インゲン豆とベーコン

家族が旅行中のため、家で食べる食事は完全に自由。
我が家はずいぶんと食材が保守的で、例えばアボカドを食べる機会は少ない。嫌いではないと思うのだが、日常的に買うもの、というよりも、何か特別なメニュー(料理本に載っていた、等)の時だけ使うもの、という扱い。

だからこういう時は、思う存分、好きな食材を買ってくることにしている。

そのはずが、うっかりサヤインゲンを大量に買ってしまった。
地元で試験的に作っている、という新品種。味も見た目も普通だが、新鮮で、そして安かった。

せっかくなので、これを活用して夕食とする。
ベーコンを厚く切り、炒める。さらにニンニクを少し炒め、唐辛子の輪切りも加える。電子レンジで軽く加熱したサヤインゲンを山ほど加えて、なんとなく寂しいのでシメジも加え、さっと炒めて出来上がり。

胡椒をごりごり挽いてから、食べる。ふと思いついて、温泉卵(電子レンジで作った)を追加する。
なかなか美味しかった。
もう少しご馳走っぽいもの、あるいはジャンクフードな品も食べたい気がするけれど、もうお腹いっぱいだから無理。

他にはトマトとアボカドとチーズ、タケノコと新生姜のピクルスを食べた。

 

さて、家族がいないと、早く寝ても誰も心配しない。
目標は21時就寝。
理由は、眠いから。ここ数日、またしても寝不足気味なのだ。どうしてここまで眠いのか、よくわからないが、とにかく寝ます。

現場警察官のための 死体の取扱い

まるで関係無いが、Amazonの「おすすめ」に、こんな本が表示されている。買うべきか。

 

現場警察官のための 死体の取扱い

現場警察官のための 死体の取扱い

 

 

月曜日に懇親会

職場の大きな仕事が終わり、その打ち上げということで社員食堂のパーティールームで懇親会が開催された。僕もいちおう顔を出す。

何がパーティールームだ、といつも思うが、今日だって例外ではない。ただの数十人が入れる個室じゃないか、と。食事だって、昼のメニューを思わせる唐揚げ等がほとんど。これならば居酒屋でも借りたほうが良いのではないか。

僕はお酒も飲まないし、知っている人は少ないしで、上司から頼まれていなかったら参加していない。

しかし今日から家族は旅行に行ってしまっている。岡山県に何日か滞在する、とのこと。だからこうして1食が浮くのは有難い。金銭的というよりも、手間の問題で。

でも、帰宅して一息ついたら、なんだか小腹が空いてきた。
何かを食べたい、という程ではないが、微かな空腹感がある。だから、お茶を淹れて飲んでいる。目の前に「ピーナツ打」が1個あるが、今日は(今のところは)眺めているだけ。

https://www.instagram.com/p/BUHSl3Aj9t1/

これは素敵なお菓子だ。探せばあちこちで売っているが、ぼんやり暮らしていると手に入れる機会を逸する。とはいえ、これだけのためにお店に行くのも、あるいはスーパーマーケットに行くたびに(例えばスマホのToDoリストをチェックして)思い出すのも、違う気がする。

可愛いし美味しい、きな粉を使った落雁です。おすすめです。

 

らくがん きなこ味 落雁 打菓子 駄菓子 200g

らくがん きなこ味 落雁 打菓子 駄菓子 200g

 

 

ホビーショーとムースとコーヒー

静岡ホビーショーに行ってきた。
多くは書かない。ただ、例年通り、みんな馬鹿ばっかだ。素晴らしい。自分はプラモデルもラジコンもやらないけれど、こうして趣味の人達が好き勝手に楽しむ“お祭”を眺めるのは大好きだ。
基本的にみんな上手い。でも、それだけじゃなくて、楽しんで好きなものに取り組んでいるのが伝わってきて、それが大人の工夫なので、感心してしまう。

メーカーのブースも面白い。
ここ数年の流行としてドローンはいつも大人気。
それから、AR技術との組み合わせが今年はいくつかあった。
TAMIYAなどの大きな会社も、それから夫婦でやっているようなところも、担当者がみんな親切で楽しそうなのが印象的。食品製造や製薬機器の展示会では、こうはいかない。

 

道具類の展示も目立つ。
レーザー加工はあっという間に一般化した。
しかしこの模型用塗料の小瓶を整理するラック、実に格好いい。銘柄ごとに専用設計、というのが良い。

今年も「ジブリ専門」の模型サークルは大人気だった。
宮崎監督の復活が挨拶のように話されていた。
このサークルを目当てに来る地元民も多いのではないか。

こういう、小さなプラモデルは、いつか買ってみたい。
ファミレスの席には、あのボタンや伝票挿しもある。芸が細かい。

ひょっとして、静岡のエアライン、フジドリームエアラインズは模型趣味の人にとって人気なのか。保有する飛行機全てが色違い、というのは仲間同士でも一人でこつこつ増やすにも楽しいのかもしれない。

 

実車あるいは実物も多い。
自衛隊の戦闘車両や、復元した大戦時のトラック、それから6輪のF1カーなんてものもあった。

 

https://www.instagram.com/p/BUDzxlmjajR/

おやつは「Atelier petit Calin」でコーヒーとケーキを。

ホワイトチョコレートのムースに苺がたくさん。
香川の「おいり」が飾られていて、とてもかわいい。初めは気付かなかった。米菓っぽささえ気付けなくて、お洒落な舶来の製菓材料かと思っていた。

 

タミヤ 楽しい工作シリーズ No.120 ロープウェイ工作セット (70120)

タミヤ 楽しい工作シリーズ No.120 ロープウェイ工作セット (70120)

 

お皿に書かれているように、「Happy Weekend」だったと思う。

今、猛然と部屋の片付けその他の雑事を終わらせている。それさえ済めば、あとは早寝すれば最高の休日となるのだ。

 

あ、そういえば毎年、このホビーショーの後には「マーニーズ」に行く習わしになっているのだった(個人的に)。
今年も行ってきた。店主さんが覚えていてくれた。
ここのコーヒーも美味しい。淹れ方を調整してくれるし、お任せしてもいい。
今日はクロックムッシュを食べた。これくらいチーズが効いていると、なんだか豊かな気分になれる。

shizuoka.womo.jp

5月のごはん、そしてコーンスリッカー。

ああ今日は雨だ、と朝からのんびりする。それでも映画くらいは行けるだろう、と考えていたら、それなりに強い雨が降り続く状況に。

街へ行くのは諦める。
シネコンのある大型商業施設は、こういう日は混み合うだろう。だから避ける。

そうだ良いものを食べよう、と静岡市の「つきさむ」まで行ってきた。

今日の「5月のごはん」は、こんな感じ。

https://www.instagram.com/p/BUBI1XeDx0R/

  • 五目ハンバーグ
  • かぼちゃのそぼろ煮
  • 桜海老とセロリの炒めもの
  • 野菜の豆腐ソース
  • サラダ
  • ごはんと味噌汁

和食もしくは和風のお総菜ばかりなのに、醤油色に染まらないのが偉い。そして当然、美味しい。
桜海老はセロリと合う。ただしなんとなく、新車のプラスチックみたいな匂いが遠くで感じられるのが不思議。全体としてはセロリと油と海老なのだが、良い香りとともに、それが生じるのだ。
苦手なブロッコリーだったが、この豆腐ソースそのものはとても美味しかった。鰹か鮪のような旨味が効いている。あらゆる春野菜に合うのではないか。

https://www.instagram.com/p/BUBJOgqjQ4V/

食後には豆乳プリンとコーヒー。
プリンに添えられた、小さな白玉団子が嬉しい。

万能工具 !! コーンスリッカー 木製 レザー クラフト 工具 用具 スリッカー スティック へり磨き 3点セット 【kj358】

帰宅したら、革工作の道具であるコーンスリッカーが届いていた。
あれば便利だが優先して揃える程でもない道具。手元にある様々なもので代用できてしまう。
でも、Amazonでやたらと安かったので、今後のために買っておいた。
「へり磨き」と「スリッカースティック」も付いている。
僕は400円程度で購入したが、Amazonに出店している業者さんによっては、200円以下で売っている。
確かに、ただ木を削っただけで、味も素っ気も無い。100円ショップで売られていそうな質感。しかし道具としてはこれで十分。東急ハンズでは1つ1000円以上したから、初心者には有難い。

とはいえ、削っただけの木というのもつまらない。
先ほど、映画(といってもAmazonの動画配信)を観ながら、エゴマ油を塗ってみた。食用だが、工作用途でもきっと大丈夫。しっとりとした、濃い色合いと質感になった。最初は手に少し油が移ったが、今はもう落ち着いた。いわゆるオイルフィニッシュとまではいかないものの、軽く紙やすりをかけて、こうして油を塗っただけでぐっと風合いが良くなったのだから、これで満足。
こういう品は、最初に手を入れて、あとは忘れるのが肝心。使い勝手以外の部分だから、あまり弄るのも無駄というもの。使う時にまた見直せばいい。

 

 しかし万能工具は言い過ぎだろう。
これ、特にスティックが「肩をぐりぐりする」のに便利だ。とても気持ちが良い。

 

北アルフ?ス国際芸術祭 公式ガイドブック  JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017 OFFICIAL GUIDEBOOK 信濃大町 食とアートの廻廊 2017.6.4-7.30

ところで今日は、「つきさむ」で、「北アルプス国際芸術祭2017」のガイドブックを発見した。帰りに書店で探したが、置いていないという。
Amazonで注文した。明後日には届くだろう。

宿は予約してある。チケットは、まだ買っていない。 

北アルフ?ス国際芸術祭 公式ガイドブック  JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017 OFFICIAL GUIDEBOOK 信濃大町 食とアートの廻廊 2017.6.4-7.30

北アルフ?ス国際芸術祭 公式ガイドブック JAPAN ALPS ART FESTIVAL 2017 OFFICIAL GUIDEBOOK 信濃大町 食とアートの廻廊 2017.6.4-7.30

  • 作者: 北川フラム,北アルフ?ス国際芸術祭実行委員会,岡澤浩太郎,中村志保(ブックインブック),原游,山本康平
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 2017/04/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

 

 

 

松山あげのたまごやき

今日は書くことがまるで無い、と思ったものの、久しぶりにお弁当を作って出勤できたので、それを書けばよいと気付いた。

というわけで書く。
職場で食べたから、写真は無い。

  1. ごはん
  2. たまごやき(油揚げ入り)
  3. 青梗菜のおひたし
  4. キャベツと塩昆布
  5. プチトマトのマリネ

やはりお弁当を作ると、朝がとても忙しい。今日はたまたま早起きできたから良かったものの、うっかりすると遅刻しそう。だからこそ、たまに食べると嬉しいものだ。

松山あげ(大判3枚)

たまごやきには「伊予名産 松山あげ」をそのまま入れてみた。
完全に中心まで揚げた油揚げで、日持ちがして、食感が軽い。ただし油は強い。そして油を味わうためだろうか、湯通しせずに使うよう袋には書かれている。油揚げではあるのだけれど、天かす的な使い方が近い気がしている。あるいは揚げ湯葉か。

 

 

料理をするとかなり嵩が減るので、卵液にも思い切ってどさっと入れる。ネギは少しだけ小口切りを投入。そして塩で調味。
頑張って混ぜてから(最初は馴染まないのだ)、胡麻油を利かせて普通に焼く。しっかり火を通したほうが美味しいと思う。
普通の油揚げでも、たぶんたまごやきに使えるとは思う。
今日だって、朝の寝ぼけた頭で思いついただけで、でもきちんと食べられるものができたのだから。なにしろ油揚げなのだから、それほど難しい食材ではない。

青梗菜は、庭で育ったものの葉部分だけ使う。葉柄は細く育ってしまった。そして、水分が出るのを嫌った、という理由もある。葉だけだと、なんだか違う野菜みたいだ。

では寝ます。
明日から、観たい映画と、やるべき制作物と、体調管理のためのアレコレが山積みである。連休が欲しい。

 

劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

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BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)

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下巻からは読まない

図書館に本の予約をしてあった。
古い小説で、Amazonでも書店でも売られていない。古本屋にも無かった。
幸いなことに、地元の図書館には置いてあるという。ただし数人が借りている状況。
予約が可能とのこと。有難くそのシステムを利用させてもらうことにした。

そして先ほど、電話がかかってきた。
「下巻だけ戻ってきたので、取りに来て欲しい」という。上巻はまだ誰かが借りているそうだ。下巻が手元にある間は、帰ってこない見込み、とも言っている。

しかし僕は思うのだが、下巻だけ先に借りて、しかもしばらく上巻が来ない状況で、何をすれば良いのか。下巻を先に読め、とでも言うのか。

仕方がないからキャンセルする。
すると、上巻もキャンセルするのか、と聞いてくる。
これもよくわからないが、あるいはゼロから手続きを再開するのが当たり前なのかもしれない。
念のため聞いてみると、上巻だけ借りるのを待つことも、改めて下巻も予約することも可能らしいのだが、しかし「下巻を(この瞬間に改めて)予約すると、(いま図書館にあるこの)下巻を借りることになる。それでいいか」と念押しされるので、またよくわからなくなってくる。

 

対応してくれたスタッフが、本を読む習慣が無いのかもしれない。

たまに、そういう人はいる。図書館業務を行政サービス と言ってしまって良いものかはわからないけれど、でもちょっと考えれば「小説は上巻から読むもの」というこちらのニーズに気付くと思う。

隣町の大病院には、車いすの人がタクシーを頼むたびに「普通の車にするか、車いすが載る車を呼ぶか」を確認する‘ホスピタル・コンシェルジュ’がいる。
たまにいくTSUTAYAは、検索機で調べてわからなかった場合は、同じ検索機で店員が同じ語句を調べる。
今の勤め先では社員食堂で「野菜を食べよう」キャンペーンを実施中で、カレーや丼の単品だけでは注文できず、同時にサラダの食券(ではないが、そういう権利)も買うことになる。で、「サラダコーナー」は、マカロニサラダか春雨サラダか、あるいはペンネサラダなのだ。

別に客に阿る必要は無いとは思うが、しかし利用者の視点というものを少しだけ考えてくれるだけで、そういう間抜け対応は減らせるのではないか。

 

僕は図書館に関しては、できるだけわがままを言わないで利用しようと決めている。大切に扱わないと壊れてしまう、脆い細工物のような施設だ。財政難のなか、みんな頑張っていると思うし、無料のサービスに強く言っても益は少ない。本が買える状況ならば、基本的に買う。無料の本、というだけでもう十分以上に満足なのだから。
でもやっぱり思う。下巻からは読まないです。

それから社員食堂、今日は「マカロニとペンネのカレー風味サラダ」だった。これはもう、わがままだと言われてもいいから、野菜ではないと伝えなければ。
2種類を混ぜても、駄目。

 

あ、ふと思い出したので書いておくが、楽天などで宿を予約すると、その地域の宿、場合によってはその宿そのものの広告がブラウザのあちこちに現れる。
あれも誰のことを考えているのか、よくわからない間抜けな仕組みだと思う。

 

たっぷりごはんとシンプルおかず おなかやせ定食

たっぷりごはんとシンプルおかず おなかやせ定食

 

 

 

7億円の可能性を貰った。

友人の手助けをしたところ、お礼に宝くじを貰ってしまった。
ドリームジャンボ宝くじ、1枚300円が10枚。
正直なところ3000円を現金で欲しいところだが、しかしお金のやりとりをするような話ではないから(ここには書かないけれど、本当に簡単な手伝いなのです)、実際には500円だって受け取らなかっただろう。そういう意味では、気の利いたプレゼントと言えるかもしれない。

というか、友人もまた僕と同様に、宝くじというものに興味を持っていない。「当たると評判のお店に並んで買う」人達について、辛辣に語り合った思い出もある。
この10枚だって、あまり親しくない相手から思いがけず貰ったものが、回ってきた結果だという。だから特に遠慮は無用、とのこと。

ちなみに抽選日は6月8日。
この日を境に、このブログがラグジュアリーなリッチテイストを醸し出したら、ああこいつは当たったのだな、と思って欲しい。いきなり「キルフェボン」の限定販売タルトをホールで買ってきて半分くらい残して平気な日記が書いてあったら、その可能性は高い。さらに、唐突に清貧を語り始めたら、当選は確実である。
実は少しだけ、そうなるといいな、と思っている。

 

ここに写真を載せるが、とりあえず番号は隠しておく。
あくまで可能性として、番号の掲載が要らぬ騒ぎに繋がるかもしれないから。金の無心から祝福のコメントまで、多種多様な‘炎上’は、僕の望むところではない。

 

 

一緒に写っている本は、「村上春樹イラストレーター」。

 村上春樹の著作に関わってきたイラストレーターと、その作品がずらりと紹介されている。
イラストは綺麗なフルカラー、解説もきちんとしていて、村上春樹氏のコメントや過去の文章、イラストレーターのインタビューもたくさん載っていて、文庫本サイズで1800円という価格は割安だろう。
ハードカバーの装丁も素敵。
この本は、プレゼントにも向いているのではないか(僕は贈ったことがある)。
やや汚れやすそうな紙を使っているから、僕はハトロン紙でカバーをかけるつもりだ。

 

 

 

資生堂パーラー 花椿ビスケット24枚入


ちなみに友人からは缶入りのクッキーもいただいた。
こちらは確実に嬉しい。当たり外れが無いところがお菓子の良いところだ。資生堂の缶を開けたら(かなりの確率で)緩衝材だけでした、ということが無いところが素晴らしい。みずほ銀行も見習って欲しい。

 

 

では寝ます。可能性を懐に寝る。良い夜だ。

革の手入れが時間泥棒

Amazonで購入したものがまとめて届いた。
そのなかのひとつ、革用のオイルを早速使う。

 

クラフト社 革工具 クラフト社 ニートフットオイル 100ml 2219

クラフト社 革工具 クラフト社 ニートフットオイル 100ml 2219

 

 これがなかなか楽しい。
質感としては食用油、例えば胡麻油やサラダ油を扱っているのと同じ。そして、生成りのヌメ革にはすいすいと染みこんでいく。
最初はムラになって心配だった。でも、二度塗りすればムラも無くなるし、そもそも30分も経てば見た目は均一になる。
本来は、ヌメ革がある程度日焼けしてから塗るものらしい。でももうかなり赤茶けてきたから、使ってしまった。

落ち着いた風合いと、少し濃くなった色が良い感じ。
靴にも塗り込んだけれど、扱いやすくて好みの仕上がりになったので嬉しい。ワックスでテカテカに磨くより、この濡れたようなオイル感のほうが好きなのだ。

安いものだから、次は大瓶で買おう。
塗りすぎると風合いを損ねる、と瓶に書いてあるが、さてそれはどの程度の量なのだろう。

今のところ、塗り込んで1時間で、作業前に比べれば明らかに違うけれど、不自然な変化や不具合は無い状態。このまま最初の濡れた感じも消えていくのだと思うが、どうなのだろう。

とにかく今日はこの塗る作業で、夜の時間を使ってしまった。
先日作ったかばんは本当にオイルなんて入っていない革だったから、ずいぶんオイルが染みこんでしまった。これでようやく、「作りたて」感が消えた。

では寝る。しかしこれ、エゴマ油で代用できそうな匂いと粘度だ。試してみる勇気は無いが、しかし好奇心は明日に持ち越してしまいそう。困った。

海沿いのカレー店と白いピアノ

今日は出勤したものの、仕事量はとても控えめ。
自分の仕事は、いわゆる下拵え的な作業から数日置いて本格的に始まり、しかも作り溜めができないため、連休明けは、どうしてものんびりした状況になってしまう(企業の研究所です)。
それでも確か「5月8日に出勤したら、あれとこれを片付けよう」と決めて、つまりえいやっと諸々を先送りにしてゴールデンウィークを迎えたはずだが、すっかり忘れてしまった。それで(今のところ)支障が無いのだから、世の中とは上手く出来たものである。

 

というわけで、午後は休暇をもらった。
ちょうどいくつかの用事があって(銀行、郵便局、友人からの相談事)、半休を使うに値する日ではあったのだ。それに、休める時に休むのが身体には良い。特に今日はそうでなくとも疲れやすいのだから。

https://www.instagram.com/p/BT0XeWWjnak/

 

https://www.instagram.com/p/BT0Xx2EDP9s/

 

そんな半休のお昼は、静岡市の海沿いにあるカレー店で食べた。
昔からよく通る道から見えるお店。気にはなっていたが行ったことが無い。たぶん静岡県中部に住んでいれば、あそこかー、と通じる人も多いのではないか。
店名は「カレーハウス JIB」という。
裏手は松林、その先はたぶん海。大浜街道を海に向かって走り、左折して国道150号線を少し進んだあたりで、右手の川の向こう側に見えるお店。

個人の経営するカレー店である。
だいたいどんなものか想像できるし、カレー店のカレーならまず間違い無いだろうと目論んで、つまり安直な思い込みで入ってみたわけだが、その先入観を打ち砕かれた店だった。

まず広い。
おばさまが集う紅茶専門店みたいな雰囲気。薔薇園が隣接していそう。日本人形が唐突に置かれていたりと、ちょっと垢抜けない感じはするものの、でも全体的には小綺麗で、個人のお店としては手入れが行き届いている。
欧米のお金持ちの家にあるようなスペースを取るあの螺旋型階段もあった。

そして、白いピアノが鎮座している。
日本広しといえども、白いピアノが置いてあるカレー店は珍しいのではないか。隣にギターが2本、立てかけてある。

どうやら夜はライブも行うカフェバー的な運用が為されている様子。そういう告知やポスターも貼られていた。

ではメニューはどうか、と見てみると、これが普通のカレー屋なのだ。
ランチセットは3種類から選ぶ。牛肉とたまごのカレー、豚肉と野菜のカレー、そして茄子とチーズのカレーそれぞれに、サラダと飲み物が付いて900円くらい。
暖炉がありそうな店なのに、辛さが7段階くらい選べる。
僕は茄子とチーズのカレーを注文した(辛さ5)。茄子は苦手で、子供の頃はそれが理由で家出までしたのだが、平常心を乱されたせいか、つい注文してしまった。

そしてこのカレーが、滅法美味しいのだ。
ほどよく上品、でもカレーだからきちんとカジュアルな味わい、あれこれ複雑な仕掛けは無さそうだけれど、家では作り難い味。食べて良かった、と思う。
最初にテーブルに届くサラダも、なんとなく豪華。
普通のグリーンサラダと野菜スティックに加え、オレンジやバナナやメロン(!)が添えられている。量だってたっぷりある。

今日は注文しなかったけれど、数百円の追加で頼める「デザート盛り合わせ」も、かなり華麗にフリーダムらしい。

まったくどういう店なのか。
パスタとサラダと白身魚のグリルと軽いデザートで、ちょっと贅沢なランチを出しても通用しそうな店と雰囲気なのに、どうしてカレーなのだろう。
まあ、美味しかったから良かったものの、なんとなく気になる。
外観は普通のカレー店、看板だってそう。でも、店内がおばさまエレガンスに溢れている。面白いし、味は間違い無く素晴らしいので、興味のある人は是非立ち寄ってほしい。
夜はもう少し高い価格帯となる。でも、かなり贅沢なカレーになるようなので、次はそれを食べてみたい。カウボーイ・ステーキ・カレーとか、気になるじゃないですか。

 

 


そういえばこの「JIB」という屋号、静岡県のあちこちで遭遇している気がする。検索すると東部にもいくつか。謎は尽きない。

 

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