カレーとぜんざい、バウムクーヘンそしてライブ #浜松

 

浜松市へ行ってきた。
昼食は有名な「タイヨウコーヒー」のカレーを。確かに美味しい。たっぷりのサラダ、トマトとスパイスの効いたバランスの良いカレーに揚げ野菜、そして食後にはロールケーキとコーヒー。
今日はさすがに席が空くのを待たされたが、その価値はあるお店だと思う。近所にあったら、どんなにか良いだろう。

 

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午後は浜名湖佐鳴湖周辺を自転車で散策した。
よく晴れた穏やかな休日。
波のほとんど無い海(いや湖なのだが…)と低い護岸、道路を挟んで古い家、という風景は1年前に訪れた瀬戸内の島々を思い出す。といってもそこは浜松市、意識してそういう部分だけ探していないと、いつもの静岡県の中途半端な田舎的風景が目に入ってしまう。とはいえ自転車で走るにはとても良い道が続いていた。
湖から外れると途端に起伏がある地形にぶつかるから、小径車にはちょっとしんどい。でもサイクリング向きの土地だと思う。

 

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そしてガソリンスタンド内で経営、という珍しい沖縄料理とかき氷のお店、「果報」で、沖縄ぜんざいかき氷、というものを食べた。
沖縄で食べたそれとはずいぶん違うが、とにかく甘く煮た豆も入っているし、黒糖シロップも白玉も美味しくて、本年度最初のかき氷としては幸先が良いと思う。


夕方には佐鳴湖公園近くの「治一郎」で友人達と合流、お茶をする。バウムクーヘンと抹茶のセットをいただいた。

そして友人2名(三重県から来た)とライブに行く。
素晴らしいライブだった。これについては、きちんと語ることも書くこともできない。音楽っていいなあ、と今も余韻に浸っている。

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esquerita68.jimdo.com

会場の「エスケリータ68」、アーティストの樽木栄一郎氏と宮川剛氏、もちろん誘ってくれた友人達には感謝しかない。
そして月曜日には三重でも開催される。良いイベントでした。

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心残りは、浜松市動物園に行けなかったこと。
でもたぶん今日は混雑していただろう。また行けばいいか。

かばんは絶好調でした。とりあえずネジの増し締めだけは済ませて、今日はもう寝ます。もうすぐ日が変わる。

手作りかばんができた!

プロジェクト「ぶきっちょさんのかばん作り」が終了した。
これは

  • 縫わない
  • 接着しない
  • 目測と現物合わせ

という方針で、革のかばんを制作する、というもの。春の初めに思いついて、この連休に片付けるつもりで準備を進めていた。

結果としては、満足いく仕上がりとなった。
明日から使い始め、そして微調整をしていく。

なにしろ縫わないため、分解と調整、それから構造変更も可能な設計となっている。基本的にほぼ全てのパーツが交換可能だ。

といっても、手間暇を考えると、しばらくはこのまま使い続けると思う。手を入れられればいくらでも、というのはそれはそれで面倒なのだ。

それに、作業時間はそれほどでもなかったが、やはり仮組みと検討を繰り返す作業は、楽しいながらも無駄が多い。素直に縫えば、考える時間はずいぶん減っていただろうし、ホームセンターを往復する時間も節約できた。

とはいえ今回のプロジェクトというか工作は、この「新規手法探索」を楽しむものである。従来方法をあえて避け、手よりも頭を使うのが目的。
だからこそ、今さらまた分解して修正して再組み立て、という頭をあまり使わない作業は、しばらくは避けたい気分なのだ。

 

 

さて実際の作業は、こんな感じ。

まずヌメ革を型で成形する。
これはインターネットで調べた方法を自身で改良した。雑でもきちんと形になるのが良いところ。こうしてクラムシェル形にすることで、接合部分を大幅に減らすことができる。
ちなみに型はステンレスのバットを使用した。凸凹はペーパータオルで埋め、その上からテープとサランラップで巻いておく。濡らした革をぐっと押し当て、外枠として細い角材とクリップで締め込んでいく。一晩置いて乾燥させて完成。
今回は革のサイズに余裕が無かったために、作業の難易度が上がってしまったし、仕上がりも悪いが、きちん と切り落とす部分を計算して裁断すれば、もっと楽にできたと思う。

なぜかムラになって変色する革と、そうでない革が。
今回は格安の革を通販で買った。届いた時はわからなかったが、日焼けさせると品質にばらつきが。でも別に気にしていない。ヌメ革だから、いつか気にならなくなるだろう。
革の価格は4500円くらいか。ネジその他は1000円。材料費全てで6000円以下だった。

そしてインナーフレーム。
ABS樹脂製。実はホームセンターで見つけたモール材。たぶん床や壁に貼って使う、木目模様の薄板。
幅といい材質といい、今回の目的にぴったりだった。
加工性が良くて、割れずに、そしてとても丈夫で軽い。加えて熱湯で曲げ加工ができたことが、実に素晴らしい。
アルミや木材を曲げるつもりだったし、それが上手く行かなかったら3Dプリント業者に外注する覚悟もしていたから、これは僥倖だったといえる。450円で買えたのも、嬉しい。

 

フレームと前後の革パネルを組み合わせて、全体を低頭ネジで締めていく。この接合方法を色々と試すのに時間がかかってしまった。
ああ、縫うほうがなんぼか楽だな…、と思いながらの試行錯誤だったのを覚えている。ただフレームも革パネルもかなり冗長性を持たせた設計にしてあるため、縫製と違って間違っても戻せるし見た目にも影響しない。
継ぎ目や革の端が表に出ないこと、が設計とデザインの目標地点。
最後に全体をぐるっと帯状の革でカバーして、本体は完成。
ちなみにこの時点で、ストラップやかぶせは何も考えていなかった。こういういい加減さも、普通のレザークラフトとは違う。

 

あれこれ試行錯誤してもきりがない、とこの時点で一念発起して、つまり夜更かししてストラップその他を制作、取り付ける。
今日はまだ付けていないが、肩パッドも作ってある。

とりあえず完成。革の色合いにムラがあるのは、ある程度組み上がった時点で天日に晒し、そこに翌日また部品を組み付け、といった手順を踏んだため。革自体は同じ店の同じ品(ただし2枚から裁断)だから、いずれ似た色合いになると期待している。晴れた日に2日くらい、車に放置しておくと、‘かぶせ’部分くらいの白いヌメ革が、胴くらいの色合いに変わる。
ストラップ部分の接合はアルミリベットを採用。

お手本になったデザインがある。祖父の持っていた趣味用のかばん。
双眼鏡や地図が収まるもので、ミリタリー風にも、専門職の備品風にも見えた。なんとなくそのテイスト、高級品ではないけれどしっかりしていて飾り気が無い、を目指した。
ちなみにこちらが前面。物を出し入れする側が内側。
漫画に出てくる、ぽてっとしてシンプルなかたち、も目指すところではあった。

 

 

一応、日帰り旅を主要な使用状況として想定している。
日々のお出かけにも使うだろう。ただし買い物には、やや容量が足りない。
大きめのバッグインバッグ(ホームセンターカインズの品。そもそもそれが入る大きさを目安にしたのだった)がぴったり納まり、さらに薄い雑誌が1冊、タオルやハンカチ、折りたたみ傘、もちろん財布が入るサイズ。バッグインバッグには定番の電気製品、つまりスマホとカメラと電子書籍リーダー、必要ならばタブレット、それらの充電用バッテリーを入れて余裕がある。頑張ればペットボトルも入るかもしれない。

薄めの革と成型方法のおかげか、想定よりも軽くできた。手持ちの、もっと小さな革かばんよりも軽い。ネジから縫製に変更すれば、さらに軽くなると思う。ネジは自転車と同サイズにして、出先でのメンテナンスに対応している。

あとは色が落ち着くのを待つだけ。オイルなどは後日塗る。
ほぼ目的通りのかばんが手に入ったことはもちろん収穫だが、さらに様々な手法を学べたことが、今後に繋がるのではないだろうか。
さきほど友人に会った時に「自分にもひとつ作って欲しい」と注文を受けた。次はもっと省力化して、高品質なものが出来ると思う。ただ、そうなると単なる「作業」なので、しばらくは手をつけない。
ホビーとしての「開発プロジェクト」は、とても楽しいものでした。

 

 

ポケットに静岡百景

ポケットに静岡百景

 

 

ILC/TOHOKU

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2つの手作業

今日やったこと2つ。

1.マツバギクの剪定

マツバギク:這性マツバギク麗晃(レイコウ)3号ポット4株セット ノーブランド品

庭に植えてあるマツバギクが、この季節には元気いっぱいに繁茂する。動線に入り込みそうな部分は切ってしまう。
それから、もさっと茂った部分も間引く。緑が濃くて見た目は良いのだが、夏まで延々と増えるので、今の時期に切っても、また元通りになるのだ。
切り戻し、というのだろうか、こうして少し手を入れてやらないと、いつの間にか木質の太くて葉の少ない部分ばかりになってしまう。茂った枝葉を切ると、下に伸びる茎が見えてくる。日が当たらないから小さいけれど、でも葉が生えている。これがたぶん、伸びるのだ。


そして切った部分は、庭のあちこちに挿していく。
この辺りに増やしたいな、という部分は丁寧に土も入れてできるだけ根を張るように工夫もするが、何しろ剪定した枝(?)は大量にあるので、多くはただざくざくと土に挿していくだけ。
それでも環境が合えば一年か二年後にもさっとした茂みになるし、駄目でも枯れずに地味に増えていくし、花も咲く。

この作業を毎年やっていくと、庭のあちこちにマツバギクの茂みができていく。それぞれを剪定し、その枝をまた播種(種ではないが)していくので、それなりに広い庭の何カ所かにマツバギク・ゾーンが出来てしまった。

このペースで行くと、あと10年もすれば「マツバギクの家」として近所で有名になり、車でわざわざ見に来る人も発生し、ローカルニュースで取り上げられるのではないだろうか。
そこまでする根気は無いし、手を入れなければ普通の茂り具合だから、庭がマツバギクに占拠される可能性は低い。

でも簡単な作業のわりに、効果絶大。ここまでレスポンスの良い多肉植物も少ないのではないだろうか。

 

 

 

2.かばん作り

概ね完成。あとは大きな音が出る作業を明日に済ませれば、使用可能な状態となる。昨日までこつこつと作ってきたパーツを、初めて組み上げてみた。きちんと考えて作ってはいるものの、やはり組み上がるかどうかは不安だった。
そして、しっかりかばんの形になったことが、今は嬉しい。
一晩寝かせることで、粗も見えてくるだろう。明日は仕上げをがんばる。

 

今日も手のひらの痛みが。

手のひらの中央にできた傷、いや傷というか程度としては爪の根元のさかむけ程度のそれが、今ようやく気にならなくなった。
これからお風呂に入るが、やはり先日のようにシャンプーを受けてしまいそう。その時に痛いかどうかを、回復の目安としたい。なかなか性能の良い薄手の手袋も持ってはいるが、さすがにそれは贅沢だろう。

今日はこの傷の件で、ちょっと危機的な状況に陥りそうだった。
友人と「インド料理店」に行く約束だったのだ。

インドの料理は右手を使う。
手のひらの中心部分はそれほど出番は無い気がするけれど、それでも辛い料理が触れるだろう。熱いナンだって触る。
約束をしてから、ああしまったと後悔した。

幸いなことに、と言ってしまって良いのだろうか。
友人の都合で、会食は延期となった。だから手も無事。
それこそ手袋(外科手術に使えるグレード)を職場から1双、失敬する覚悟だったのだが。
でもそんな手袋を装着した姿は、インドカレーにはそぐわない。というか、どんな外食であっても台無しである。

さて連休が始まる。
どこにも行かず、懸案事項を片付け、できるだけのんびりする目論見だった。が、それなりに人に会う機会がありそうだ。有難い事なのだと思う。ふらっと思いつきで出かけることもあるだろうし、そろそろかばんも完成させたい。というよりも、完成したかばんでおでかけしたい、そんな気分なのだ。

 

そして生活はつづく (文春文庫)

買った。現在、Kindle版が実質半額。古本屋ならば100円でも買えそうだが、電子書籍というのは古本を持ち歩くより軽いので、別にかまわない。

そして生活はつづく (文春文庫)

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手のひらの傷

今日は出勤。
大急ぎの仕事は無くて、ほぼ「溜まっていたあれこれ、やりたかった懸案を片付ける」という日だった。
でも手のひらを怪我していたせいで、どうにも捗らない。本当に小さなことなのに、効率は少なからず落ちてしまった。

昨日の夜、例によって革工作をしていた。
鞄作りは、試行錯誤の段階を過ぎて、手を動かし続ける状況。
気がつくと、右手の指先と、手のひらの中心に傷ができていた。

絆創膏も要らないような、小さな傷。
手のひらのほうなど、少し皮がめくれていて、自分でぴっと切り取ったくらいの、ほとんど血も出ないようなもの。
でも痛い。
なにしろ場所が場所だから、どんな場面でも触れてしまうのだ。

指先よりも、手のひらのほうが不便。
無意識に、お風呂でシャンプーを受けた時は、危うく声が出そうだった。まだ乾いてもいない傷に、希釈していないシャンプーを押し出すのは、とても痛いと知った。そう、プッシュ式のボトルからシャンプーを受ける、あの位置に傷があるのだ。
ちなみにリンスだって受けた。リンスはシャンプーよりも傷に優しい。

そんな傷だが、朝になっても(当然)治っていない。
切り傷ならばくっつくだろう。皮を取ってしまった場所は、何もカバーするものが無い。いや、皮膚組織は重層構造なのだろうが、とにかく痛い部分が露出している感じなのだ。

つまり手のひらの真ん中に、口内炎ができたようなものだ。
特別な対策をするほどの深刻さではない。そもそも特効薬の類も無い。でも、いつも痛いし、ついその部分が当たってしまう。

そんなわけで、ひとり静かに在庫整理をして、空いたスペースを存分に活用しようと考えていたのだが、作業をしていて妙に疲れてしまった。切迫した仕事ではない、ということも当然その効率低下には関係しているのだろうが、まあ、迷惑な話ではある。

しかし薄手の綿手袋をしていたのに、どうして傷が出来たのだろうか。手袋は無事、でも手は怪我をしている。スーパーファミコン時代のファンタジーRPG(タイトル失念)で、「防御力を無視して一定のダメージを与える」という魔法の武器が登場したが、昨日の六角レンチやポンチがそういう性質だったのだろうか。

もちろん今だって、痛い。
そして今から、お風呂に入る。シャンプーには注意したい。薄手のゴム手袋を着用しようか、とさえ考えている。そこまで深刻ではないのだけれど、繰り返し書くように、場所が悪い。

 

日本の手仕事―伝統の手わざが生み出す美しい日用品

日本の手仕事―伝統の手わざが生み出す美しい日用品

 

 

キャラメルと塩のフレンチフライ

あまり遠くには出かけず、家で工作その他の雑事をして過ごしていたら、もうこんな時間。そろそろ寝なければ。

昼に親戚の老人達を乗せて、藤枝市の「蓮華寺池公園」に行ってきた。僕は送迎だけをして、両親や親戚は「藤まつり」を観覧。
待っている間に書店へ行き、ホームセンターへ行き、そして喫茶店でお茶を飲んだ。

 

最近、よく行くようになった「喫茶の坩堝」でコーヒーを飲む。
この店では甘いものは、あまり注文しない。

https://www.instagram.com/p/BTf4UafDHmO/

今日はフライドポテトを選ぶ。いつもの塩味ではなく、キャラメルと塩、という味付けにしてみた。

揚げた芋にキャラメルソースと塩がかけてある。そして、泡立てた生クリームが添えてあった。なるほど美味しい。量もちょうど良いのではないか。
コーヒーにも合う、と思う。
コーヒーといえば、この店のコーヒーは行くたびに味が違う。改良を続けているのかもしれないし、材料や技術が安定していないのかもしれないし、もちろん気のせいという可能性も高い。でも毎回、きちんと美味しいから気にしない。ただ違う、というだけ。

 

 

それ以外は、上述の通り、自室に籠もって、あるいは庭で過ごしていた。昼寝に読書に、鉢植えの世話。ようやく多肉植物を全て外に出せた。そして、庭にいくつか種を蒔くことができた。

明日と明後日は出勤。
実は連休中の出勤は嫌いではない。道は空いているし、職場も人が少なく、仕事も大がかりなものは無い。会議だってほとんど無い。のんびりしていて、いつもこうなら良いのに、と思ってしまう。

それではおやすみなさい。

 

映画と通り雨

特に用事の無い休日ということで、のんびり起きて、そして映画を観に出かけた。
本来は1日に2作品を鑑賞するつもりだった。でもそうするとおそらくは1作の印象が薄れるし(今までの経験だと、最初に観た作品がそれに当たる)、待ち時間等で昼間の半分は時間が潰れるし、まあ急ぐこともあるまいなにしろ連休なのだから余裕余裕、と1作を観るに留めた。

観た作品は「LION 25年目のただいま」。
とても良い作品で、なんだかもうお腹いっぱい、という気分だったことも、1日に1作で済ませてしまった原因。この余韻を大切にしたい、と思いながら映画館を後にした。

映画の感想は、後でどこかに書くつもり。
今日はもう眠いから、日記は長く書けない。 

 

 

STRIDA(ストライダ) 16インチ折りたたみ自転車 シングルスピード アルミフレーム 前後ディスクブレーキ STRIDA LT BRUSH (2015)

そういえば今日は、街を自転車で散策している時に、通り雨に降られたのだった。
というか、「LION」を観たあとに次の映画館に向かっている途中で、ふと気になってスマートフォンで天気図や雨雲レーダー画像をチェックしたところ、ものすごい雷雨が近づいてきていることが判明したのだった。
映画を観ている間に通り過ぎてくれれば良いのだが、やや博打の要素が強い。だから早々に帰ることにしたのだった。
幸いなことに、傘が必要になるほど降る前に車に辿り着くことができた。傘が使えないのが自転車の弱点。もし大雨になったら、自転車はどこかに駐輪して、傘を買って歩いて車に戻るしかない。

 

https://www.instagram.com/p/BTdYrAQj1VJ/

今日のおやつは「MARIATHANK」でチーズタルトを食べた。

甘夏入りのチーズタルトという、珍しい品。なぜか紅茶に合う。酸味とともに、ほろ苦さが素晴らしかった。ベイクドチーズタルトやケーキに特有のチーズ風味に、苦みが合うなんて。大人味でした。

MARIATHANK

 

それから、引き続き「松本市日帰り旅のおすすめスポット」を募集しています。なかなか興味深い情報が届いていて、メモするだけでも楽しいです。もう旅は始まっているのだ。

明日は祝日!

今日から休暇を取っている人が多いのか、通勤の渋滞具合は控えめ、それから職場の駐車場も少しだけ空いていた。
僕はカレンダー通りの休暇となる。泊まりがけの旅はしないから、これで十分。

とりあえず明日の祝日を祝おうと思う。
休日だからめでたいのでは無い。祝日だからめでたいのだ。
本当のことを言うと土曜日では「祝日が無駄になる」と考えてしまうが、しかし昭和天皇を悪く言っても仕方がないし、彼も(どこにいるのかは知らないが)困るだろう。

昨今、何であれ「ぶっちゃけ」るのが良しとされるけれど、もちろん建前を廃しても幸せになれないことも多い。なにしろある個人の価値観で世の中が成り立っているわけではないのだから。感情のための世界でも、世界のための感情でもない。
だから、建前として祝日が善き日ならば、とりあえず祝おうではないか。旗は立てないし、普段通りの土曜日として過ごすけれど。

 

ところで今、子供の頃に読んだ「空色勾玉」の「多くを寿ぐ」という姿勢を、ふと思い出した。
貧しい集落の人達が、本来は相容れない2つの神様(光と不変の側、天津神風のそれと、国津神っぽい側)の、どちらも奉っていて、それは「なにしろ貧しいので、多く寿ぐ」のだと言うのだ。
そういう雑多さは、商業主義のクリスマスやイースター恵方巻きとは、ちょっと違う真摯さを感じる。
なんともたくましい考え方。時々思い出して、見習いたいと思いながら、最初に読んでから数十年が経っている。
フィクションとしての神様、についてはいつか書こうと思っている。

 

空色勾玉 (徳間文庫)

空色勾玉 (徳間文庫)

 

 

では寝る前に、かばん作りを少しだけ。
ようやく、主要パーツを組み合わせ、どういうふうに「かばんのかたち」を作り上げるのか、その最終設計案が決定した。手工芸分野では、珍しい製造フローだと思う。明日から部品作りに入る。手は動かさず頭を使う、そんな手作りも楽しい。

 

クルーザー高校生

今年度になってから、朝に橋ですれ違う高校生集団が気になる。
自転車通学の、まあ普通の高校生である。少し不良っぽいかな、とは思うが、実に無個性。それだけならば、たぶん記憶には残らない。

この人達が、どういうわけか、「荷台に座って」自転車を漕いでいるのだ。
スピードは出ないから、橋という直線路ではどんどん抜かれていく。それに、この橋はとても長く、風も吹き抜けるために、不自然な姿勢では真っ直ぐ走るのすら難しい。ちなみに通常のハンドルは、少し倒して装着してある。手は思いっきり伸びている。

 

なんなのだろうあの高校生達は、と最初はその理由がわからなかった。今日ようやく、ああ彼らのヤンキー・スピリットがそうさせたのだな、と筋道の立つ説明ができるようになった。
誰に話すこともないが、ごく小規模であっても、蒙を啓く感覚が味わえたので良かった。個人的なもやもやが晴れて、こうして世界はまた少し明るくなる。

 

ハーレーダビッドソン アルティメイトチョッパー イージーライダーモデル 1/10 【並行輸入】

説明しよう。
彼らはクルーザー・スタイルのバイクを模しているのだ。
一昔前までは、アメリカンスタイルと呼んだのだったか。チョッパーハンドルと低いシートで、要はアメリカ大陸の長く続く直線を高速で走り抜けるためのデザイン。日本では走り難そうだけれど、愛好家は多いと思う。休日の観光地などに、よくお年寄りの集団を見かける。

何処だったか、やはり不良じみた高校生が、サドルをいちばん下まで下げて乗る風習が(ここ最近になって)生まれた土地について読んだ記憶がある。あれも不便そうだが、本人にとっては格好良いのだろう。そういえば、あの記事の土地も相当な田舎だった。

 

しかし、不良少年少女という、格好付けたい時にできること、が制限されている年齢の頑張りというのは、実に独特の面白みがある。同時に、ちょっとだけ物悲しさも感じてしまう。
僕が子供の頃はアウトドアファッションが流行していて、そして僕はとりあえずバードコールを買ったのだった。買ったはいいが使いどころが見つからず、とりあえず持ち歩いてはみたものの…という、それが僕の若さ故の過ちである。たぶん探せば今もどこかにある、と思う。どんな鳥を呼べるのか、実はわからない。

 

AUDUBON(オーデュボン) バードコール ウッド

AUDUBON(オーデュボン) バードコール ウッド

 

 

STRIDA(ストライダ) 16インチ折りたたみ自転車 シングルスピード アルミフレーム 前後ディスクブレーキ STRIDA LT CREAM

さて彼らの物悲しさは、やはりママチャリである、という点だろう。
せめてあの使われていないサドルは外すべきだ、と自転車趣味おじさんである僕は思うのだが、どうか。
取り外したサドルは、荷台に取り付ければ乗り心地も向上するだろう。
でもまずは外したサドルに変わって、つまりサドルポストと同径の棒を装着し、(可能ならばT型のバーを繋げて)さまざまなアクセサリーを付けたい。ベルやライトや変速機は手元にあると便利だ。サイクルコンピューターまでは、やり過ぎだと思う。
以前はサドルだった場所の前方が空いているはずだ。そこに籠や荷台を移植するのも良いアイデア。学生ならかばんを入れよう。

セミリカンベント・ママチャリとして、大井川の扇状地をクルージングして欲しい。たとえそれが不便でも、かっこいいと思っているのならば良いではないか。交通ルールは守って欲しいが、荷台に座ろうがふらついて携帯電話を落とそうが、僕はかまわない。STRIDA乗りとは、友達になれそうな乗車姿勢でもあるし。

 

映画「下妻物語」

映画「下妻物語」

 

 

 

 

西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

まるで関係無いけれど、梨木香歩さんの大好きな「西の魔女が死んだ」が愛蔵版的な装丁で書店に並んでいた。僕は買わないが、これもまた良いものである。 

西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

 

 

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