松山あげのたまごやき

今日は書くことがまるで無い、と思ったものの、久しぶりにお弁当を作って出勤できたので、それを書けばよいと気付いた。

というわけで書く。
職場で食べたから、写真は無い。

  1. ごはん
  2. たまごやき(油揚げ入り)
  3. 青梗菜のおひたし
  4. キャベツと塩昆布
  5. プチトマトのマリネ

やはりお弁当を作ると、朝がとても忙しい。今日はたまたま早起きできたから良かったものの、うっかりすると遅刻しそう。だからこそ、たまに食べると嬉しいものだ。

松山あげ(大判3枚)

たまごやきには「伊予名産 松山あげ」をそのまま入れてみた。
完全に中心まで揚げた油揚げで、日持ちがして、食感が軽い。ただし油は強い。そして油を味わうためだろうか、湯通しせずに使うよう袋には書かれている。油揚げではあるのだけれど、天かす的な使い方が近い気がしている。あるいは揚げ湯葉か。

 

 

料理をするとかなり嵩が減るので、卵液にも思い切ってどさっと入れる。ネギは少しだけ小口切りを投入。そして塩で調味。
頑張って混ぜてから(最初は馴染まないのだ)、胡麻油を利かせて普通に焼く。しっかり火を通したほうが美味しいと思う。
普通の油揚げでも、たぶんたまごやきに使えるとは思う。
今日だって、朝の寝ぼけた頭で思いついただけで、でもきちんと食べられるものができたのだから。なにしろ油揚げなのだから、それほど難しい食材ではない。

青梗菜は、庭で育ったものの葉部分だけ使う。葉柄は細く育ってしまった。そして、水分が出るのを嫌った、という理由もある。葉だけだと、なんだか違う野菜みたいだ。

では寝ます。
明日から、観たい映画と、やるべき制作物と、体調管理のためのアレコレが山積みである。連休が欲しい。

 

劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集

 
BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)

BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)

 

 

下巻からは読まない

図書館に本の予約をしてあった。
古い小説で、Amazonでも書店でも売られていない。古本屋にも無かった。
幸いなことに、地元の図書館には置いてあるという。ただし数人が借りている状況。
予約が可能とのこと。有難くそのシステムを利用させてもらうことにした。

そして先ほど、電話がかかってきた。
「下巻だけ戻ってきたので、取りに来て欲しい」という。上巻はまだ誰かが借りているそうだ。下巻が手元にある間は、帰ってこない見込み、とも言っている。

しかし僕は思うのだが、下巻だけ先に借りて、しかもしばらく上巻が来ない状況で、何をすれば良いのか。下巻を先に読め、とでも言うのか。

仕方がないからキャンセルする。
すると、上巻もキャンセルするのか、と聞いてくる。
これもよくわからないが、あるいはゼロから手続きを再開するのが当たり前なのかもしれない。
念のため聞いてみると、上巻だけ借りるのを待つことも、改めて下巻も予約することも可能らしいのだが、しかし「下巻を(この瞬間に改めて)予約すると、(いま図書館にあるこの)下巻を借りることになる。それでいいか」と念押しされるので、またよくわからなくなってくる。

 

対応してくれたスタッフが、本を読む習慣が無いのかもしれない。

たまに、そういう人はいる。図書館業務を行政サービス と言ってしまって良いものかはわからないけれど、でもちょっと考えれば「小説は上巻から読むもの」というこちらのニーズに気付くと思う。

隣町の大病院には、車いすの人がタクシーを頼むたびに「普通の車にするか、車いすが載る車を呼ぶか」を確認する‘ホスピタル・コンシェルジュ’がいる。
たまにいくTSUTAYAは、検索機で調べてわからなかった場合は、同じ検索機で店員が同じ語句を調べる。
今の勤め先では社員食堂で「野菜を食べよう」キャンペーンを実施中で、カレーや丼の単品だけでは注文できず、同時にサラダの食券(ではないが、そういう権利)も買うことになる。で、「サラダコーナー」は、マカロニサラダか春雨サラダか、あるいはペンネサラダなのだ。

別に客に阿る必要は無いとは思うが、しかし利用者の視点というものを少しだけ考えてくれるだけで、そういう間抜け対応は減らせるのではないか。

 

僕は図書館に関しては、できるだけわがままを言わないで利用しようと決めている。大切に扱わないと壊れてしまう、脆い細工物のような施設だ。財政難のなか、みんな頑張っていると思うし、無料のサービスに強く言っても益は少ない。本が買える状況ならば、基本的に買う。無料の本、というだけでもう十分以上に満足なのだから。
でもやっぱり思う。下巻からは読まないです。

それから社員食堂、今日は「マカロニとペンネのカレー風味サラダ」だった。これはもう、わがままだと言われてもいいから、野菜ではないと伝えなければ。
2種類を混ぜても、駄目。

 

あ、ふと思い出したので書いておくが、楽天などで宿を予約すると、その地域の宿、場合によってはその宿そのものの広告がブラウザのあちこちに現れる。
あれも誰のことを考えているのか、よくわからない間抜けな仕組みだと思う。

 

たっぷりごはんとシンプルおかず おなかやせ定食

たっぷりごはんとシンプルおかず おなかやせ定食

 

 

 

7億円の可能性を貰った。

友人の手助けをしたところ、お礼に宝くじを貰ってしまった。
ドリームジャンボ宝くじ、1枚300円が10枚。
正直なところ3000円を現金で欲しいところだが、しかしお金のやりとりをするような話ではないから(ここには書かないけれど、本当に簡単な手伝いなのです)、実際には500円だって受け取らなかっただろう。そういう意味では、気の利いたプレゼントと言えるかもしれない。

というか、友人もまた僕と同様に、宝くじというものに興味を持っていない。「当たると評判のお店に並んで買う」人達について、辛辣に語り合った思い出もある。
この10枚だって、あまり親しくない相手から思いがけず貰ったものが、回ってきた結果だという。だから特に遠慮は無用、とのこと。

ちなみに抽選日は6月8日。
この日を境に、このブログがラグジュアリーなリッチテイストを醸し出したら、ああこいつは当たったのだな、と思って欲しい。いきなり「キルフェボン」の限定販売タルトをホールで買ってきて半分くらい残して平気な日記が書いてあったら、その可能性は高い。さらに、唐突に清貧を語り始めたら、当選は確実である。
実は少しだけ、そうなるといいな、と思っている。

 

ここに写真を載せるが、とりあえず番号は隠しておく。
あくまで可能性として、番号の掲載が要らぬ騒ぎに繋がるかもしれないから。金の無心から祝福のコメントまで、多種多様な‘炎上’は、僕の望むところではない。

 

 

一緒に写っている本は、「村上春樹イラストレーター」。

 村上春樹の著作に関わってきたイラストレーターと、その作品がずらりと紹介されている。
イラストは綺麗なフルカラー、解説もきちんとしていて、村上春樹氏のコメントや過去の文章、イラストレーターのインタビューもたくさん載っていて、文庫本サイズで1800円という価格は割安だろう。
ハードカバーの装丁も素敵。
この本は、プレゼントにも向いているのではないか(僕は贈ったことがある)。
やや汚れやすそうな紙を使っているから、僕はハトロン紙でカバーをかけるつもりだ。

 

 

 

資生堂パーラー 花椿ビスケット24枚入


ちなみに友人からは缶入りのクッキーもいただいた。
こちらは確実に嬉しい。当たり外れが無いところがお菓子の良いところだ。資生堂の缶を開けたら(かなりの確率で)緩衝材だけでした、ということが無いところが素晴らしい。みずほ銀行も見習って欲しい。

 

 

では寝ます。可能性を懐に寝る。良い夜だ。

革の手入れが時間泥棒

Amazonで購入したものがまとめて届いた。
そのなかのひとつ、革用のオイルを早速使う。

 

クラフト社 革工具 クラフト社 ニートフットオイル 100ml 2219

クラフト社 革工具 クラフト社 ニートフットオイル 100ml 2219

 

 これがなかなか楽しい。
質感としては食用油、例えば胡麻油やサラダ油を扱っているのと同じ。そして、生成りのヌメ革にはすいすいと染みこんでいく。
最初はムラになって心配だった。でも、二度塗りすればムラも無くなるし、そもそも30分も経てば見た目は均一になる。
本来は、ヌメ革がある程度日焼けしてから塗るものらしい。でももうかなり赤茶けてきたから、使ってしまった。

落ち着いた風合いと、少し濃くなった色が良い感じ。
靴にも塗り込んだけれど、扱いやすくて好みの仕上がりになったので嬉しい。ワックスでテカテカに磨くより、この濡れたようなオイル感のほうが好きなのだ。

安いものだから、次は大瓶で買おう。
塗りすぎると風合いを損ねる、と瓶に書いてあるが、さてそれはどの程度の量なのだろう。

今のところ、塗り込んで1時間で、作業前に比べれば明らかに違うけれど、不自然な変化や不具合は無い状態。このまま最初の濡れた感じも消えていくのだと思うが、どうなのだろう。

とにかく今日はこの塗る作業で、夜の時間を使ってしまった。
先日作ったかばんは本当にオイルなんて入っていない革だったから、ずいぶんオイルが染みこんでしまった。これでようやく、「作りたて」感が消えた。

では寝る。しかしこれ、エゴマ油で代用できそうな匂いと粘度だ。試してみる勇気は無いが、しかし好奇心は明日に持ち越してしまいそう。困った。

海沿いのカレー店と白いピアノ

今日は出勤したものの、仕事量はとても控えめ。
自分の仕事は、いわゆる下拵え的な作業から数日置いて本格的に始まり、しかも作り溜めができないため、連休明けは、どうしてものんびりした状況になってしまう(企業の研究所です)。
それでも確か「5月8日に出勤したら、あれとこれを片付けよう」と決めて、つまりえいやっと諸々を先送りにしてゴールデンウィークを迎えたはずだが、すっかり忘れてしまった。それで(今のところ)支障が無いのだから、世の中とは上手く出来たものである。

 

というわけで、午後は休暇をもらった。
ちょうどいくつかの用事があって(銀行、郵便局、友人からの相談事)、半休を使うに値する日ではあったのだ。それに、休める時に休むのが身体には良い。特に今日はそうでなくとも疲れやすいのだから。

https://www.instagram.com/p/BT0XeWWjnak/

 

https://www.instagram.com/p/BT0Xx2EDP9s/

 

そんな半休のお昼は、静岡市の海沿いにあるカレー店で食べた。
昔からよく通る道から見えるお店。気にはなっていたが行ったことが無い。たぶん静岡県中部に住んでいれば、あそこかー、と通じる人も多いのではないか。
店名は「カレーハウス JIB」という。
裏手は松林、その先はたぶん海。大浜街道を海に向かって走り、左折して国道150号線を少し進んだあたりで、右手の川の向こう側に見えるお店。

個人の経営するカレー店である。
だいたいどんなものか想像できるし、カレー店のカレーならまず間違い無いだろうと目論んで、つまり安直な思い込みで入ってみたわけだが、その先入観を打ち砕かれた店だった。

まず広い。
おばさまが集う紅茶専門店みたいな雰囲気。薔薇園が隣接していそう。日本人形が唐突に置かれていたりと、ちょっと垢抜けない感じはするものの、でも全体的には小綺麗で、個人のお店としては手入れが行き届いている。
欧米のお金持ちの家にあるようなスペースを取るあの螺旋型階段もあった。

そして、白いピアノが鎮座している。
日本広しといえども、白いピアノが置いてあるカレー店は珍しいのではないか。隣にギターが2本、立てかけてある。

どうやら夜はライブも行うカフェバー的な運用が為されている様子。そういう告知やポスターも貼られていた。

ではメニューはどうか、と見てみると、これが普通のカレー屋なのだ。
ランチセットは3種類から選ぶ。牛肉とたまごのカレー、豚肉と野菜のカレー、そして茄子とチーズのカレーそれぞれに、サラダと飲み物が付いて900円くらい。
暖炉がありそうな店なのに、辛さが7段階くらい選べる。
僕は茄子とチーズのカレーを注文した(辛さ5)。茄子は苦手で、子供の頃はそれが理由で家出までしたのだが、平常心を乱されたせいか、つい注文してしまった。

そしてこのカレーが、滅法美味しいのだ。
ほどよく上品、でもカレーだからきちんとカジュアルな味わい、あれこれ複雑な仕掛けは無さそうだけれど、家では作り難い味。食べて良かった、と思う。
最初にテーブルに届くサラダも、なんとなく豪華。
普通のグリーンサラダと野菜スティックに加え、オレンジやバナナやメロン(!)が添えられている。量だってたっぷりある。

今日は注文しなかったけれど、数百円の追加で頼める「デザート盛り合わせ」も、かなり華麗にフリーダムらしい。

まったくどういう店なのか。
パスタとサラダと白身魚のグリルと軽いデザートで、ちょっと贅沢なランチを出しても通用しそうな店と雰囲気なのに、どうしてカレーなのだろう。
まあ、美味しかったから良かったものの、なんとなく気になる。
外観は普通のカレー店、看板だってそう。でも、店内がおばさまエレガンスに溢れている。面白いし、味は間違い無く素晴らしいので、興味のある人は是非立ち寄ってほしい。
夜はもう少し高い価格帯となる。でも、かなり贅沢なカレーになるようなので、次はそれを食べてみたい。カウボーイ・ステーキ・カレーとか、気になるじゃないですか。

 

 


そういえばこの「JIB」という屋号、静岡県のあちこちで遭遇している気がする。検索すると東部にもいくつか。謎は尽きない。

 

あと1日

起床してぼんやりする数分間、その時に「連休は、あと1日ある」と勘違いしていた。理由は不明。
でも、そのせいで、今日が日曜日で、明日から出勤とわかった後でも、なんとなく損をした気分になってしまった。
実際、あと1日あれば片付く「連休だからこそ進められるタスク」がいくつかあったのだ。
しかしそれももう、後の話。
遠出もしなかった、いくつか諦めたこともあった、でも何人もの友人知人に会えて、美味しいものも食べたから、良い連休だったと思う。

今日は静岡の「ALLEE RESTAURANT」で、友人とランチを食べた。
空豆とトマトのパスタ。空豆は今年初。
春の味。

そして食後には紅茶のパウンドケーキを。これも美味しい。
昔読んだ小説で、紅茶を使ったお菓子には紅茶を合わせるべき、と書いてあったが、でもコーヒーだって合うと思う。こういう言葉は呪いのように残っていくけれど、気にしても益は無いこともまた経験から判るので、もう気にすることは無い。いや、紅茶に合わせるとさらに美味しいのかもしれないけれど、そこまで求めることも無いと思うのだ。

では寝ます。
全体的に寝不足な数日間だった。寝不足でパフォーマンスが落ち、なんとなく不健康な感じが続いている。今から寝れば、たぶん頭もすっきりするだろう。

 

この本、面白い。
雑多すぎて妙な読み応えがある。
今度行く予定の松本市のことも載っている。

地元菓子 (とんぼの本)

地元菓子 (とんぼの本)

 

 

ワッフルと貧血

なんとなく貧血気味な朝。
たぶん寝不足だろう。かといって、長く寝るというのも無理なのが、よくわからない。年齢によるものなのか。最近は朝に目が覚めると、しっかり寝直すことが出来なくなってしまった。

ぼうっとしたまま午前中を過ごす。
あーとかうーとか良いながら、クリーニング店から帰ってきた冬物をしまい込む。先日までの革工作で使った諸々も、整理しなおす。
それだけやったら、もう真面目なことはする気がなくなってしまった。でも休日、家でだらっとするよりも、外でカラフルな何かをしたい。

とりあえず静岡の街まで行き、細々とした買い物をする。
でもやっぱり頭がしゃきっとしない。今日は本を買うのは止めておこう、と判断。たぶんつまらない本を買ってしまうだろう。

https://www.instagram.com/p/BTviDh7Dnn5/

でも甘いものは食べる。

今日はいちごのワッフルを食べてみた。
新静岡駅と日吉町駅の間にある「まにまに」でコーヒーを飲むついでに注文。ハーフサイズで頼んだのだけれど、これはフルサイズで食べるべき品だった。とても美味しくて、量的にはこのサイズで十分なのだけれど、たぶん全量食べたらさらに幸せになれただろう。そういう意味で、フルサイズにしておけば良かった、と今も少し後悔している。
生のいちご、火を通したいちご、いちごソース、それぞれが焼きたてのワッフルにとても合う。見下ろすかたちの静鉄電車も素敵。

2階の目立たないお店だけれど、秘密にしておくには勿体ない良いところ。新静岡セノバ周辺で混雑に疲れたら、数分歩けばこういうすっきりしたお店もある。
コーヒーは味がしっかり伝わってくる、でも変な個性じゃないという、趣味の良い味でした。

喫茶まにまに

open: 水・木・金・土 
11:30~18:00
静岡県静岡市葵区鷹匠2丁目 19-1  2階
050-7115-4558

 

 

 

夕方からは帰省した友人に会ったり、甥姪にこどもの日の贈り物をしたりと、それなりに充実していた。
今はもう、寝る準備をしている。
こういう日は寝るしかない。たぶん疲れているのだろう。ちなみに、まだ頭はぼうっとしている。

 

 

地元菓子 (とんぼの本)

地元菓子 (とんぼの本)

 
地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

 

カレーとぜんざい、バウムクーヘンそしてライブ #浜松

 

浜松市へ行ってきた。
昼食は有名な「タイヨウコーヒー」のカレーを。確かに美味しい。たっぷりのサラダ、トマトとスパイスの効いたバランスの良いカレーに揚げ野菜、そして食後にはロールケーキとコーヒー。
今日はさすがに席が空くのを待たされたが、その価値はあるお店だと思う。近所にあったら、どんなにか良いだろう。

 

https://www.instagram.com/p/BTsuhufjPKj/

 

午後は浜名湖佐鳴湖周辺を自転車で散策した。
よく晴れた穏やかな休日。
波のほとんど無い海(いや湖なのだが…)と低い護岸、道路を挟んで古い家、という風景は1年前に訪れた瀬戸内の島々を思い出す。といってもそこは浜松市、意識してそういう部分だけ探していないと、いつもの静岡県の中途半端な田舎的風景が目に入ってしまう。とはいえ自転車で走るにはとても良い道が続いていた。
湖から外れると途端に起伏がある地形にぶつかるから、小径車にはちょっとしんどい。でもサイクリング向きの土地だと思う。

 

https://www.instagram.com/p/BTs34d4j4-h/

 

そしてガソリンスタンド内で経営、という珍しい沖縄料理とかき氷のお店、「果報」で、沖縄ぜんざいかき氷、というものを食べた。
沖縄で食べたそれとはずいぶん違うが、とにかく甘く煮た豆も入っているし、黒糖シロップも白玉も美味しくて、本年度最初のかき氷としては幸先が良いと思う。


夕方には佐鳴湖公園近くの「治一郎」で友人達と合流、お茶をする。バウムクーヘンと抹茶のセットをいただいた。

そして友人2名(三重県から来た)とライブに行く。
素晴らしいライブだった。これについては、きちんと語ることも書くこともできない。音楽っていいなあ、と今も余韻に浸っている。

https://www.instagram.com/p/BTtO52iDXZa/

esquerita68.jimdo.com

会場の「エスケリータ68」、アーティストの樽木栄一郎氏と宮川剛氏、もちろん誘ってくれた友人達には感謝しかない。
そして月曜日には三重でも開催される。良いイベントでした。

www.facebook.com

 

心残りは、浜松市動物園に行けなかったこと。
でもたぶん今日は混雑していただろう。また行けばいいか。

かばんは絶好調でした。とりあえずネジの増し締めだけは済ませて、今日はもう寝ます。もうすぐ日が変わる。

手作りかばんができた!

プロジェクト「ぶきっちょさんのかばん作り」が終了した。
これは

  • 縫わない
  • 接着しない
  • 目測と現物合わせ

という方針で、革のかばんを制作する、というもの。春の初めに思いついて、この連休に片付けるつもりで準備を進めていた。

結果としては、満足いく仕上がりとなった。
明日から使い始め、そして微調整をしていく。

なにしろ縫わないため、分解と調整、それから構造変更も可能な設計となっている。基本的にほぼ全てのパーツが交換可能だ。

といっても、手間暇を考えると、しばらくはこのまま使い続けると思う。手を入れられればいくらでも、というのはそれはそれで面倒なのだ。

それに、作業時間はそれほどでもなかったが、やはり仮組みと検討を繰り返す作業は、楽しいながらも無駄が多い。素直に縫えば、考える時間はずいぶん減っていただろうし、ホームセンターを往復する時間も節約できた。

とはいえ今回のプロジェクトというか工作は、この「新規手法探索」を楽しむものである。従来方法をあえて避け、手よりも頭を使うのが目的。
だからこそ、今さらまた分解して修正して再組み立て、という頭をあまり使わない作業は、しばらくは避けたい気分なのだ。

 

 

さて実際の作業は、こんな感じ。

まずヌメ革を型で成形する。
これはインターネットで調べた方法を自身で改良した。雑でもきちんと形になるのが良いところ。こうしてクラムシェル形にすることで、接合部分を大幅に減らすことができる。
ちなみに型はステンレスのバットを使用した。凸凹はペーパータオルで埋め、その上からテープとサランラップで巻いておく。濡らした革をぐっと押し当て、外枠として細い角材とクリップで締め込んでいく。一晩置いて乾燥させて完成。
今回は革のサイズに余裕が無かったために、作業の難易度が上がってしまったし、仕上がりも悪いが、きちん と切り落とす部分を計算して裁断すれば、もっと楽にできたと思う。

なぜかムラになって変色する革と、そうでない革が。
今回は格安の革を通販で買った。届いた時はわからなかったが、日焼けさせると品質にばらつきが。でも別に気にしていない。ヌメ革だから、いつか気にならなくなるだろう。
革の価格は4500円くらいか。ネジその他は1000円。材料費全てで6000円以下だった。

そしてインナーフレーム。
ABS樹脂製。実はホームセンターで見つけたモール材。たぶん床や壁に貼って使う、木目模様の薄板。
幅といい材質といい、今回の目的にぴったりだった。
加工性が良くて、割れずに、そしてとても丈夫で軽い。加えて熱湯で曲げ加工ができたことが、実に素晴らしい。
アルミや木材を曲げるつもりだったし、それが上手く行かなかったら3Dプリント業者に外注する覚悟もしていたから、これは僥倖だったといえる。450円で買えたのも、嬉しい。

 

フレームと前後の革パネルを組み合わせて、全体を低頭ネジで締めていく。この接合方法を色々と試すのに時間がかかってしまった。
ああ、縫うほうがなんぼか楽だな…、と思いながらの試行錯誤だったのを覚えている。ただフレームも革パネルもかなり冗長性を持たせた設計にしてあるため、縫製と違って間違っても戻せるし見た目にも影響しない。
継ぎ目や革の端が表に出ないこと、が設計とデザインの目標地点。
最後に全体をぐるっと帯状の革でカバーして、本体は完成。
ちなみにこの時点で、ストラップやかぶせは何も考えていなかった。こういういい加減さも、普通のレザークラフトとは違う。

 

あれこれ試行錯誤してもきりがない、とこの時点で一念発起して、つまり夜更かししてストラップその他を制作、取り付ける。
今日はまだ付けていないが、肩パッドも作ってある。

とりあえず完成。革の色合いにムラがあるのは、ある程度組み上がった時点で天日に晒し、そこに翌日また部品を組み付け、といった手順を踏んだため。革自体は同じ店の同じ品(ただし2枚から裁断)だから、いずれ似た色合いになると期待している。晴れた日に2日くらい、車に放置しておくと、‘かぶせ’部分くらいの白いヌメ革が、胴くらいの色合いに変わる。
ストラップ部分の接合はアルミリベットを採用。

お手本になったデザインがある。祖父の持っていた趣味用のかばん。
双眼鏡や地図が収まるもので、ミリタリー風にも、専門職の備品風にも見えた。なんとなくそのテイスト、高級品ではないけれどしっかりしていて飾り気が無い、を目指した。
ちなみにこちらが前面。物を出し入れする側が内側。
漫画に出てくる、ぽてっとしてシンプルなかたち、も目指すところではあった。

 

 

一応、日帰り旅を主要な使用状況として想定している。
日々のお出かけにも使うだろう。ただし買い物には、やや容量が足りない。
大きめのバッグインバッグ(ホームセンターカインズの品。そもそもそれが入る大きさを目安にしたのだった)がぴったり納まり、さらに薄い雑誌が1冊、タオルやハンカチ、折りたたみ傘、もちろん財布が入るサイズ。バッグインバッグには定番の電気製品、つまりスマホとカメラと電子書籍リーダー、必要ならばタブレット、それらの充電用バッテリーを入れて余裕がある。頑張ればペットボトルも入るかもしれない。

薄めの革と成型方法のおかげか、想定よりも軽くできた。手持ちの、もっと小さな革かばんよりも軽い。ネジから縫製に変更すれば、さらに軽くなると思う。ネジは自転車と同サイズにして、出先でのメンテナンスに対応している。

あとは色が落ち着くのを待つだけ。オイルなどは後日塗る。
ほぼ目的通りのかばんが手に入ったことはもちろん収穫だが、さらに様々な手法を学べたことが、今後に繋がるのではないだろうか。
さきほど友人に会った時に「自分にもひとつ作って欲しい」と注文を受けた。次はもっと省力化して、高品質なものが出来ると思う。ただ、そうなると単なる「作業」なので、しばらくは手をつけない。
ホビーとしての「開発プロジェクト」は、とても楽しいものでした。

 

 

ポケットに静岡百景

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ILC/TOHOKU

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