携帯電話を職場に忘れた

 

Ascend Mate7 ホワイト

Ascend Mate7 ホワイト

 

 

帰る時にちょっとばたばたして、うっかり携帯電話を忘れてきてしまった。
車に乗った時に、あれもしかして、とは思ったのだ。自動的に車のカーナビ兼音楽プレイヤー的なシステムに繋がるはずだが、その表示が無い。しかし電話が無くても不便は無いし、いちど駐車場に出たあとに職場に戻るには面倒が多いため(敷地は広いし、退社後にまた入るには申請書その他が必要)、まあいいやと帰ってきてしまった。

困るのは明日の朝。
携帯電話のアラームで目覚めるのだ。
そして、そろそろ準備をしよう、家を出る時刻、家を出るタイムリミット、といったいくつかのタイミングで時報を鳴らすように設定していて、もうその合成音声が生活に染みついてしまっている。
アラームは、昔使っていた目覚まし時計で代用できる。
時報は代替手段が無いから、時計をたびたび見る必要があるだろう。

それだけなら、不便なだけだ。
でも今、会社にある携帯電話が、明日の朝はアラームが鳴るだろう。さて、どうやって止まるのだったか。5分か10分鳴ったら止まる気がする。止まれば良いのだが、スヌーズだったら困る。10分後にスヌーズ機能が働いて、また鳴るような気がしてならない。
同じアプリが手元のタブレットに入っていて、特に設定をしていない状態ならば「10分間の鳴動の後に停止」なのだが、そういう部分を自分が変えていそうで、怖い。
時報は鳴りっぱなしということはなくて、時刻を2回発したあとは勝手に黙る(だから設定している。忙しい時間に時計を見る手間を省くための工夫なので)から、安心。

 

帰宅前に、電池残量が残り15%程度だった。
充電して3日目。そろそろ充電する頃合い、だと考えたことは覚えている。夜のうちに電池残量が数%になれば、電話以外の機能は休止するモードに切り替わるはず。電池が完全に切れる可能性もある。
今回に限っては、そのほうが有難い。

ともかく、今日はさっさと寝て、明日は早めに出社する。万が一、職場でアラームが鳴り響いていたら、恥ずかしい。ちなみにアラーム音は、シンプルなベルの音。

 

 書店の新刊コミックス売り場に、最新刊と一緒にひとつ前の巻も置いてあって、しかも最新刊は売り切れ、という状態で、うっかり買いそうになってしまった。
なんとなーく、そういう変なことをする売り場担当者がいそうな感じがあるのだ、この店には。変な客の悪戯とか、誰かのミスではなくて。
これが、うっかり買わせて在庫を1冊減らす戦略だったら、それはそれで面白い試みだとは思う。新刊コミックスコーナーでは止めてほしいけれど。

あげくの果てのカノン 3 (ビッグコミックス)

あげくの果てのカノン 3 (ビッグコミックス)

 

 

 

久しぶりに茶道部でした。

 

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 会社の片隅で行われている茶道部に参加。ずいぶん久しぶり。

すっかり忘れていて恐縮するが、それでも先生は覚えが良いと褒めてくれる。
たぶん旅先で和菓子と抹茶のセットをいつも注文していたからだろう。写真は、先日の三重散策で食べた赤福とお薄。
それ以外に茶道、抹茶文化との接点は無い。

とはいえ、やはり予習はしておきたい。
ざっと書店を見ても、「簡単に初心者向けのお稽古(盆略点前とか)」を写真付きで解説するような本は見つからない。
そうだ、こういう時はYouTubeだ、と検索すると、有るには有るのだが大変に見づらいものばかり。
茶道というのは、道具を平面に展開する事がほとんどなのだが、それを真横から撮ってどうするのだ。やたらぶれているし、画面の半分が人の顔だ。

YouTubeにまともな動画が無いのは、でも仕方がない。
この種の‘道’において、師匠にあたる人ならば、意識してネットの無料動画は避けるだろう。それは単純に商売にならないから、というだけではなくて、責任がとれない状態で情報だけ流すことは誰のためにもならないから。
プロフェッショナルというのはそういうものだと思う。
僕達だって、責任重大な仕事を任されたのに給料が据え置きだったら、それは違うんじゃないかな、と考えるだろう。
タダなら観る、程度の人間は相手にしない、そんな立ち位置でもかまわないのが、芸や習い事の世界では当たり前なのだ。

では寝ます。
茶道部は楽しいけれど、仕事の後のお稽古だから、たとえ数人の参加者でも(今日は3人)、それなりに時間がかかってしまう。特に今日は僕という覚えの悪い新米がいたから、なおさらのこと。
帰りが遅くなるのが難点だ。帰宅は、晩ご飯を食べるには遅すぎる時刻になる。
勤務時間にささっとお茶を点てられたら最高なのだが。仕事も中断できるし、稽古にもなる。

 

LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

 

 

 

 

 

 

 

銃剣道と小松未歩と。

九櫻(クサクラ) 木銃1・7米 GW2

お昼休みに、年若き同僚が「銃剣道が復活するとしても、イケメンに限るよね」と言い出した。いや、若いといってもイケメンなんて言葉をさらっと使うあたり、ひと昔前の若者っぽさが溢れる人なのだが、本人が若者だと信じているのだから若者なのだろう。

ちなみにこの人がイメージする銃剣道というのは、ファイナルファンタジーシリーズ的なものである。
つまりクロムハーツ風の装飾が施された銃に長大な刃物がついていて、それでまず相手を突いて、次に上から、そして横、最後に下側から切りつけて(どういうわけか切れずに吹き飛ぶ)、最後にばーんと銃弾を叩き込んで1セット、という奴だ。おそらく決めぜりふも必要だろう。
確かにクラス全員が並んで学ぶにはふさわしくない。先生だって足りない気がする。
もはや戦後ではない、と思いました。

しかしこういう、少し前まで若者だった人が、今も(自身が属する)若者文化だと思って馬鹿なことをしたり言ったりするのは、見ていて辛いものがある。女性は自身の最盛期の化粧を続けたがる、と何かで読んだが、もうすぐ天に召される年齢なのにものすごいお化粧の老婆を見ると、ちょっと辛い、みたいなものだ。

大きなお世話であるのは自覚している。だから本人には言わない。
でも思うのだ。不勉強で、無礼で、でも基本的に無力な、そんな存在として尊重される時代は過ぎてしまったのだと。残念なことだ。
「大好きな自分を保つために変わり続けていかなければ、あなたの弱さを求める相手しか寄りつかない、これからはさらに」と歌ったのは小松未歩だったか。
もはやどんな曲だったのかも忘れたが、その言葉はよく覚えている。

 

 

 つまり、馬鹿っぷりを“盛る”というのはとてもハイリスクなのだと言いたかったのです。歳を取る毎に、その戦略は使いづらくなる。

 

ヘンな物さし2。

ヘンな物さし2。

 
ヘンな物さし

ヘンな物さし

 

 

 

ふうせんかずらのそだてかた

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https://www.instagram.com/p/BD7z8-0mMdF/

 

https://www.instagram.com/p/BD75c6TmMVc/

ちょうど1年前に訪れた「瀬戸内国際芸術祭」の島々のことを思い出す。というか、Googleに写真を預けているのだが、唐突に、お前は去年の今頃に小豆島や直島を訪れたのだぞ、と教えてくれたのだ。

あまり過去の写真を眺める習慣が無いのだが、この旅に関しては別。見返すと、様々なことを思い出してしまう。本当に良い旅だったし、印象に残るイベントだったし、あの島と土地は大好きになった。

 

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さて、その巡った島のあちこちで、草花の種や多肉植物の葉などを貰ってきたのだった。多肉植物の多くは、移住組だろうか、カフェなどを営む若い人のお店で譲ってもらった。お茶を飲んでいた店で、葉が取れちゃったから良かったら持っていってくれ、と声をかけられたのが発端だった。
種のほうは、生け垣にあるものや、民家のイベント会場で地元の人と雑談をしていて、その時に少しずついただいてきた。

上手い具合にサンプリング用の瓶をいくつか鞄に入れてあったから(薬やビタミン剤の小分け用が余っていたのです)、春と秋、それぞれの旅でかなりの種類が手に入った。
自分から動いたわけではなくて、基本的には相手からの働きかけで得たものなのだが、なんというか、気前の良さが日常の(つまり静岡県中部の田舎町の)平均よりもずいぶん高かった気がする。そういう“とりくみ”を行っていた訳でもないだろうし、“とりくみ”ではないからこそ有り難みも増すというもの。あの非日常は得がたい経験だった。

 

幸い、多肉植物はどれも根付いている。冬を越して、今週から外に出している。

そして今日は、「ふうせんかずら」の種を植える準備をしている。
種は20粒ほど。半分を試してみるつもり。
たぶん茂ればそんなに難しくはない、と予想する。ただ経験が無いから、まずは慎重に。

ふうせんかずら、と言えば学生時代に住んでいた町にいた老人を思い出してしまう。
小学生が夏休みに持ち帰ってきたアサガオ(支柱付きプラ鉢の教材で育てるもの)を引っこ抜き、ふうせんかずらの苗に植え替える、という「頭のおかしいおじいさん」がいたのだった。
新興住宅地のあちこちでそんなことをして、なかにはある程度育ってしまった鉢もあったようだ。新聞にこそ載らなかったものの、学生である僕にまで伝わるくらいのニュースになったのだから、当事者である小学生達には大きなインパクトがあったと思う。
なんとなく怪異の趣きがある。
特に何年か後に言い伝えとして残れば素敵だ。「会った人は必ず死ぬ」とか、尾鰭が付くとさらに良い。
「ふうせんかずらじいさん」、今も存命だろうか。

 

タンブラー キリコ 風船かずら 300ml HG107-26WG

タンブラー キリコ 風船かずら 300ml HG107-26WG

 

 

 

昨日の出来事(雨の三重県)、そして今日の出来事(手創り市とゴースト・イン・ザ・シェル)。

昨日は三重県に遊びに行ったのだった。
ずいぶんのんびりした1日で、県外に出かけた感じがまるでしない。

https://www.instagram.com/p/BSnGWV-DHsH/

 

いつもの「Cafe Snug」でお昼を食べた。
ここの「しみじみごはん」が大好きで、いや定食メニューで大好きというのもおかしいのだが、とにかく信頼していて、何種類かあるランチセットでも迷うことは少ない。ほぼ空腹具合で決まる(少しだけ、の時はスープとパンのセット)。

この日の「しみじみごはん」では、蒸し鶏(鶏ハム?)に添えられたもったりしたソースが素晴らしかった。豆腐を潰して、バジルか何かを混ぜてあるのはわかるのだけれど、それだけではない。山葵かもしれない。

https://www.instagram.com/p/BSnWI10jHHv/

食後にはキャロットケーキも食べた。

これはまあ、別腹というやつである。スパイスが効いていて、なにやら不思議な美味しさ。異国の味。とはいえ人を選ぶような味ではなくて、単純に美味しい。

 

 

https://www.instagram.com/p/BSnVf9_DQfl/

小雨のなか、自転車でSnugの周辺を散策する。

「アクアイグニス」は混雑していた。

ちょうど「ふじっこぱん」が開店する日と時刻だったので、パンをいくつか購入した。
この店の「あおさパン」は僕よりも家族が喜ぶ。天然酵母パンの味に、あおさの香り、少し塩気があって、なかなかお洒落な味わいなのだ。
他のパンも間違い無く美味しい。

fujiccopan.cocolog-nifty.com

パンと言えば、その後に四日市市へ行った時に、「Sido boulangerie」で甘いパンをいくつか買ったのだった。ここは人気のお店で、夕方だと種類が少ない。大好きなカヌレも買うことができた。

 

いつも行く雑貨屋さん、「Novi」では、小さな文具をいくつか購入。最近はこの種の「必需品ではない、あると楽しい品」を買う機会がずいぶん減ってしまった。ほぼNoviだけかもしれない。Noviだからこそ買うものがある、というのが正しいのか。

d.hatena.ne.jp

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帰り道に寄ったSAで、赤福とお薄をいただいたりもした。もう癖になっていて、抹茶を飲む際に、茶道部で学んだ所作が自然に出てしまう。
そして、そういう仕草を店員さんに褒められる。これは赤福だけでなく、香川の庭園でも、金沢の和風喫茶でもそうだった。若いのに感心、といった感じで。でも若くないのですが。

 



さて今日は、静岡市まで行って映画を観てきた。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」。
悪くは無いが特別な何かを得た感じはしない、それが劇場を出た時の印象。
世界中の、というか主にアメリカと中国の「Ghost in the Shell」に魂を奪われたオタク兼映画制作者達が、リスペクトと金と技術を込めて、メジャー指向の攻殻機動隊を作ったらこんな感じになってしまった、という作品。ファンなら喜ぶ小ネタが詰まっているが、ではファンはこれに満足するだろうか、とやや疑問はあるが、それでも十分に面白かった。

 

豪華絢爛、見ていて楽しいけれども、かつての攻殻機動隊(原作本、劇場版からアニメまで)にあった、衒学的な雰囲気がまるで足りない。
なるほど猥雑でサイバーパンクなアジアを描き出すことには、一応は成功している。透けない立体映像が溢れる無国籍シティは見応えがあるし、3分毎に出てくる過去作のリスペクトも嬉しい。みんなニッポンセイヒンが大好きなんだね、と思わせる徹底ぶり。
VFXも抜かりないし、スピード感もある。
しかしあの、原作漫画から延々と受け継がれてきた、「つま先の位置からモブキャラのつぶやきにまで理屈がある」世界と、それをあえて説明しない(観客側に求める)姿勢、そしてなにより個々人の気持ちよりも大きな「その先の世界」への視線が足りない。
イノセンス」の択捉島なんて、あれできちんと士郎正宗サイバーパンクになっていたのだから、やはりそこは頑張って欲しかった。

全体に、過去の作品をばらばらにしたピースで再構築した、普通のハリウッドSFアクションだった。派手なアクションなどを評して「バイオハザード」だと友人は言っていて、なるほど近いかもしれないと僕も思う。

そういえば、ビートたけしが「荒巻課長」として登場していた。彼だけが日本語そのままの台詞。しかし滑舌の悪い棒読みは、ジャパニーズオリエンタリズムとしては正解かもしれないけれど、深慮よりも‘何も考えていない’ように見えて仕方がない。やたら強いし。
ちなみに今回の「少佐」はそれほど強く無い。でも、今までの作品で無理だったアレを開けられるあたり、なんともいえない違和感がある。

これは映画の内容とは直接関係無いのだが、「柳宗理のステンレス・ケトル」が劇中に登場する。そのケトルは、お湯が沸いたらぴーぴー鳴っていたが、もちろん義体が実現する世界だから、その程度の技術的進歩は気にしない。我が家のケトルにも欲しいところ。

 

なんだか辛辣なことを書いてしまった。
しかし観て損をした気にはならない。
ソウルでもスピリットでもなくゴーストが殻に入っている、という物語の中心軸はずれていないし、往年の名場面がハリウッド流の豪華CGになっている点だけでも観る価値がある。
短い時間できちんと娯楽作に仕上げているところは素晴らしいし、単純なストーリーは親切かつ集中を削がない。
映画館でポップコーンを食べながら「攻殻機動隊」を観る未来、そんな時代なのだ。長生きはするものです。

 

というのが映画の感想。

 

 

https://www.instagram.com/p/BSp-l4Qjezu/

あとは今日は、護国神社で「手創り市」に行ったことが特記事項かもしれない。昨日の悪天候のせいか、妙に混んでいた。とはいえ今日だって晴天ではないから、なんだか不穏な感じはしていた。足下はぬかるんでいるし、木々から雨のしずくが落ちる。

僕は小さなものをいくつか購入した。訪れた時期が遅くて食品はほとんど売り切れ。

www.shizuoka-tezukuriichi.com

 

https://www.instagram.com/p/BSpgaqIDm_U/

節制のため、今日はケーキなどは食べていない。

その代わり、MARIATHANKでリッチなミルクティーを飲んだ。生クリームたっぷりの紅茶を、持ち手の無いカップで飲む。気持ちが華やかになる味。美味しかったです。

ameblo.jp

そういえば、先ほどFacebookで教えられたのだけれど、僕はちょうど1年前に「瀬戸内国際芸術祭 春」に参加していたのだった。あれは本当に良いイベントだった。今でも思い出すと、気持ちがきゅんとなる。しかし1年は早い。たぶん365日程度しか無いのだろう。

 

 

三重県へ日帰り散策旅「津と菰野と四日市」#レモンの木

三重県に遊びに行ってきた。
今回はいつにも増して、食べてだらだらするだけの旅ともいえない1日となった。
都会でばりばり働くキャリアウーマンさんが週末に台湾やグアムに行ってエステと美食をがんがん楽しんでつやつやになって帰ってくる、それを田舎のだらだら働くおっさんが車で数時間という範囲で実施しているのだと思っていただきたい。つまり、命の洗濯である。

 

津市へ行くのは久しぶり。
県庁所在地なのに、こぢんまりしている。小雨のせいで、ほとんど自転車には乗れなかったけれど、とにかく街の探検はできた。路地の奥に古くて小さなお寺や神社が散在するあたり、歴史を感じさせる。これが伊勢市に行くと、寺がほとんど無くて、なるほど廃仏毀釈の本場だったのだな、とわかる。街歩きで感じる歴史。

 

その津市のかなり田舎サイドにある喫茶店和洋喫茶 レモンの木」が今回の目的地。土地勘は無いけれど、風景からして車が便利なところ、なのだと思う。バス停はあったが本数は少ない。駐車場完備。

お店は明るくて、木がふんだんに使われていて、かわいい。
ふたりがけのテーブルが3つ、4人用のテーブルが1つ、外にはテラス席。だから、団体では最大4名まで、とされている。店主さん1人で切り盛りしているから、それくらいが目を配れる最大値なのだと思う。

メニューはとても魅力的だ。
フルーツを使ったものが多い。喫茶ということで、コーヒー(懐かしい炭焼珈琲)や紅茶(伊勢紅茶)が楽しめる。
もちろん有名なかき氷もあった。桜の葉をあしらったものが美味しそう。

 

https://www.instagram.com/p/BSm5ActDCZu/

僕はフルーツサンドと紅茶を注文。

フルーツサンドは、生クリームではなくてクリームチーズっぽいものと果物の組み合わせ。さっぱりしていて、とても良い。果物の組み合わせもセンスが感じられる。


https://www.instagram.com/p/BSm4lopDRf6/

 

そしてせっかくだからと、プリンアラモードも注文。
足つきのガラス器に盛られた正統派のプリンアラモード。アイスもプリンも手作り。見ていて嬉しくなってしまうし、もちろん食べても美味しい。

今の時代にわざわざ「喫茶」を名乗るお店らしく、なるほどどこまでも喫茶店である。
そういう店は数多い。例えば菰野町の「真戸運永」は、名古屋の喫茶店から臭みを徹底的に抜いたような上質さがある。
そしてこの「レモンの木」は、喫茶店にあるべき「嬉しい感じ」を底上げしているように、僕には思える。子供の頃、祖父に連れられて、あるいは旅先の観光地で親戚の人達と入った喫茶店で出会った‘特別なもの’を思い出した。テーブルに注文したものが届いて、わあっ、ってなる気持ちというか。
プリンアラモードなんて、その極地(?)ではないだろうか。そういう喫茶店メニューの特性を、現代のセンスと良い材料で高めて提供してくれる。
優れたケーキ屋さんにだって、そういう部分は確かにあるのだけれど、、日常と非日常のバランス、あるいは日常のなかの非日常という意味では、少し違っている。

というわけで、本当に素晴らしいお店でした。
わざわざ県外から訪れる、というのはどうにも違う気がするけれども、三重県観光の折には立ち寄ればきっとこの良さは伝わるはず。高速道路のインターチェンジも近い。

lemolemopop.blog122.fc2.com

 

そしていつもの菰野町
こちらは明日に書きます。なぜならば、もう眠いので。おやすみなさい。迅速に寝ます。

 

三重のスロー食堂―NAGIがセレクトした食事どころ82店 (PASTO NAGI)
 
三重のスロー食堂〈2〉 (PASTONAGI)

三重のスロー食堂〈2〉 (PASTONAGI)

 

 

厚焼き卵のサンドイッチ

半日で仕事を切り上げて帰宅。
特にこれといった用事は無いが、それでも明日は三重県に遊びにいくわけで、少しの余裕が欲しかったのだ。

https://www.instagram.com/p/BSkvCTGDU4r/

 

お昼は「Biscuit king」で買った、厚焼き卵の挟まったサンドイッチ。この店はケーキ屋さんなのだが、昼にはサンドイッチを売る。理由はわからないが、昔からフリーダムなお店ではある。同じ建物に美味しいパン屋さんがあり、そこからパンを仕入れているらしい。

厚焼きの卵焼きを使ったサンドイッチ、最近よく見かけるようになった。Instagramで映えるから、ではないかと僕は思っているのだが、どうだろう。
ともあれ美味しいサンドイッチだった。
パンがさっくりとしていて、まず美味しい。
そこにバターが塗ってあって、厚焼き卵が挟んであるだけなのに、その甘い卵焼きが妙に合うのだ。
寿司屋や仕出し料理屋で出てきそうな卵焼き。おそらくは錯覚だろうが、ケーキ屋だからか、ほんの少しラム酒のようなものを感じる。

前にこの店で買った、鶏のパテか何かを挟んだサンドイッチ、あれも良かった。晴れた日に会社を休んで、公園で桜でも眺めながら食べたら最高の贅沢だろう。
お店で買うサンドイッチには、そういう小さな物語が似合うと思う。


さてそれから何をしていたのか、と言うと、昼寝をして、銀行でお金を下ろして、読書をして、今に至る。有意義なことをほとんどしてないが、これもまた休日。

明日は早い。
三重県の友人に渡すつもりのお土産お菓子が見つからない。早く寝たいのだが。そして、昼に寝てしまったから、早く寝ることができるのか、不安なのだが。

塩味のゆで卵とスニッカーズ・スナックバー

残業。しかもかなり頑張った。

夕食を摂る時間が無くて、たまたま買ってあった(そして放置していた)スニッカーズを1本食べる。これでもう、お腹が減らないのだから大したものである。

240kcal以上はあったと思う。熱量以上に、効能として「空腹感の解消」があるのではないか。
ほのかに気持ち悪さもあって、何かを食べようという気にならなかった。

昔はスニッカーズ程度で満腹にはならなかった。おやつに食べて、きちんと夕食だって楽しんでいた。なんだ、こんなものか、と思ったものだ。
それで全然、太らなかった。いつも健康診断では「やや痩せ気味」の判定。実は甘党なので、それなりに甘いお菓子も楽しんでいたのに。

もしかすると、当時摂取した糖や脂質が、今の自分に“転送”されているのではないか、と思わせる昨今である。
学生時代の自分に送金したくなることがあるけれど(今の1万円と当時の1万円は、有り難みという観点で何倍もの差がある)、そういう時空を超えたやりとりが、少なくとも皮下脂肪には発生している筈だ。最近、甘いものを(自分なりに)控えているのに、体重は変わらない。困ったものである。

 

ところで今日は、そうやってわりと大変かつ突発的な残業をしていたので、リーダーというか仕事を割り振る立場の人が、食べ物をくれた。
ゆで卵。塩味がついている。
たぶんコンビニで買ってきたのだと思う。

美味しかった。
自分でゆで卵を買うことが無いこともあって、全体に染みた塩味も、ちょうどよいゆで加減も、それだけでエンターテインメントである。

でも、なぜゆで卵なのか。
僕は嬉しいけれど、何か釈然としないものがある。遅くまで働く人間の健康を考え、低脂肪高蛋白の食品を選んだのだと思いたい。
単に「自分の好物だから」だったら、ちょっと変だと思う。しかし有難い差し入れではあった。

 

 

では寝ます。
昨日、髪を短くした。乾くのが早い。それだけで切った甲斐があったというものだ。

 

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

 

 

 

600円で髪を切る

マクファーレン ムービーマニアックス3 エドワード・シザーハンズ

残業のつもりが、上司その他の都合で定時に帰宅できることに。
さてどうしよう、と車を走らせながら考える。
そうだ髪が邪魔なのだった、と思い出す。すぐに友人の働く美容室に電話をかけるが、友人はインフルエンザに罹患しお休みだった。

こうなると、髪をぜひとも切りたくなる。
ちょうど道路沿いに格安の床屋があったので、試しに入ってみた。

短時間かつ低料金の、たぶんチェーン店。あまり使ったことがないけれど、普通の美容院や床屋には無い設備があったり、工夫が面白い場所ではある。接客がいまいち、という印象もあるが、黙っていてくれれば僕にとっては合格点である。

 

シザーハンズ (字幕版)
 

 

もうすぐ閉店時間、でもまだ十分に余裕がある、くらいの時刻にお店に入る。数人が待っていて、スタッフは2名、なんだかとても忙しそう。
どうやら早く店を閉めたい様子。
席についた途端、以下の宣言が行われた。

  • 本来は別料金となる洗髪は、頼まれても行わない。なにしろ早く終わらせたいので。
  • もう巨人戦が始まってしまった。早く店を閉めたい。
  • まず「求める髪のかたち」を教えて欲しい。情報共有こそ効率の良い散髪に繋がり、つまりは早く店を閉められるだろうから。
  • とはいえ全領域を徹底的に整える余裕はない。だって、店を閉めたいのだ。
  • 明日また来る、という選択肢もあるのだよ。だって今日は早く店を閉めるつもりだから。

他にも何か言っていた気がするが、全体としてはひとつのメッセージを伝えたかったのだと思う。シンプルだ。

そりゃあ大変、と協力することに。状況的に、協力せざるを得ない。
前髪を短めに、とだけ伝える。あとは整える程度。テーマは選択と集中

びっくりするくらいに雑というか手早い散髪だった。
台湾を旅した時に、半ば冒険のつもりで街頭の青空散髪を試したが、それよりもスピード感に溢れていた。
まるでチェーンソーで彫刻を作るようなバリカンさばき。「刈り上げにしない」と伝えていて、確かに刈り上げにはしていないが、もみあげから前髪まで「切削ツール」的な手さばきで頭髪を減らしていく。
前髪の切る速度も凄い。シザーハンズからテクニカルな要素を減らしたような“作業”だった。
結果として左手で描いたスポック船長みたいになってしまったけれど(さきほど自分で修正した。なかなか難しい)、どうせ数日経てば不自然さも消えるだろう。お洒落ではない、という属性にも利点はあるのだ。

ちなみに確かに髪は洗わなかった。
ブロアーみたいな設備と排気ダクト的な管で髪を回収し、さらにダイソンの掃除機みたいな別の器具でもう1回吸い取って終わり。

さて、そんな雑な散髪、10分程度の作業で、料金は600円だった。
さすがに安い。もともと正規料金が安いのに、ずいぶん値引きしている。
こういう店で、そんなことをして大丈夫なのかと思ってしまうけれど、とにかく人生で最も雑な(そして早い)散髪としては、納得の価格である。得をした、とさえ思える。

 

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

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まあ、近々きちんと美容院や床屋に行かないと駄目な気もするが、さっぱりしたから良しとする。
普段は土日のどちらかを使うから、平日の夕食前に済ませられただけ良かった。
髪がちくちくするから、今からお風呂に入ります。そして寝る。おやすみなさい。

 

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