集団」さえ避ければいわゆる「うるさい中国人・韓国人観光客」に悩まされることもない。

欧米人の観光客はアート好きっぽい人が多い。日本人とアジア人は物見遊山の(つまりSNSに載せるために草間彌生のカボチャ前でひたすら記念撮影をする)人が目立つ。どうでもいいけれど、Instagramに撮影禁止の作品や館内を撮った画像を載せる人達は何を考えているのか。

 

地中美術館
3年前に訪れて、すっかり気に入ってしまった美術館。住みたいくらいに好き。

特にここの「モネの睡蓮」は特別で、今日は3回も訪れてしまった。
自然光の下で見る睡蓮、素晴らしい。心が洗われるというのか、あの白い部屋のどの場所にいてもため息が出てしまう。前室から見る室内、他の見学者も含めた風景すら好きだ。

もちろん他の2つの展示も良かった。
案内表示なんて見ないで適当に歩き回り、カフェで休憩をして、また歩いて展示を見て、とひたすら楽しむ。もう十分かな、と思った後に念のためまた歩き回る。120%堪能した*3。また行きたい。

李禹煥美術館は、前回の旅行では時間の関係で行けなかった。今回は待望の訪問となる。
いかにも現代アート、いいじゃないかここ、となんだか嬉しくなってしまう。説明用に貸してくれる冊子が便利。

 

船まで時間があったので、ベネッセのアートサイト、海沿いの施設群を散策した。
長袖Tシャツに薄いシャツを重ねてちょうどいい陽気。海と山と鮮やかなオブジェ。様々な色の肌と目の人達。ガイドブック片手に巡るのとは違う、のんびりした優しい時間を過ごした。

直島をバスで巡る際は、町営のバスとベネッセの無料バスを使うことになる。その接続が「つつじ荘」バス停。でもここの案内が不親切で、外国人旅行者の多くが困惑していた。外国語ができない自分が思わずペンと紙と身振りで説明したくらいに、皆が間違えたバス停に並ぶ。これ、芸術祭の時には是正されているのだろうか。

 

それから今日は多くの飲食店が休業日だった。臨時休業の貼り紙も多く見かけた。たぶん瀬戸内国際芸術祭を前に、今のうちに休んでおくつもりではないか。
というわけで、昼を抜いたのにもかかわらず、おやつの時間に開いている店が見つからず、土産店兼コーヒースタンドでコーヒーを買っただけで帰りの船を待つことになってしまった。
朝にヨーグルトと果物を食べただけで、後は美術館でレモンティーを飲んだ以外は何も口にしていなかった。船の出る「宮浦」の集落は観光客向けの店が多いので当てにしていたのだが、ほぼ全て今日はお休み。これは本当に困ってしまった。仕方がないのでセブンイレブン(島に唯一のコンビニか?)でアメリカンドッグとジャスミン茶を買った。そういえば先月の犬島周遊でも、帰路にお腹が空いて同じ店で買い物をしたのだった。
直島は本村エリアに小さなお店やカフェもあったはず。今回は「補給ポイント」を考えず歩いたのが失敗だった。

 

しかし楽しい1日だった。
まだ明るいうちに家に帰れたし、その後に家事も色々と済ませた。
次はたぶん芸術祭が始まってからの島巡りとなるだろう。それもまた楽しみ。

 

 

お題「もう一度行きたい場所」

*1:第一弾は先月の犬島。あれは楽しかった。

*2:今の三角自転車ではなくて、もう少し走りやすい自転車を注文しました。いつ届くのだろう。

*3:同じことを、沖縄の美ら海水族館でもしている。もう十分に楽しんだ、と自覚してからまたジンベイザメの水槽まで歩く。良い場所は限界以上に楽しむと、さらに何かが見えてくる。

明日は島の予定

明日は休日。
今のところ、瀬戸内の島を巡るつもりだが、さてどうなることやら。

 

四国に住むまで気がつかなかったが、島巡りは朝が早い。
それは静岡から旅行で来ていた時だって同条件なのだが、旅行者はその土地に宿泊できるし、旅行中は家事をしない。
「基本的に日帰り」「出発地に帰る」「家事」「翌日に仕事」といった諸条件を考えると、地元には地元の大変さがあると知った。
これが地続きの土地ならば、日を分けて何度も訪れれば良いのだが、島の場合、時間と交通費を鑑みれば1日で連続して巡りたい。
車はもとより電車よりも本数が少ない「船」を使う点も、出発前に決めたルートを守る旅となる要因のひとつだ。

何よりも「来週にリスケ」の可能性を考えてしまうのが、地元観光地の怖いところ。ちょっと何か不具合があれば、それが寝不足や他の誘惑(寝ながら読書とか)であっても、後回しを検討してしまう。

先日の犬島も、そして明日からの日帰り島旅も、瀬戸内国際芸術祭2019が始まる前の静かな島が目的なので、そうそう後回しにはできない。でも水曜日の休日、ただ何もせずのんびり家で過ごすのも魅力的なのだ。

 

離島ひとり旅

離島ひとり旅

 

 

そして今日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/BwTZv-BgK_H/

鶏ハムを甘辛く焼き付けたら、なかなか美味しくできた。
脂が固まらないぶん、煮豚の類よりもお弁当向きかもしれない。
アスパラガスは鮮度が命。いま香川県ではとびきり安く採れたてのアスパラガスが買えるので、スーパーマーケットに行くたびに買っている。塩とフェンネルシードをかけるのが好き。でも、できたては塩だけで十分。オリーブオイルも美味しい。

では寝る。明日はちょっとだけ早起き。早起きできなかったら、島巡りは中断し、家で二度寝します。

 

日本《島旅》紀行 (光文社新書)

日本《島旅》紀行 (光文社新書)

 

 

ビンゴォおじさん

ちょっと珍しい自転車に乗っているので、知らない人に声をかけられることもある。大抵は善良な自転車愛好者*1なのだけれど、なにしろ赤の他人に声をかける位だから、いわゆるマニアな人も多い。もっと言うと、かなり困った感じの人間もいる。
さらに言うと、そういう人は中年から壮年の「おじさん」である。例外無く、「面倒くさいおじさん」である。

 

 

先ほどそういうおじさんに遭遇した。
急いで確認したい事があってWiFiが使えるコーヒーショップに入ったところ、その変なベスト(というかチョッキ*2)を着たおじさんは、カウンターでコーヒーを飲んでいた僕に声をかけてきた。

 おじさん「おたく、外のあの自転車のオーナー?」

 僕「はい。そうです」

 お「初めて見たよ、STRIDA。イギリスの自転車だよね」

 僕「そうですねえ。高松ではほとんど見ませんね」

 お「俺、英国好きなんだ。俺の自転車わかる?」

 僕(窓から見えるサイクルラックを見ながら)「…あのブロンプトンですか?深緑の」

 お(指をパチンと鳴らし、そのまま僕を指差して)「ビンゴォ!」

 僕「ありがとうございます」

 

今になって思う。
何が「ビンゴォ」だ。
この後に、首から提げたカメラのストラップがイギリス製だとか、カメラは最新のミラーレス一眼にオールドレンズを合わせているだとか、そういうトークを始めたのだが、まあつまらない話だ。
たぶん僕に語るのが半分、カウンターにいた店員の女性に語るのが半分といったところだろう。店員さんも客の2人(お&僕)が話しているので無視するわけにもいかない。

このタイミングで、上手い具合に同僚から連絡が来たので、ここで場を辞することにした。こういうおじさん、話が長いうえにこちらの都合を考えないことがほとんど。ちょっと強引にでも逃げるしかない。

 

珈琲の世界史 (講談社現代新書)

珈琲の世界史 (講談社現代新書)

 

 

 

もちろん世の中には、趣味に長けて話が面白いおじさんもたくさんいる。仕事で1ヶ月に1回合う年上の男性は、何を話してもきちんと面白くて、職場の皆が会うのを楽しみにしている。自分自身の話や、気に入っている持ち物の話をしているのに、押しつけがましいところがまるで無いのだ。

転じて本日のビンゴォおじさんは、あらゆる話のスタートとゴールが「俺が」である。残念ながら自慢の自転車もカメラも(価格は別として)凡庸というか、「探せばその辺にいる」感が否めない。凡庸でも全然構わないけれど、それを非凡と説明するのは嘘だ。そしてそういう嘘はつまらない。

 

 

ブロンプトンは好きな折り畳み自転車だ。
一時期は購入も検討していた。友人が買ったのでなんとなく止めたが、今でも欲しいと思っている。だからこそ、と言うのは変かもしれないけれど、ブロンプトンと「面倒くさいおじさん」は壊滅的に似合わないと考える。「面倒くさいおじさん」に合う折り畳み自転車・ミニベロは何だろう、と考えると思考の沼にはまり込むので、今日はこの辺りで日記を終えたい。

 

 全然関係無いけれど、今日のお昼は郊外のお店で讃岐うどんを食べた。どうやら僕は、コシのあるうどんが好きなようだ。この土地に住んで、讃岐うどんにもふわふわなものからしこしこしたものまで色々あると知った。

https://www.instagram.com/p/BwQy-dXABum/

アスパラガスのかき揚げがとても美味しい。
名産地ならでは、である。

 

ASPARAGUS

ASPARAGUS

 

 

お題「今日の出来事」

 

*1:ミニベロ趣味の人は基本的に大人しい。それに比べてロードバイク趣味の連中ときたら(略)。

*2:面倒くさいおじさんの7割は、変なチョッキあるいはバンダナ、もしくはカウボーイハットを装備している。第1の識別点である。

床に胡麻、外は雨。

基本的に家から出ない方針で過ごした日曜日。
昼過ぎにAEONに行き、挽肉と野菜を買い、ついでに書店へ寄る以外は本当に何処にも行かなかった。

基本的には順調な日曜日。
明日以降のお弁当と食事の作り溜めもできたし、読書も進んだ。
雨とはいえ洗濯も済ませてあとは畳むだけ。
おやつに猫のクッキー(Snug製)と銘菓観音寺も食べた。
夕方にはキーマカレーも仕込んだ。
悪くない休日だ。

しかし先ほど、台所で大惨事が発生した。
胡麻摺り器の底面蓋が外れて、シンクと床に煎り胡麻がざあっと零れてしまった。先日、補充したばかりなのでかなりの量だ。

夕食の準備を中断し、小さな箒とチリトリで胡麻を集める。
こういうミスについて、1人で消化しなければならないのが独り暮らしというもの。もしかしたら、こうして日記にて公開することで、少しは気が紛れているのかもしれない。

胡麻摺り器の蓋については、ややそのはめ合いに不安はあったのだ。
とはいえ今の時点で改善策は見つかっていない。溝を切ってシリコンゴムでパッキンを付ける、というのは大袈裟過ぎるし、テープではなんだか雑だ。そもそもロングライフでベストセラーの品で、蓋が外れるようなトラブルは対応済みだと思うのだが。何か自分の側の問題を、まずは考えてみようと思う。

 

貝印 卓上 ごますり 器 Kai House Select DH-7135

貝印 卓上 ごますり 器 Kai House Select DH-7135

 

 

まだまだ夜は長いが、今日は寝る。
別に胡麻の件で落ち込んでいるわけではない。
なんとなく頭が重いし、うっすらと眠気が来ている。
日曜日の夜更かしは、翌日のことを考えてしまい妙に焦って十分に楽しめない。それに、寝不足は月曜日からの毎日に影響する。

今日やるべき事の7割は終わった。残り3割は、明日の早起きにて対応したい。おやすみなさい。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

 

お題「愛用しているもの」

 

 

ボラのお刺身

 

https://www.instagram.com/p/BwMfM6ugjQF/

 

朝からお仕事。
他社のイベントのお手伝い、ということで昼間はずっと外にいた。暖かいが風は冷たい、変な日だった。

イベントでは色々なものをいただいた。
地元の銘菓や野菜、それに飲み物。果物(いちご)が1番嬉しい。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

 

 

日没前には仕事も終わった。帰路にスーパーマーケットに寄る。
休日出勤を労うために、今日は晩ご飯の手を抜く。
つまり、食べたいものを適当に買って食べる方針で、買い物を進めていく。

結果として夕食はこんな感じになった。

  • ボラのお刺身
  • カボチャのスープ
  • フライドポテト
  • レタスとレモンのサラダ
  • 胡麻豆腐

もう滅茶苦茶である。
アメリカの田舎者が東洋思想にかぶれてパーティーを開いたような内容。カボチャはお弁当用に下拵えしたものを使い、フライドポテトは冷凍の品。サラダだけはきちんと作った。

でもまあ、いちおう美味しかった。
ボラの刺身は人生初だと思う。
子供の頃からボラは釣ってきたが、自分も家族も基本的には食べない。河口域で釣ることが多かったからか、「泥臭い」として釣っても逃がす魚だった。
旅先で味噌煮や煮付けを食べた記憶はあるが味の印象は薄い。
今日は半身で140円、他の魚に比べて破格に安い。自分で刺身として切る手間こそかかるものの、思う存分食べることができる。

「ボラはワサビ醤油でも、唐辛子醤油でも旨い」みたいな文章をどこかで読んだ。今日は両方を試してみた。好みでいえばワサビ醤油だが、一味唐辛子を入れた醤油も面白い味わいだった。上手く説明できないが、別の魚みたいに感じる。
身の味そのものは、さっぱりしていて、さほど特徴があるわけでもない。ご馳走として珍重されないタイプの刺身かもしれない。厚く切るべきか薄くすべきか迷って両方試したが、自分にはどちらでも良いように思えた。

また買うか、と問われると少し考えてしまう。でも、たぶん買う。
安価で量も多く、刺身用とはいえ他の用途も多そう。いつも見かけるわけではないけれど、見つけたら気楽にカゴに入れてしまうだろう。
外食でメニューにあった場合は、よほど推奨されない限りは他の(もう少し豪華な感じの)魚を選ぶ。

 

ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)

ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)

 

 

 

先ほど洗濯を終えた。明日は雨とのことで室内干しを行う。
今とても眠い。気がつくと寝てしまいそう。頑張って、歯磨きと洗濯干しを終えなければ。

 

 

昼も夜も重い麺

ああ、お腹が苦しい。

思えばお昼ごはんから食べ過ぎだった。
仕事の関係で遅めの食事。商店街を移動中に立ち寄った讃岐うどんの名店「綿谷」で「スペシャルぶっかけ」を食べた。

 

https://www.instagram.com/p/BwJMBSWA_Jr/

この店は小サイズでも十分に大きい。
食べた時刻が遅かったせいで、18時過ぎてもまだ空腹にならない。中サイズ以上を注文する人はいるのだろうか。

かなりコシのあるうどんで、僕は食べ終えるのにずいぶん時間がかかってしまう。スペシャルとは肉がスペシャルであり、つまり甘く煮た豚肉と牛肉がたっぷり乗っている。温泉卵とワカメも付いて500円でお釣りがくる。麺も具も、食べ応えという点では香川随一かもしれない。

 

さぬきうどん全店制覇攻略本2018-19年版

さぬきうどん全店制覇攻略本2018-19年版

 

 

そして夕食。これが失敗した。
コインパーキングで車を出そうとしたら小銭が無い。精算機が受け付ける千円札も無い。もちろん周囲の自動販売機も一万円札は使えない。

 

というわけで近くにあったラーメン屋さんで夕食を済ませることにした。かなり悩んだ。帰宅してヨーグルトとグラノーラと文旦で済ませるか、この「ラーメン二郎」っぽい店で豪快に(不健康に)食べるか、という選択。変な感じに景気をつけたくて、悩むのも面倒になって、この「悪いほうの選択」を選ぶことにした。

つけ麺、とてもとても量が多い。
麺が400g、野菜は通常の2倍を選択した。
周囲では部活帰りの高校生達が「家で夕食を食べないと怒られる」と言いながら、僕と同じか、それ以上の量もラーメンやつけ麺をもりもりと食べていた。ところで野球部員はどうしていつもアンダーシャツで平気なのだろう。

せっかくなので残さず食べた。
普段、帰宅したら食事を終えてもコーヒーや紅茶(カフェイン抜き)を飲みつつ果物や小さなお菓子や、摘まめるおかず*1を少し食べるのだけれど、今日は水以外は要らない。

今日は失敗の日。
昼も夜も麺を食べすぎた。もう少しお腹が楽になったら、とりあえず腹筋運動を30回ほど行い、今日の暴食を帳消しにするつもりだ。

 

1518! イチゴーイチハチ! (7) (ビッグコミックス)

1518! イチゴーイチハチ! (7) (ビッグコミックス)

 

お題「今日の出来事」

お題「これって私だけ?」

 

 

*1:お弁当用に作り置きした、蒸したサツマイモなど。

この椅子には服をかけない

今日のお弁当。
煮豚は昨日の晩ご飯で出汁代わりに茹でた塩豚のリメイク品(?)。
全体的に白っぽい。

https://www.instagram.com/p/BwGtPucAoFb/

彩りは悪いが、人間は色素によって生きるわけではないのでとりあえず気にしないことにした。我々はある種の鈍感さ、「気にしないボックス」を心に常備する必要がある。

 

恋するザムザ (HARUKI MURAKAMI 9 STORIES)

恋するザムザ (HARUKI MURAKAMI 9 STORIES)

 

 

 

帰宅して、家事をある程度して、夕食を済ませた後はiMacに向かうことがほとんど。別に悪いことではないのだけれど*1職場でも自宅でもモニターに向かうのはどうにも不健康だ。
ちょうど椅子(ぽえんぐ)を買ったので、活用することにした。

 

 

なるほど椅子に寝そべって読書をするのは落ち着く。
当たり前の事実に心が震える。
暑くもなく寒くもない、静かな夜。そういえば積んだままの本がたっぷりある。これからは意識して、夜にこのリラックスチェアを使うことにしたい。

でもインターネットに接していないのは少し不便。
Amazonの安いタブレットを死蔵していたので、これを使うことに。自分の生活においてタブレットはあまり出番が無かったのだが、椅子の傍らに置いておくととても便利なことが判明した。
AmazonFireは先日のアップデートで「ALEXA スマートモニター」の機能が追加されたので、話しかけるだけで操作ができる。既にスマートモニターを別の部屋や職場で活用しているから操作に抵抗は無い。
読書の傍ら、音楽を聴いたり調べ物をするにはぴったりの道具だ。
もちろん電子書籍も読める。

 

Fire HD 10 タブレット (10インチHDディスプレイ) 32GB

Fire HD 10 タブレット (10インチHDディスプレイ) 32GB

 

 

 

椅子には服やかばんを置かない、というルールを自分に定めている。
「それをやったら際限なく崩れていく」と思うので。崩れるのは、きちんとした生活。たぶん、雑に暮らすメリットより、乱雑な部屋のデメリットのほうが物心ともに影響が大きい。だから、最低限のルールとして、椅子には脱いだコートも下ろしたかばんも置かない。

 

小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―(新潮新書)

小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―(新潮新書)

 

 

お題「今日の出来事」

*1:見るべきコンテンツは山ほどあるし、iMacで趣味のものを色々と手がけているので夜の時間は貴重なのです。

ゆめタウンでゆめ以外のものを。そして、そういえば3年前は。

朝から雨。
車で職場の近くのコインパーキングに停めるか、電車を使うか、しばし悩む。
電車のほうが100円ほど安く、移動中に読書ができる。
車は、待ち時間が発生せず、仕事中の外出(突発的に発生する)の時に便利で*1、音楽だって聴ける。

しばし考えて、仕事帰りに買い物をする予定もあったので、今日は車通勤とした。
ちなみに晴れていても車で出勤することもある。その際は「自転車ならば近いが徒歩では職場から遠いエリア」のコインパーキングを使うことにしている。自転車通勤より楽で、電車通勤の半額以下のコストというバランス型の選択となる。折りたたみ自転車ならではの通勤方法だ。

 

そんなわけで、帰りに「ゆめタウン」に寄ってみた。車でなければ行けない場所。休日は混雑するので平日の夜に行っておきたかった。
無印良品で服や文具を購入し(主目的)、書店とアウトドアグッズの店に行き、そしてスーパーマーケットエリアで明日以降の食品をまとめ買いする。

先週に引き続き今週末も休日出勤となる。
たぶんゴールデンウイークまで変則的な勤務が続くだろう。ちょっとした買い溜め、とくにお弁当の主菜を予め作り置きすることを目論んでいる。冷凍庫のマネジメントを徹底しなければならない。

 

さて今日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/BwEbSMWAFhq/

  • 麦ごはん
  • 「赤鬼」の玉子焼
  • 白菜と文旦のサラダ
  • 蒸し大豆と塩昆布の炒めもの
  • プチトマト
  • シメジと広島菜とワカメの和え物

卵焼きが美味しいのでそれだけで満足。
今日は甘い卵焼きだった。昨日の出汁巻きと比べても甲乙つけがたい。

大豆やシメジ、先日のゴボウといった素材、つい醤油味にしてしまいがち。今回は醤油をできるだけ使わない味付けを試みている。といっても塩昆布には醤油が含まれているし、シメジにも隠し味程度の醤油は使っている。

ところで、キノコに火を通す時に日本酒を使うと、十分に加熱しても日本酒の匂い(酒くささ)が残る気がするのは何故だろう。これが「しっかりと酒の風味が残っている」状態で「酒が苦手なので敏感になっている」のか、それとも単に「アルコールが飛んでいない」のか、よくわからないのだ。

 

ゴールデンウイークには帰省しないことに決めた。
家族の用事も無いし、数日は出勤する必要もあるし、瀬戸内国際芸術祭に行くことも考えているので。香川県に引っ越して約半年、改めて住環境を整えたいとも思っている。前述の通りしばらく休日の勤務も発生するので、4月の衣食住に関しては「ゴールデンウイークまで乗り切る、凝ったことは連休中にする」という方針で進めていく。

 

 

ところで3年前の数日前から、僕は瀬戸内国際芸術祭2016に参加している。Google Photoが教えてくれた。

kato.hatenadiary.com

今の記憶だと「予想以上に楽しくて、芸術祭にはまるきっかけの旅」なのだが、少しだけ読み返してみると、どうやらきちんと準備段階から楽しんでいた様子。まあ、輪行自体それほど経験が無かったし、島を渡る旅そのものが人生初だったので、高揚はしていたのだろう。アート云々は別に「静かな瀬戸内海を船と自転車で巡る」ことが旅の主目的だった。現代アートの“祭り”に魂を持っていかれたことは、ある種の予想外だったといえる。

この土地に住んで何度も何度も考える。不思議なものだなあ、と。
色々な要因で四国に移り住んだわけだが、瀬戸内国際芸術祭2016はその“きっかけ”の大きなパーツだ。そして、その瀬戸内国際芸術祭2016のための旅は、少なくともこの春の旅は、本当に偶然の、「行けたら行きたいなあ」程度の想いから始まったのだった。

うん、不思議だ。
たぶん今年のゴールデンウイークには島を巡るだろう。混雑を避けて他の時期に行くかもしれない。ともあれ、きっと何度もまた同じように考えるだろう。「不思議だ」と、声に出しているかもしれない。

 

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

 

 

お題「行きたい場所」

お題「今日の出来事」

 

*1:社用車はあるけれど数が少ないので調整が求められる。それに慣れない車の運転は苦手なのだ。

「赤鬼」の卵焼き

昨日の休日に「赤鬼」というお店へ行った。
川沿いの細い道を進んでいくと現れる、黄色い箱形の店舗と垢抜けない鬼のイラスト*1。まあ、見た目は変なお店である。何も知らなければ「田舎の変人の店」として立ち寄らないだろう。

 

でもこの店、知る人ぞ知る名店とのこと。平日なのにお客さんがぽつぽつとやって来る。

説明はこのサイトが詳しい。丸投げする。

 

www.ikunas.com

つまりは卵焼きの専門店だ。
卵焼きを使ったお弁当、それからサンドイッチもある。昨日の12:30で、サンドイッチは売り切れだった。

 

卵とパンの組み立て方: 卵サンドの探求と料理・デザートへの応用

卵とパンの組み立て方: 卵サンドの探求と料理・デザートへの応用

 

 

僕は「赤鬼(小)」と「青鬼(小)」を1つずつ購入した。
どちらかが出汁巻き、どちらかが甘い。既に密閉容器に移してしまって、区別を忘れてしまった。
「小」とはいえ、とても大きい。300円でこの量、600円の「大」ならば、パーティーサイズである。というか、花見にこの店の卵焼きを持っていったら、たぶん主役になれる*2

それくらいに美味しい。
上等な卵焼き。家ではこういう品は作れない。
昨日、それぞれ少し切って食べてみて、心の中で感嘆した。これは、今後の高松生活において、「何か嬉しいことがあったらわざわざ買いに行く店」となる予感がする。えーと、静岡県中部の人間が、ある局面においてキルフェボンのチーズケーキを買うようなものです。

卵焼きに大切なのは油と火力。
実は鍋が銅だろうとアルミだろうと味わいに変わりはない。どうせ「十分に熱する」わけなので。フッ素樹脂加工でも、きちんと油を使うと、お店の味に近くなる。でもそれだけではない、専門店ならではの手のかけかた、味付けの仕方が味に影響するのもまた卵焼きなのだ。

 

https://www.instagram.com/p/BwCZQyHAoD4/

 

というわけで、今日はこの卵焼きを中心に、お弁当を組み立ててみた。
副菜の彩りが足りないけれど、それを補って余りある卵焼きの威力。自分で作ったお弁当なのに、お昼に食べるのが楽しみだった。

特に計算した訳ではないけれど、副菜がシンプルだったこともお弁当の完成度を高めていた。特に塩胡椒を思い切って効かせたゴボウはとても美味しかった。

まだ冷蔵庫に卵焼きはたっぷり残っている。
お弁当に朝食に、ここ数日は幸せに暮らせそうだ。

 

 

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

ないた あかおに (絵本・日本むかし話)

 
古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実 (NHK出版新書)

古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実 (NHK出版新書)

 

 

 

*1:肩にカエル、手に傘と桃マークのかばん、今気づいたが女性(雌)の鬼だ。こういうイラストの“絵解き”を試みてもまず間違い無く何処にも辿り着けない。

*2:サンドイッチが売り切れなのも、たぶん花見需要だろう。幸せが約束されているのだ、誰だって買う。僕だって食べたかった。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。