疲れはそれほど。

今回の金沢旅行は、移動距離と時間の割合が大きかっただけに、身体的な疲れは少なかった。移動といっても、要は座っていただけだ。さらに、夜の早い時刻には帰ってきたうえ、荷物だって本当に少なかった。

だから仕事をしていても、ただの月曜日という感じで、なんだか拍子抜けしてしまった。

普段ならば、日曜日まで旅行をしていて、その次の日に休みをとらずにいると、何かしらの不調を感じる。病気とまではいかないまでも、金曜日までが思いやられる状況となる。

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https://www.instagram.com/p/BRQZp9Mjmto/

 

身体に良さそうなものを食べ、ゆっくりお風呂に入り、そして早く寝て、朝に少しだけ荷物を片付ける。なんとなく龍角散のど飴なども舐めてみる。
そんな身体に気を遣った月曜日はしかし、各種トラブル(自分には関係の無い機械故障や労働災害)が頻発したおかげで、ペンディングやら待機やら、ここ数年でまれに見る「仕事が止まる日」となり、なんだか得なのか損なのかわからない。

静かに過ごし、少しだけ残業をして帰宅。
油断大敵。暴飲暴食の旅だったのだ。今週は自重と節制がテーマだ。

それにしても美味しいものの多い街だったなあ、金沢。
少しは自分用にも和菓子などを買ってきた。これから少しずつ食べるつもり。あちらこちらの和菓子屋について、「本店」を巡って買い歩き、その後に駅の専門店街でほぼ全ての支店に遭遇したのにはびっくりしたけれど。でも本店の雰囲気も楽しめたから、これはこれで良しとしたい。

 

水族館については、また後日。たぶん、書くだろう。

 

妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館

妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館

 
新建築2014年11月別冊 ジャパン・アーキテクツ1945-2010

新建築2014年11月別冊 ジャパン・アーキテクツ1945-2010

 

 

かえりみち

金沢旅行二日目。

朝から「のとじま水族館」へ行ってきた。ここがもう、地の果てじみて遠く、そして距離よりも乗り継ぎの不便さが酷くて、移動に時間がかかる。公共交通機関を使った一泊旅行の二日目にはふさわしくない気がする。

 

でも頑張った。なんと昼には帰路につく必要があったのだか、その制限のなか存分に楽しめた。

設備の多くは古く、加えてセンスが(徹底的に)古臭い水族館だった。でも僕は好きだ。魚影は濃く、いかにも日本海という魚も多い。

 


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そう、日本海。たぶん僕は、きちんと日本海を見たのは初めて。登山の時に遠くに見えた記憶はある。北海道で見た海は日本海の筈だけれど、なんとなく“らしく”無い。

で、あの映画会社のタイトル映像のような激しい波と岩を期待したのだが、能登周辺の海はとても静かで、なんだか予想と違ったのだった。

 
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水族館では写真を沢山撮った。が、カメラ不調につきデータをアップロードするのは帰宅してからとなる。

 

今は愛知県を(新幹線に乗って)東進中。基本的に予定通りの旅だが、今日はとにかく食事が貧しい。乗り換え乗り継ぎの待ち時間はやたらとあるのに、その駅周辺が本当に寂れていて、気の利いたものを探しても何も見つからない。昨日の金沢市街とは雲泥の差だ。特に七尾駅が辛かった。もう少しでミスタードーナツを買いそうだった。それは旅行ポリシーに反する行為だ。せめてスーパーマーケットでもあれば良かったのだが。

 

というわけで写真は明日以降に。こうして移動中に日記を書くのは、つまり帰宅後に素早く寝るため。疲労はほどほど、でも睡眠は不足気味。

 

 

 

2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)

2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)

 

 

 

良い旅でした。この日記のコメント欄、その他SNSでの助言が本当に有り難かったです。残念ながら全ての「おすすめスポット」に行けた訳では無いですが、それでも心強さと、ガイドブックには決して無い感覚は、嬉しいものです。ありがとうございました。

金沢の夜

金沢旅行1日目。

もともと金沢21世紀美術館の展示を見たくて計画した旅だった。その美術館は、端的に言って最高だった。

https://www.instagram.com/p/BRM5Rf_j2Lz/

到着。ついに来てしまった金沢21世紀美術館。

https://www.instagram.com/p/BRM63yXDu8j/

良い椅子のある美術館は良い美術館。

これぞ文化施設、という建物と展示。なにしろ有名な観光地でもあるから、酔っぱらっているのかうるさく学芸員さんに話しかけるおじさんツアー客(もちろん女性学芸員だけが対象なのです、こういう人は…)もいたけれど、基本的にアートに詳しそうな人も、物見遊山な人も、好き勝手に楽しめていて、すごく良い。周辺の公園や街も明るく緑が多く、いいなあ金沢市民、豊かだなあ、とずっと思っていた。

https://www.instagram.com/p/BRNLztuDFzh/

 

https://www.instagram.com/p/BRNQcPDjsxS/

 

金沢、コンパクトな街だった。時間があればすべて歩いて観光できそう。バスの本数が多く観光向けに整備されていたから今回はフリーパスでバスを使ったけれど、自転車を持ってくれば良かった。たぶん暖かい季節にもう一度訪れるから、そのときは折りたたみ自転車で街を巡りたい。

 

そして食べてばかりの旅でもあった。

早めの昼ご飯にお寿司。市場ではやたらとノドグロを推薦していて、いちおう名物なのかとノドグロをメインに据えた寿司セットを注文。ノドグロよりも、ほかの地の魚や貝のほうが気に入った。食べ終える頃には滅茶苦茶な行列ができていて、観光地というのは恐ろしい。

スケジュール上、他に機会が無いので、金沢カレーも食べてしまう。うまい具合にSサイズがあるお店だった。金沢カレー、なんだか自分で頑張って作ったカレーに似ている。いろいろ工夫すると到達しそうな味。でも、薄いトンカツが妙に合っていた。面白い食べ物だった。


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それから美術館の後は、サンニコラなるケーキとチョコレートのお店で、やたらと美味しいムースを楽しみ、しかし周辺はどうにも和の雰囲気だったため別の店で麩ぜんざいを食べたりもした。大名屋敷街、歩いていて飽きない。うっかりカメラを宿に置いてきたが、実に写真映えしそうな土地。水路と坂がある古い町は大好きだ。土塀も美しい。

 
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夜ごはんは駅ビルにある有名店「黒百合」で。たぶん混むだろうと速い時刻に入店したら、地元のお年寄りばかりだった。

そのなかの一人に話しかけられ、どういうわけか気に入られてしまった。言っていることの半分以上が解らなかったけれど(訛りも酔いもすごかった)、しかも僕を学生だと勘違いしていたけれど、あれを食べろこれを試せと、実に多種多様な料理を楽しむことができたから、けれはこれで旅の醍醐味といえる。特にジブ煮がお気に入り。

その対価なのだろうか、満腹と疲労でなにもする気が起きず、早々に宿に帰ってきてしまった。

風呂も入った。コンディションを整えるありとあらゆる事を済ませ、今は金沢TVの「アナと雪の女王」を観ている。既に眠くなってきた。


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というわけで寝ます。アナ雪、展開が早い。確かにこういう映画だった。

 

 

旅の前日

明日からの旅、といっても1泊のお手軽な行動範囲限定版の金沢旅行だが、とにかく準備が完了した。もう寝る。
なにしろ日の出前には起床しなければならない。

朝食の準備も済ませてある。お手軽に野菜ジュースと青汁、ビタミン剤を一揃い。ヨーグルトも、時間があったら食べるかもしれない。
それだけでは寂しいから、ボクゥボクゥでパンも買ってきた。チョコレートが入ったクロワッサン。名前はど忘れした。

今回の旅、まるで時間の余裕が無い。
特に2日目は、地の果ての水族館に行くつもりで、そこから静岡に帰るには、昼にはもう電車に乗る必要がある。これなら月曜日に有休あるいは半休を取っておけば良かった、と後悔するも、来週は「ことさら忙しくなるし、人の余裕もまるで無い」と宣言されたので、なかなか休みづらいものがある。無理はしないが、なんだかばたばたしている。

では本当に寝ます。
その前に、と何かを始めると碌な事が無いため、もうパソコン(iMac)はシャットダウン。何かを忘れた気がするけれど、今回の旅はなにしろ金沢である。泊まるのだって駅前だ。以前の北海道旅行で札幌に泊まった時がそうだったように、自宅よりも便利な土地ということで、きっと何かあっても大丈夫。
良い旅になりますように。

 

あした、金沢へ行く

あした、金沢へ行く

 
ブラタモリ (1) 長崎 金沢 鎌倉

ブラタモリ (1) 長崎 金沢 鎌倉

 

 

ガソリンに火をつけろ

トミカリミテッドヴィンテージ TLV-68a スバルサンバーポンプ消防車 (岡部町消防団第六分団)

暗くなってから帰宅。
小雨のなか、消防車が「火災予防運動」のためにゆっくり巡回していた。「乾燥しているので云々」とスピーカーから聞こえる。

なんだか勿体ないな、と思ってしまう。
無駄が多い。

わざわざ消防車なんて燃費の悪い乗り物で街を走らなくてもいいのに。広報や連絡に使う車くらい、消防署にあるし、市役所から借りてもいい。
それにそもそも、今日は別に乾燥していない。
さらに言うと、かんかーんと鐘を鳴らしたあとに、あるいは拍子木のあとに、「マッチ1本火事のもと」と唱えていたが(いや、もちろん録音を再生しているのだが)、今時マッチというのも、共感を呼びにくいだろう。

たまに思うのだが、あの消防車の巡回は、効果があるのだろうか。
あれを聞いて、よし裸火を消そう、なんて思う人がどれだけいるのか。消防意識を高め、最終的に火災発生率を減らす効果が無いのならば、潔く止めればいいのに。

 

素晴らしきラジオ体操 (草思社文庫)
 

 

勿体ない、といえば帰宅前に寄ったコンビニエンスストアで、今時珍しい、駐車時にエンジンを止めない車に遭遇したのだった。
僕は知らなかったのだが、そういう車の客には、お店の人が注意をする。「エンジンがかけたままです、止めてください」と声をかけていた。駐車場の注意書きにもそういう事は書いてあるし、立派な行動だと思う。
でももちろん、今の時代にわざわざエンジンをかけっぱなしにする人が、そんな店員の声に従うわけがない。20代の若者だったが、発想は完全に昭和のヤンキーである。
「俺の車で俺のガソリンだから、俺の勝手だろう」みたいな事を言って立ち読みを続ける。ガソリン代だけの問題と捉えているのだとしたら、なかなか凄い世界観だと思うが、たぶん単純な反抗心だろう。
それを聞いていた隣の彼女らしき人が、うっとりと彼を見つめて、頷いていた。こうやって地球は温暖化し、石油資源は枯渇し、紛争と戦争で地球は疲弊するのだな、と思わせる光景だった。
しかしガソリンを浪費するリッチ・ピープルが、コンビニの漫画コーナーで立ち読みをする、というのは如何なものか。いや、ガソリンのほうが安価なのだが、それでも歪だと思う。

 

フランスの素朴な地方菓子 ~長く愛されてきたお菓子118のストーリー~

フランスの素朴な地方菓子 ~長く愛されてきたお菓子118のストーリー~

 

 

では、旅の支度をして、それからお風呂に入って、髪が乾いたら寝ます。とにかく眠いので。深く静かに、睡眠したい。

今から情報収集

週末の金沢旅行について、今になって情報を集めている。
少し前に家族が行っていて、だからパンフレットや簡単な交通案内は手元にあるし、もちろん“乗り換え案内”や“GoogleMap”といったサイトも充実しているから、情報そのものは十分にある。
でも、荷物は減らしたいし、旅先で情報を読み取るのにも苦労したくないから、これらをまとめなければならない。
今回は(瀬戸内国際芸術祭とは違って)交通経路そのものは単純。だからGoogleMapの「マイマップ」機能は使わない。
Microsoftの「OneNote」に集約していこうと思う。

金沢おさんぽマップ てのひらサイズ (ブルーガイド・ムック)

それにしても情報が足りない気がしてしまい、ついうっかり、ガイドブックを買ってしまった。
安くて軽い、それだけで選択したのは「金沢おさんぽマップ」の「てのひらサイズ」版。富山とか福井といった、今回は不要なページはどうしよう?切って捨てようか。
こういう町歩きマップの本は、最初は京都版が出たのだったと記憶している。あれはわりと便利だった。旅に出ると、まず地図が必要であって、モデルコースとかおすすめエリアなんてものは邪魔でしかないのだから。
それにくらべると、この「金沢おさんぽマップ」は、普通のガイドブックに近い。でもようやくというか一応というか、いかにも観光な情報が手に入ったので、630円は無駄じゃない。

 

 

さてお風呂に入る。
ここ数日、やや夜更かし気味なのだ。
そして髪が乾くまでの間に旅の情報を収集し、明日の早朝にまとめる。「朝早く起きてがんばる」という選択。嫌な予感がするが、なにしろ今、眠いのです。

おでんに豚足とヨモギを入れてみたり、唐辛子を入れてみたり。

今夜の夕食がおでんという事は、昨日からわかっていた。
帰宅時に豚足を購入する。真空パック入りのもの。
家に到着したら、庭からヨモギを摘む。ちょうど先週から、若い芽が伸び始めた。

一部を小鍋に取り分けて、豚足を入れて煮る。わざわざ分けるのは、家族が好まないから。というか、おでんという定番のものに、馴染みの無い変化をつけるのを好まない。
豚足は20分ほどで柔らかくなる。本当はできる限り長く煮るほうが良いが(出汁が素晴らしい)、とにかく食べることは可能になる。ちなみに酢味噌は使わない。

洗ったヨモギは、さっと煮るだけ。レタスも千切って投入。

沖縄風のおでんの完成。
豚足とヨモギだけで、味がまるで違う。
元になった我が家のおでんは、上品というか物足りないというか、澄んだ汁と、多めの大根とこんにゃく、保守的かつ貧相な練り製品が浮く、僕としてはあまり嬉しくない味なのだ。
それが、この“やや異国”になるのは素晴らしい。

しかしヨモギの風味が強い。今の季節ならまだ口当たりも香りも優しいが、あと数ヶ月したら、食べるのも難しいかもしれない。

孤独のグルメ2

もうひとつ、これは簡単。普通のおでんに、唐辛子の粉を入れてみた。「孤独のグルメ 2巻」に載っていた、「カラシ入りのおでん」の再現。
そういえば、この話に出てくる店は、静岡市内の「おでん横丁」だった。一度食べに行きたいものだが、なにしろお酒を飲まないので、なかなか行く機会が無い。
唐辛子は、一味を使ってみた。温かい蕎麦にたくさん唐辛子を振り入れる人がいるが、あれくらいの量よりも、少し少なめを目指す。
ほんのり辛い。が、これが確かに美味しい。
漫画の通り、「暖まる」感じがする。
なぜか、それぞれの具材の違いが、いつもより際立つ気がする。特に練り製品が美味しくなるようだ。
たぶん七味唐辛子でも良いのではないか。個人的には、辛子よりも好きかもしれない。

 

 

孤独のグルメ 【新装版】

孤独のグルメ 【新装版】

 
孤独のグルメ2

孤独のグルメ2

 
孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

 
孤独のグルメ 巡礼ガイド2 (扶桑社ムック)

孤独のグルメ 巡礼ガイド2 (扶桑社ムック)

 

 

 

ストール購入

仕事帰りにストールを購入した。
麻と綿の混紡。とても軽い。色は明るいグレー。写真は撮らない。

マフラーやネックウォーマーは持っている。最近の陽気だと、少し暑い時があるし、もこもこして服に合わせにくい時もある。ストールはたくさん巻けば軽量簡易型マフラーとして使えるのではないか、と考えたのだ。

 

mont-bell (モンベル) シャミース マフラー

とはいえ、もともと軽いマフラーも持っていたのだった。
というか、この冬は専らこれを活用している。モンベルの安くて軽いもの。見た感じはただのフリースだけれど、かなり軽量に作られている。糸が違うらしい。
静岡県中部の海沿いでは、これで十分に暖かい。自転車に乗る時も便利。最近の買い物のなかでは、かなり満足しているもののひとつ。

 

 

ストールは、もう少しナチュラルっぽいというか、通勤と自転車遊び以外でも使えるものを、という目論見もある。

しかしストール、長い。布の寸法としては180cm×70cmと書いてある。広げればタオルケットになるではないか、と広げてみたら、薄くて広大なガーゼが誕生してしまった。でも畳めば元通り。

 

インテリア雑貨 オシャレ ガーデニング 雑貨 ジョウロ/C

ナチュラルっぽい、といえば友人夫妻がナチュラル・ガーデニングを指向していて(庭のある家に引っ越したので)、春に向けて着々と準備をしているのだが、さてブリキはナチュラルなのかと疑い、悩み、議論が始まってしまい、見ていてとても楽しい。
無塗装のブリキやトタンは果たして自然(っぽい)のか。ビギナーに立ちはだかる最初の壁、だと思う。
僕は多肉植物の寄せ植えが空き缶に植えてあると、ターミネーター・シリーズの「砂漠で“ジャッジメント・デイ”に備え自給自足生活をしているサバイバリストの皆さん」を思い出してしまう。そんな場面あっただろうか、たぶん無いだろう。
とにかくブリキ問題に関しては、僕は口を出さない。彼らの庭、なのだから。ただ静かに、観察を続けていこうと考えている。

 

ジュエリープランツのおしゃれ寄せ植え 多肉植物の身近な楽しみ方

ジュエリープランツのおしゃれ寄せ植え 多肉植物の身近な楽しみ方

 

 

ラムレーズンのサンドイッチ

今日もALLEE RESTAURANTでお昼を食べてきた。
午後に映画を観るつもりで静岡市に行き、まずは食事とサンドイッチを食べたのだった。

https://www.instagram.com/p/BQ9afQVDYZR/

 

今日はラムレーズンとクリームチーズバゲット・サンドイッチ。
ラムレーズンもクリームチーズも好物だ。期待して待っていたら、出てきたサンドイッチには紫色の葉っぱが挟まっていた(もちろんラムレーズンもクリームチーズもたっぷり挟まっていた)。

これは、トレビスという奴だろうか。ちょっと苦い、キャベツの仲間に見えるが違う葉野菜。
実はチコリーとかエンダイブとか、この辺りの野菜は区別できていない。生活に不具合は無いから放置しているし、おそらくは混同もあるのではないか。「いわゆるお洒落な野菜」で、今のところ問題はない。

ともあれ甘いサンドイッチに野菜である。
面白い。どんな感じだろう、と囓ってみると、とても美味しい。
それほど強い味や風味があるわけではない。ほぼラムレーズンとクリームチーズのサンドイッチ。でもきっと、何かが違う。
上手く説明できないけれど、海外旅行で出会いそうな美味しさだとは思った。

こういう体験は、自宅ではできない。
自炊の際の工夫や冒険とは、ちょっと違う逸脱。サンドイッチひとつで、とても楽しい体験になった。

 



映画は「アイヒマンを追え!」を観た。
観て良かった。
最初から最後まで、不機嫌な老検事長(咳き込みながら煙草を吸い続ける)を眺め続ける、夢も希望も無い作品。華も無い。
でも観て良かったです。戦後、というものに思いを馳せる夜となった。

 

 

なんとなく、今からラムレーズンを仕込もうと思う。
材料は買ってきた。
安いラム酒、オイルレスのレーズン、少しの黒糖。
黒糖は風味を足すため。レーズンは油を使っていないもののほうが、前処理が楽。さっとお湯洗いするだけ。ラム酒は、褐色ならば何でもかまわない、というかよく知らない。たぶん良いものは素晴らしいのだろうが、僕はお酒に詳しくない。
とにかく作り、来週あたりに楽しもうと思う。

 

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